1月某日年始休暇の中出勤し、給与計算を行う。当施設の給与は月末締めの翌月10日払いなので今月の支払いは祝日の関係で7日になる。70名以上の職員の給与計算は丸1日かかる。
1月某日今日は仕事始めである。朝礼で年始の挨拶を行う。『今は、時代の分岐点にあり、あと2、3度総選挙を行わないと政治的体制は確立しない。これは日本だけの問題ではなくアメリカでもヨーロッパでも同じ時代の分岐点にある。24年度介護保険法改定も大きな改定はなく、というより衆参ねじれのため大きな改定ができない。このような時代では力を蓄えることが必要である。職員は介護力量を高め、施設はコスト削減に努めることが肝要である。』と述べた。グラミー賞を受賞した松本孝弘のNHKドキュメンタリー番組「メガヒットの秘密〜20年目のB'z〜」のラストで「また勉強して、練習してここに戻ってくる。」と言ったのは印象的であった。
1月某日今年度は亡くなる入居者が多い。3割くらいになるだろうか。いつもは2割程度なので今年は入居者が入れ替わる年なのだろうと思う。平成16年度も4割近い方が入れ替わった。最善を尽くしているのに、亡くなるのはやはり気が重い。
1月某日ここ3週間のうちに3名の方が亡くなった。82歳(女性・老衰・看取り)、96歳(男性・老衰)、94歳(女性・慢性心不全)と年齢的には決して早くはないのだが続けてとなると精神的にこたえる。。
1月某日昨年12月に行った人間ドックの結果、肺に陰があるという指摘を受けたので精密検査のために受診した。結果は、レントゲン撮影の時に息を吸い込み止めるタイミングが悪く影ができ、何の異常もないという。しかし、喫煙者独特の肺のCT写真だと言われ、肺気腫にはなっていないが、喫煙は止めた方が良いと言われた。既に35年は吸っているし、1日15本くらいなので好きなたばこを止めるのは”ちょっと”というところである。
1月14日当施設の花梅が開花する。昨年に比べ4日早い。今年は寒いという感覚であるが、梅は暖かいと認識しているようである。たぶん12月の暖かさが開花に影響しているのだろう。
1月某日ひょんなことからチケットが手に入り大相撲観戦となった。それも前も前、砂かぶり4列目での観戦である。力士の息づかいが耳にこだまし、体と体がぶつかり合う臨場感がたまらなかった。妻共々大いに満足した相撲観戦であった。 
1月某日障害者お笑いコンテストで脳性麻痺ブラザースが優勝したと、朝礼での職員の一言があった。NHKで放送されたようで、ものすごく面白いらしくなんとコメントしたらよいか迷うところである。
1月某日全国社会福祉施設協議会主催の介護保険事業経営セミナーに参加する。参加の目的は、高齢者住まい法(高齢者の居住の安定確保に関する法律)が平成21年に改正され、社会福祉法人がこの法律で規定している事業を行っている話を聞くためである。この事業は、今当法人でも行っているケアハウスとの棲み分けはどうなるのだろうかという疑問がわいてくる。ケアハウスは事務費部分に県の補助金が支出され、高齢者住まい法に規定する施設に比べ著しく安くなっている。既にケアハウスの新設は認められていない。将来的にはケアハウスのような補助金対応型の施設はなくなり、高専賃や高優賃等の利用者負担を前提にした居住施設のみとなるのであろう。
2月某日23年度群馬県予算が発表された。特別養護老人ホーム460床増床分に14億円、介護人材確保対策費に31億円を計上している。まだ介護職員を確保するのは困難であるので県の対策費計上は大変好ましい。次期も大沢知事には県知事として活躍していただきたい。特養ホームを460床増やすのは市町村との協議も必要になるし、法人負担も多額になるのですべて増床されるかははなはだ疑問である。当法人では増床は予定していない。日本の財政状況や今後の介護保険法改正を考えると借金までして増床する意味があるのかはなはだ疑問と思うからである。
2月某日節分には恵方巻きを食べるのが昨今のはやりのようである。私は今日朝礼の一言で聞くまで知らなかった。関西を発祥地とし全国に広まったようである。妻も知らないとと思っていたが知っていた。なぜ知っているのだ。

2月某日送迎中の車の事故が多発している。どこの事業体も注意しているのだろうが、事故が発生してしまう。当施設はショートステイの送迎、デイサービスの送迎さらにはヘルパーや職員が運転することが多い。十分注意するよう朝礼で伝える。
2月某日
来年度予算編成の時期がやってきた。早いものである。3月予算理事会・評議委員会で審議するため、各部門に事業計画書と予算書を作成するよう伝える。
2月某日友人達と青森1泊旅行に出かける。予想では猛吹雪と出ていたが、青森は曇りで、翌日は快晴であった。冬の青森は初めてで地吹雪を期待していたのに「何だ、この天気は」がっかり。しかし、この連中ときたら朝から飲めや食えやで私はぐったり。糖尿病や痛風になるわけである。ついて行けない。
2月某日今年度第4回目の群馬県包括・在宅介護支援センター協議会主催の研修会で挨拶を行う。本当は最後まで残り講師謝礼等を行なわなければならないのだが、寒気がして節々が痛く早退させてもらった。帰り際受診したところA型インフルエンザと診断されタミフルを処方され自宅に戻りすぐ寝た。施設長になって初めてのインフルエンザで症状が普通の風邪と違うのがやっと判った。私の場合、普通の風邪はのどが痛くなるのが風邪の引き始めなのに対し、インフルエンザは身体全体がだるく急に熱が出るのが特徴である。今日から5日間休んでいなければならないのだが、どうしてもしなければならない仕事があり3日目と5日目に出勤した。まー何とか5日間で治ったが6日目も体内には菌が居る感じであった。
2月某日伊勢崎老人福祉施設協議会の会議を昼食を兼ねて行う。ほとんどの施設長が参加し、情報交換等有意義な時間を過ごす。
2月某日当施設東側の住民広場を地元グランドゴルフ愛好会が使いたいということで役員が見えた。今は県営の施設を毎月1回無料で使っているという。希望としては毎週使いたいとのことである。当施設としては使用に関し全く問題ないが、芝刈りや養生費程度は負担して欲しい旨伝える。



     群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp


                                          

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ロータスヴィレッジの出来事と施設長日誌