第50回(1992年) 〜 第59回(1997年)

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第59回 「賢治のトランク」 1997年1月 (平成 9年)
 「氷河ねずみの毛皮」「猫の事務所」「双子の星」

総監督:四分一節子、演出:棚橋一徳
音楽:菅野由弘、声の出演:新沼謙治
長い演奏旅行から家に戻ったセロ弾きのゴーシュ。しかしゴーシュは停車場でトランクを取り違えてしまい、子どもたちへのおみやげが入っているはずのトランクの中には、たくさんの「お話」が入っていた。子どもたちにせがまれたゴーシュは、しかたなしにお話を読み始めていく…。
第58回 「チョッちゃん物語」 1996年7月 (平成 8年)

黒柳徹子さんの母親、黒柳朝さんの自伝「チョッちゃんが行くわよ」のアニメ版。NHKの朝ドラでは「チョッちゃん」。

 彼女の名前は「チョッちゃん」。父の反対を押し切って、オーケストラの一員で黒柳守綱さんと結婚。
家事も苦手で、おまけに貧乏でしたが、「徹子(トットちゃん)」や「明児」「紀明」も生まれ、チョッちゃん達5人は幸せいっぱい。
しかし時は昭和16年・・・
第57回 「とつぜん!ネコの国 バニパルウィット」 1996年1月 (平成 8年)

なかむらたかし監督 アニメーション 1時間17分
小学5年生のトリヤスの愛犬パパドールがネコの国で大暴れ!トリヤスと妹のミーコちゃんは、パパドールを鎮めるためネコの国に。パパドールは、わがままなお姫様に操られていた・・・
第56回 「5等になりたい」  1995年7月 (平成 7年)

監督 加藤盟 、出演(声) 御手洗リカ (花内律子(声)) 、檀ふみ (田中先生(声))
野口五郎 (石橋先生(声)) 、紗ゆり (花内英子(声)) 、田原アルノ (花内徹(声))
 小さい頃の病気がもとで、小学校に入っても皆と同じように歩くことができない3年生の律子は、かけっこで5等になる決意をする。しかし、運動会が近づいたある日、「律子ちゃんがいたらリレーで負けちゃうよぉ」という声を聞いた律子は、出場をとりやめようとする…。人としての本当のやさしさ、強さとは何かを問い掛ける長編アニメーション映画。
第55回 「平成狸合戦ぽんぽこ」 1995年1月 (平成 7年)
正式タイトル総天然色漫画映画 平成狸合戦ぽんぽこ

開発が進む多摩ニュータウン(多摩市)を舞台に、その一帯の狸が化学(ばけがく)を駆使して人間に対し抵抗を試みる様子を描く作品。スタジオジブリ初のCG使用作品
原作・監督・脚本は高畑勲。
第54回 「グスコーブドリの伝記」 1994年7月 (平成 6年)

監督・脚本 - 中村隆太郎、作画監督・キャラクターデザイン - 鈴木信一
原作・宮沢賢治

 ブドリが27才の時、冷害が再発する。その解決法として、ブドリは火山を人工的に爆発させ、大量の二酸化炭素を放出して、温室効果で暖めることを提案する。しかし、その計画では、誰か一人が最後まで火山に残る必要があった
第53回 「オバケちゃん」 1994年1月 (平成 6年)

児童文学の大家・松谷みよ子の原作をもとにした、楽しさいっぱいのファンタジー。不思議な森に棲むオバケちゃんたちの活躍を通じて、身近な自然環境を守ることの大切さを訴えます。
監督:加藤盟、製作:野原嘉一郎/島田開
原作:松谷みよ子、脚本:若林一郎
第52回 「カッパの三平」 1993年7月 (平成 5年)

原作:水木しげる『河童の三平』
監督:平田敏夫 、主題歌:ダ・カーポ『生きてるよ』

山あいの村で大らかに育った少年・三平が、ひょんなことから水底の世界に迷い込みカッパに捕まえられてしまうが…
第51回 「チスト みどりのおやゆび」 1993年1月 (平成 5年)

ぼくね、とってもふしぎな力を見つけたんだ
刑務所で、病室で、戦場で、チストはその"力"を示したのです

総監督 三浦朱門、監督 丹野雄二
キャスト:チスト 山瀬まみ、 ムスタッシュ 大滝秀治、 ペール 山本圭
第50回 「ぞう列車がやってきた」 1992年7月 (平成 4年)

 戦争から象を守り抜き、平和の象徴として「ぞう列車」を走らすまでを描く、小出隆司原作のアニメ映画化。監督・脚本は「バッテンロボ丸 お化けを飼う少女」の加藤盟。作画監督は「伊勢湾台風物語」の北崎正浩が担当。
 5歳のポッポちゃんのお父さんは、名古屋の東山動物園の園長で、毎日5年生のサブちゃんと園内を回るのを楽しみにしていた。当時日本はアメリカやイギリスら列強と戦争を起こしていたが、動物園はまだまだ平和。でも・・・

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