3月某日早いもので今日が来年度の事業計画、予算案提出の締切日である。毎年理事会に向けて事業計画や予算案を練るのだが、今年度は制度大改正があったので正確な予算案が出来なかった。来年度は大改正2年目なので正確な予算案が出来そうである。それにしてもこうも改正が度重なる事に介護保険事業者は反乱を起こさず黙々と利用者のためにサービスを提供するひたむきさに感嘆せざるを得ない。厚労省よ自分たちのミスを認め、事業者を自分たちが意のままに操れると妄信することを即刻やめよ。

3月某日先月28日、中国は上海発の世界同時株安に世界経済は一瞬凍りついた。上海株式は9%安、東京株式は900円安と9.11同時テロに次ぐ株式下落であった。中国上海発というのは初めてだし、それだけ中国経済が世界に与える影響が強くなったことの現れである。上海市場が投機の場と化し、中国国民達もマネーゲームに明け暮れており何らかの些細なことで株安になることは早くから指摘されていた。先月28日付施設長の独り言でも触れたように、環境問題や格差問題等で抜き差しならぬ状況にある中国は要チェック国家であることは確かである。

3月某日
今月から特老に新採用職員が勤めだした。今年は1月から毎月1名ずつ補充している。新卒職員が集まらないこともあるが、社会経験豊富な人の方が老人ホームに向いていることも中途採用の一因である。

3月某日
群馬県老人福祉施設協議会合同委員会において、私は19,20年度の在宅介護支援センター準備委員会の委員長に推薦された。群馬県在宅介護支援センター協議会は17年度を以て解散し、その後をどうするか、ということで群馬県老施協が協議する事になった経緯がある。私としては地域住民に対する相談業務は必要だし、それに携わる職種の協議会が有ったほうが良いと思っている。ゆっくり2年かけて協議したいと思っている。
           
3月某日WHITDAYのお返しに2名の職員に、妻に京都で買ってきてもらった厚手のハンカチ仕様な布(正式な名前が分かりません)を渡した。京都ならではの良い一品です。

3月某日TVで海外ロングステイ先として上位5カ所を放送していた。2位はマレーシア、3位はハワイ、4位はニュージーランド、5位はタイ特にチェンマイ。さて1位はどこでしょう。正解は料金表を見て下さい。私も海外にロングステイしたいが果たしてできるか。妻は日本が良いと言っている。

3月某日
予算や事業計画を審議する光徳会本部役員会がロータスヴィレッジで開かれた。意見がたくさん出され良い役員会になった。風林火山ではないが、今は動かざる事山の如しでここ数年は様子見に徹したいと思う。

3月某日
地域防災協力員の応援を得て夜間想定の避難訓練を行った。毎年この時期に行うのだが、車椅子の操作をし、施設を見学してもらってから避難訓練になる。大勢の協力員さんに参加してもらい助かります。有り難うございました。

3月某日朝日新聞補助線欄に『「一人シンクタンク」の死』と題するコラムを辻陽明編集委員が書いている。この「一人シンクタンク」とは東京都羽村市にある有料老人ホーム「グリーン東京」の滝上宗次郎社長である。滝上氏は旧三菱銀行調査部で身につけた産業分析の手法を医療・福祉業界に適用し厚生省の出した介護保険の対案を出し、自宅での家族介護よりも福祉施設の充実を主張したという。私は滝上氏の名前は知っていた。「グリーン東京」のホームページも見たことがある。彼の講演を聞いてみたいと思っていたが、最近彼の名前を聞くことがなくなり、どうしたのかなと思っていたが、1月20日に亡くなったという。一人で産業分析や政策立案をしていたために彼の残した膨大な知識やノウハウが継承されにくいと言う。全国老施協は施設充実を訴えているのに、彼を応援することはなかった。なぜか。貴重な逸材をみすみす逃したことになる。合掌。

3月某日今日から新採用職員の研修が始まる。専門学校を卒業したばかりである。小学校時代に施設訪問したときからロータスで働きたいと思っていたという女性である。小中学校との交流が実った事例である。今後も交流を大事にしたい。

3月28日本日ロータスヴィレッジの桜開花宣言をします。トップページに掲載したようにロータスには4種類の桜があります。ソメイヨシノに始まり山桜、オオシマ桜そして最後に八重桜と4月一杯は桜が楽しめます。特養、ケアハウス、デイサービスと花見を楽しんでいます。


3月某日
今年は花粉の飛散量は例年になく少なく患者にとっては症状も和らぐと言っていたのに、症状は重く期間も長い。どうなっているのだ。私も2回も医者にかかった。飛散量と症状は関係ないのか。一刻も早く国を挙げて花粉症対策をして欲しい。
                                      3月某日早いものであっという間に半年が過ぎお彼岸の時期になった。理事長と太田市は東光寺の長谷川住職の手により彼岸供養が行われた。
      






4月某日今日は実質新年度の始まりである。今年度の運営方針「学習に勝る進歩はない。特に認知症高齢者への対応に取り組もう」を発表した。各部門共に認知症の利用者が増えている現状がある。簡単には行かない問題であるがじっくり対応していきたい。又今年度の人事異動の趣旨を説明し、職員の腰痛対策としてラジオ体操運動を進めることも述べた。

4月某日県議会選挙運動が佳境を迎えている。伊勢崎選挙区は定数5人の所6名が立候補し少数激戦である。ロータスヴィレッジには52名もの伊勢崎市民が働いている。言い尽くされた言葉であるが、一人一人の投票が群馬県の未来を決めることになるので投票に行くよう朝礼で述べる。

4月某日4月というのに最高気温が10℃に満たない。そのためか入居者に風邪に罹っていて体調不調の方が多い。今年は1、2月が温かく、3月が寒く又今月は寒い。例年芽吹き草枯れの時期は入退所が多いが今年も多くなっている。

4月某日市の養護老人ホーム入所判定委員会に出席する。会長改選と入所判定を行う。入所判定において、ある委員から、診断書から判断するにこの高齢者は頸椎損傷であったのに歩けたりしているのはおかしいという判断が出された。診断書は医師の診断であるのできちんとしており、歩けたりする場合もあるだろうから現状を見て今後のことを考えたほうが良いのでは、と私は発言した。養護老人ホームは、経済的、環境的に住む住居がない老人が対象なのでとりあえず入所判定をしておき、時期を見て入所させる福祉的色彩が強い施設であるので医療的におかしい点を指摘するより将来のことを見据える方が建設的である、と私は思う。

4月某日特老介護、医務、調理、ケアハウス、デイサービス2カ所、在宅介護支援、ホームヘルプ各部門の19年度運営方針の発表が各部門主任によって行われた。詳しくは運営方針(運営方針)を見て下さい。

4月某日群馬県老施協の理事会に出席するために伊香保にある観山荘に行く。観山荘はその昔講談社の創業者である野間氏が別荘として作りその後群馬県に寄付され、群馬県社会福祉協議会が管理運営している温泉保養施設である。伊香保にある旅館やホテルはどこも厳しい経営状況にある中、観山荘もその例に漏れない状況にある。団体客ではなく個人の嗜好に合わせたサービスをしていく必要があるがなかなか難しい。介護サービスも今は利用者が多いが、今後(多分、団塊の世代が介護を必要とする時)こうした個人の要求に合わせたケアプランをどう作るかがサービスの良否につながること必須であろう。

4月某日ロータスヴィレッジ親睦会主催の歓送迎会が行われる。4名の入会者と3名の退会者を迎えての職員親睦行事である。80名近い職員を抱えるロータスヴィレッジでは懇親会会場の確保が難しい。一堂に会してお互いを知る良い機会になればと思っている。

4月某日今日からゴールデンウイークの幕開けである。当施設は入所者が最大で85名居るために暦どおりには職員は休めない。デイサービスや訪問介護も日曜日以外はサービスを提供している。この時期サービス業に携わる人は休みなしで働くことになる。ご苦労様です。


     群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp



 
                                          
                 トップページへ戻る


ロータスヴィレッジの出来事と施設長日誌