3月某日あっという間に1年が過ぎてしまう。今月は内部的には予算理事会有り、決算有りだし外部的には地域包括の仕事も有りで何かと忙しい。17年間も同じことをしていたかと思うと我ながら我慢強いというか、飽きもしないでよくやるよなーと思ってしまう。
3月某日特養職員による事故防止勉強会の日である。ヒヤリハット報告を元にSHEL分析を行い重大な事故にならないよう、また起こったときの対処の仕方について学ぶ職員必須の勉強会である。
3月某日特養入居者6名と職員が地元大型ショッピングモール’スマーク’に出かける。スマークは当施設から500mと近く、夜などその煌々とした姿も見え何かと気になる建物である。
3月某日ここ3週間のうちに3名の方が亡くなった。82歳(女性・老衰・看取り)、96歳(男性・老衰)、94歳(女性・慢性心不全)と年齢的には決して早くはないのだが続けてとなると精神的にこたえる。。
3月某日ケアハウスで雛茶会が開かれ参加する。雛茶会とは、雛祭りに合わせお茶を楽しむ催しで茶道では当たり前の行事らしい。
3月11日伊勢崎市民プラザで小山秀夫の講演を聞いていたところ、やけに長い地震で腰を浮かせたまま天井を見ていた(この会場は演劇用なのか天井にライトが備えられライトがぐらぐらと揺れていた)がいっこうに止む気配がない。「これはやばい」と思い会場を出て外に避難した。他の聴衆者が「外壁がガラスなので注意して出てくるように」と叫んでいる。余震なのか地震はなおも続き車が縦に横にぐらぐら揺れている。大きな地震のようで施設に携帯で電話をするが繋がらない。公衆電話も繋がらない。施設のことが心配なので会場を後にした。途中蓮花に寄り被害がないことを確認し、ロータスに向かった。蓮花では、今夜一人になりどう対応するか困っている利用者が居たので在宅サービス課長に連絡させることにした。ロータスも被害がなく、ガスや水道などライフラインも問題ないことを確認した後に帰宅した。途中停電地区が何カ所か有り信号が機能していなく、自宅に着くまで2時間もかかった。テレビでは無惨な東北地方の各地を写し出していた。大津波が来襲したようで過去最悪の被害のようである。
3月某日東日本大震災の翌日にもかかわらず法人本部役員会を予定どおり開いた。昨日今日では連絡もまま成らず、出席した役員で議案を審議してもらうつもりである。幸いにも1人を除き全員出席である。
3月某日週明けの今日から各種会議、研修会は軒並み中止である。あの大地震では、施設によってはライフラインが止まるのもやむを得ず、まずは施設の正常な稼働を優先すべきであろう。
3月某日伊勢崎市社会福祉協議会(伊社協)の理事会に出席する。伊社協が管理している建物に破損がある旨報告された。大きな破損はないが、壁のひび割れ等が結構な数有るという。
3月某日給食会議で食材料に一部欠品が生じている旨報告された。納豆や卵の入荷がなく、ヨーグルトも納品が少ないという。納入できるもので対応するしかない。
3月某日地元防災協力員の皆さんに参加してもらい夜間想定の避難訓練を行う。毎年恒例になっているとはいえ、大震災後早々の避難訓練だったので皆真剣な面もちであった。
3月某日今日から新採用職員の研修が始まった。外部の研修がすべて中止になったので内部研修のみである。新卒なので時間をかけて育成しようと思う。
4月某日今年度の運営方針を発表する。政治混迷が続きその上東日本大震災に襲われますます先が読みにくい状況になった。しかし、我々の仕事は、人と人とが関わる仕事なので終わりがない。自分たちの技を磨き、それを裏付ける智力を高めるよう話した。
4月某日県議会議員選挙が公示された。当施設は地元から立候補している臂候補を推薦することを話す。
4月5日本日桜(ソメイヨシノ)が開花した。昨年に比べ3日遅い開花であった。これから山桜、おおしま桜そして最後が八重桜と今月いっぱい桜が楽しめる。
4月某日本日、昨年10月から今年1月分までの介護職員処遇改善給付金を原資とする処遇改善賞与を支給する。介護職員は勿論のことすべての職員に支給する。
4月某日4月は内部提出書類が多い。昨年度分の自己目標書は昨年1年間の成果を記入し、今年度分の自己目標書は名前のとおり今年の目標を記入する。また、上司たちは部下の人事考課を提出し、それぞれ所属している部署の運営方針を考えねばならない。大変なようであるが、こうしたことはきちんとしなければ組織はきちんと回転しない。
4月某日特養所属の2名の女性職員が産休に入った。2人とも育休も取得する予定である。2人の後任を考えねばならないが、無事丈夫な赤ちゃんが生まれることを期待する。
4月某日ケアハウスのお茶会&お花見会が開かれる。趣味の教室の先生方や地域の皆さんも参加して盛大に行われる。
4月某日朝礼での朝の一言で看護職員が「はしかが流行っているので注意しましょう」と述べた。はしかは子供の病気、昔流行った病気というイメージがあるがそんなことはない。大人も罹るし、重症化することもあるので侮れない病気である。
4月某日世はゴールデンウイーク真っただ中。今年は大震災の影響でJRも航空も少な目で観光地も昨年に比べ激減らしい。過度な自粛は、回り巡ってすべてを経済的にだめにしてしまう。このことを良く考えてお金が東北に回るようしたいものである。
群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp
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ロータスヴィレッジの出来事と施設長日誌