第30回(1983年) 〜 第39回(1987年)

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第39回 「冒険者たち(ガンバと7匹のなかま)」 1987年7月 (昭和62年)

 ガンバというドブネズミと仲間たちの冒険行の中に、愛・友情・勇気をうたう。原作は、83年度野間児童文芸賞を受賞した斎藤惇夫。TVシリーズ「ガンバの冒険」(75年)の劇場版。作画監督・椛島義夫、美術監督・小林七郎、音楽・山下毅雄による心あたたまるアニメ映画。声の出演は野沢雅子、水城蘭子、内海賢二、島田彰など。
第38回 「Never Ending Story」 1986年12月(昭和61年)

 いじめられっ子のバスティアンは、ある日、古本屋で一冊の本“ネバー・エンディング・ストーリー”に出会う。彼は本を読み進むうちに、不思議な現象にとらわれる。本の中で起こっていることが、実際に起こっているように感覚を感じるのだ。
「わんぱくナージャの龍王退治」

監督 : 王樹枕 厳定憲 徐景達 、脚本 : 王往
撮影 : 段孝萱 蒋友毅 金志成 、美術 : 張亭
作画 : 林文肖 常光希 、制作 : 上海美術電影製片厰 (上海美術映画)
'80カンヌ国際映画祭正式出品作品、1979年 中国

 海が割れ、四頭の竜王が天を駆ける!さあ!わんぱくナージャの大あばれ!蓮の花から生まれた不思議な子ナージャが悪い竜王と対決!冒険いっぱいの超大作!!
特別例会   「はだしのゲン2」 1986年8月

中沢啓治の代表作『はだしのゲン』の劇場アニメ化、第二弾。終戦から3年。小学4年生になったゲンは、妹の友子、戦災孤児で弟分の隆太たちとともに母親を助けて懸命に生きていた。
第37回 「銀河鉄道の夜」 1986年7月 (昭和61年)

ジョバンニは放課後、文選工の仕事をしている。彼の唯一の友達はカンパネルラだが、最近はあまり口を聞かなくなっている。星祭りの夜、ジョバンニは病気の母親に牛乳をとりに行くため、一人町はずれを歩いていた。
宮沢賢治の代表作を、監督・杉井ギザブローさん、キャラデザインはかの猫人間世界を描いた「アタゴオル」シリーズで有名なマンガ家ますむら ひろし先生、そして音楽は細野 晴臣先生という豪華制作人を配した渾身の作。
特別例会   「風の谷のナウシカ」 1986年1月

自然を愛し、虫と語る風の谷の少女が、たったひとりで未来の地球を酷い争いから救う姿を描く。アニメ雑誌「アニメージュ」に連載された宮崎駿原作の同名漫画のアニメ化で、脚本、監督も「ルパン三世 カリオストロの城」の宮崎駿が担当。
第36回 「ミュージカルファンタジー ジャックと豆の木」 1985年12月(昭和60年)

イギリスの民話「ジャックと豆の木」を動画化したミュージカル・ファンタジー。スタッフは「クレオパトラ」など、元虫プロで活躍していた人々で、杉井ギサブローが監督。
監督:杉井ギサブロー
音楽:三木たかし/井上忠夫/都倉俊一/阿久悠(歌詞)
声の出演:市村正親/山本リンダ/悠木千帆(樹木希林)/西村晃/左とん平
特別例会   「白い町ヒロシマ」 1985年8月

山田典吾監督=現代ぷろだくしょんが、「はだしのゲン」シリーズに引き続き“原爆"をテーマにしたもの。学童疎開中に広島の原爆で母と姉、弟を失った体験をつづった主婦、木村靖子の同名小説を、新藤兼人が脚色。平和を破壊する戦争への怒りを、親兄弟を失った子供たちに、愛と豊かな心を持たせようとする教師を通して描く。出演は山口崇、菊崎志保、乙羽信子、橋本功など。スチールは中山章。
第35回 「セロ弾きのゴーシュ」「とび魚の坊やは病気です」 1985年7月 (昭和60年)

ヘタなセロ弾きのゴーシュが腕をみがき、人間的にも成長する姿を描く宮澤賢治原作のアニメーション。大藤賞受賞作品。監督は「じゃりン子チエ」の高畑勲、キャラクターデザイン・原画は「未来少年コナン」の才田俊次、美術は「銀河鉄道999」の椋尾篁がそれぞれ担当。

まるで、空が大火事のような真っ赤な夕焼け、海の水がぐらりと揺れる恐ろしい音がしました。
その後、雪のように降りつづける、白いふわふわな粉。
トビウオ坊やは、面白がって、その白い粉の上を飛んで歩きました。
原作:いぬいとみこ、監督:宮崎一哉・板谷紀之、製作:山口逸郎、プロデューサー:伊藤叡・林大三郎、企画:山口逸郎、19分
第34回 「ボクのおやじとぼく」 1985年4月 (昭和60年)

植木職人であるおやじの夢は自分の家を建てること。仕事と酒とカラオケが大好きなおやじを、達男は誰よりも尊敬し憧れているが、経済的な事情からか、姉・葉子は親類の家に預けられている。ある日偶然、達男と葉子は、「小判の入ったかめ」と勘違いして、「山城家の宝物」を発見してしまうのだが・・・。
90分・35ミリ 監督 中原俊 出演 夏八木勲(アジア映画祭男優賞受賞) 東山明美 三條美紀)
第33回 「ユニコ 魔法の島へ」 1985年1月 (昭和60年)

生き人形にされた人間や動物を救うため、愛と勇気で魔法使いと戦うユニコの姿を描く。一昨年、公開された「ユニコ」の第二弾。前作同様、手塚治虫原作のアニメ化で、脚本、監督は村野守美が担当。主題歌は、白鳥英美子(「ドレミファ・ララバイ」)。
名作劇場   「北極のムーシカ、ミーシカ」 1984年12月

厳しい北極の自然を舞台に、双児の子熊が母親の手を離れ、成長していく姿を描くアニメーション。国際アンデルセン佳作賞を受賞したいぬいとみこの同名の原作をもとに、脚本は「黄金の犬」の加藤盟、監督はの勝井千賀雄、撮影は吉坂研一がそれぞれ担当。
第32回 「11ぴきのねこ」「おこりじぞう」 1984年7月 (昭和59年)

11ぴきの猫たちが、夢を求めて、冒険の旅に出て、自由、愛、仲間、やさしさ、協力など11のテーマに自分たちの力で立ち向っていく姿を描く。漫画家馬場のぼる原作。第15回サンケイ児童出版文化賞を受賞した同名の絵本のアニメーション化。脚色は鈴木良武、演出は藤本四郎、撮影は森山一。

昭和20年8月6日。その朝、6歳の誕生日を迎えた女子ひろちゃんは、いつものように近所の「笑い地蔵」のところに遊びに行った。だが午前8時15分…
第31回 「親子ねずみの不思議な旅」 1984年1月 (昭和59年)

ネジまきでしか動けない不自由な身の上の父子ねずみが、肉親のあたたかさを求めて旅に出る姿を描く、ラッセル・ホウバン原作の映画化。オリジナル脚本はキャロル・モンピエ、日本語版脚本は「愛のファミリー」の辻信太郎と額田やえ子、監督はフレッド・ウォルフとチャールズ・スウェンソン、撮影はウォーリー・バロックがそれぞれ担当。同時上映は「チリンの鈴」。
第30回 「対馬丸 さようなら沖縄」 1983年7月 (昭和58年)

 「対馬丸遭難事件」は1661人の乗客のうち、生存者わずか156人という惨事です。 犠牲者は罪もない学童や幼い子、一般人ばかりという、他に類を見ない悲劇でしたが、 戦後まで知らされませんでした。沖縄は太平洋戦争で唯一地上戦が繰り広げられ、 多くの市民が犠牲になったところで、人々は「疎開に行くも地獄、残るも地獄」という 窮地に立たされていたのです。

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