5月某日元キャンデイーズのスーちゃんが亡くなったという。享年55歳。同世代が亡くなるというのは、当時日本を覆っていた同じ空気を吸い、同じ時間を共有した者が居なくなるという意味で寂しいものである。彼女は当時のアイドルであった。我々大学生の間ではあまり人気はなかったように思う。学生運動の影響もあり歌謡曲やアイドルに関心を持つ者が少なかった、というよりはアイドルに浮かれているようでは学生ではないという雰囲気があり隠れファンが多かったように思う。私は、同姓というわけではないが小林麻美のファンであった。木之内みどりのファンでもあった。どちらも細身で、当時はヒット曲もなかったがなぜだか大のファンであった。小林麻美が写っている資生堂(コーセーだったかな?)のポスターを化粧品店でもらった覚えがある。あのポスターどこへ行ったかな。タレントの話が出てきたのでついでに書いておきたいと思う。
就職活動をしていた大学4年の秋、日比谷野音で「レモンをかじる女たち」というキャッチフレーズでコンサートが開かれ就職活動の身の上ながら見に行った。出演した歌手は竹内まりや('55.3.20生)、庄野真代('54.12.23生)、太田宏美('55.1.20生)と杏里('61.8.31生)の4名であった。就活は1社を除きすべてだめであったが、4名とも今やおばさんであるが今もそれぞれがんばっている姿を見ると、勇気づけられもっと頑張らなければと思うのである。
5月某日国民年金納付率は'09年は60%、'10年は今年2月末日で58.2%と過去最低を更新する見込みであるという。また実質国民年金納付率は'06年に初めて50%の大台を割り込み'10年は40%の大台を割り込む可能性大であるという。納付率が低いということは、現在公民年金の給付を受けている世代の給付額を誰かが今以上に負担しなければならないということである。国なのか、厚生年金や共済年金の現役世代なのか。両方であろう。またこれら納付していない人たちは将来年金をもらえなくなる世代でもある。となるとあと最後の砦は生活保護ということになる。生活保護受給者も過去最高の200万人になるとメデイアは伝えている。
 東日本大震災もそうだがこの国はどうなってしまいのか。不毛な政治駆け引きなどしている場合ではない。

5月某日ペチュニア、ベゴニア、ガザニアを玄関回りのプランターに植え付ける。これらの花は秋口まで咲くので対費用効果抜群の花である。ついでにサザンカに巣食うチャドクガやアブラムシの消毒も行う。
5月某日ここ1週間、社会福祉経営者協議会や老人福祉施設協議会の総会に立て続けに出席する。出席する会員はほぼ決まった人という感がするが、1年に一度会う会員もおり近況を伝え合ったりして有意義なひとときを過ごせる。
5月某日ケアハウスで「居酒屋」と銘打った催しが開かれる。昼食時間をメインにして入居者が自由に食べ物や飲み物を摂る催しである。
5月某日開設以来当施設の清掃を行っていた業者が最後の業務を行った。最後というのはこの業者は6月いっぱいで解散するのだそうだ。年4回、1回を2日で終わらせ手抜きをしない清掃会社であったが仕方ない。後は見積もりをとり業者を選定するしかないだろう。
6月某日伊勢崎市社会福祉協議会理事会に出席する。会長を決めるのが大きな議題である。3月や5月末日にも理事会を開いたのだからどちらかで決めればよいと思うのだが、社会福祉協議会の性格上3月や5月には決められないのだろう。 
6月某日今年は未だカッコウの鳴き声が聞かれない。昨年は5月20日であったのでもう10日以上経っている。今年は梅雨入りも早く、またあの大地震があったこともあり何か不吉な予感がする。
6月某日恒例の職員の健康診断である。職員数が50名以上になり、協力病院の総合診断部が来てくれるので大助かりである。
6月某日当施設の嘱託医は、開設以来協力病院から来ていただいている。大変ありがたいことである。協力病院と当施設との間で話し合いを持った。当施設側の内情を判っていただき大変有意義な話し合いになった。
6月某日高校の同窓会の二次会でのこと。有る友人が「愛国心とは国を愛しそこに住む国民の幸せを願う心。愛国主義とは愛国心が政治と結びつき国のみのことを考える考え。最近の政治家は愛国心が足らず、自分のことのみを考える者が多い。」と言った。私の学生時代に愛国心で議論した覚えがあり、今ひとつ自分の考えが固まっておらず議論に負けた覚えがある。この友人の考えが有ればなーと思った次第である。
6月某日当施設では施設・在宅連携会議を昨年度から行っている。特養部門と在宅部門とが一致協力し地元住民のためにロータスヴィレッジが何ができるのかをテーマに情報交換や介護方針の統一などの会議を隔月で行っている。

6月某日
特養ホームやデイサービスの利用者が地元赤堀地区や東地区の公園に菖蒲見学に行った。当施設があるここ豊城町の近辺には公園がたくさんあり、春は桜やつつじ、梅雨時は菖蒲、秋はコスモスや菊と四季折々花が楽しめる。
6月17日
今日初めてカッコーの鳴き声が聞けた。昨年に比べ1ヶ月遅れである。
6月某日松倉紘洋氏の群馬県総合表彰祝賀会に出席する。養護老人ホームに勤務されてから40年、この間に特養ホーム開設や保育園の発展に尽力された上での群馬県総合表彰受賞である。賞に値する実績をあげたと思う。私などまだ17年経過したに過ぎない。もっともっと精進せねばならない。
6月某日特養ホームに入所されていた方が亡くなった。この方は当施設が開設された平成6年にケアハウスに夫婦で入所され、夫が亡くなって特養ホームに移った。かれこれ17年も当施設にいることになる。ご冥福を祈りたい。
6月某日今年度初めての地元民生委員との交流会が開かれる。特養ホームとケアハウスの見学が主な内容である。昨年12月に改選されてから2回目の交流会である。少しずつ当施設のことを知っていただければ良いと思っている。
6月某日ケアハウスの入居者と趣味の教室の先生方と藤岡にある桜山温泉に行ってきた。観劇や温泉に入ったりと楽しい一日を過ごした。この日、下界は35度と猛暑日であったが桜山温泉は快適であった。
6月某日群馬県地域包括・在宅介護支援センター協議会の総会に出席する。設立3年目の総会である。介護保険体制下では施設入所が話題にのぼり、在宅の話題は隅に追いやられがちである。県知事選でも各候補者は特養ホーム増床を打ち出している。特養ホームがそう簡単にできる時勢ではない。市町村は介護保険財政の悪化を危惧し、給付額が膨らむ施設増床に二の足を踏むからである。となればどうしても在宅での生活を余儀無くされる高齢者の生活を考えなければならない。このことを考えるのが当協議会である。国も県も市町村も在宅で頑張っている高齢者のことを今以上に考えて欲しい。
6月某日我が家の久しぶりの祝事である。人が人の道をたどる上で欠かせない事であるが何はともかく祝い事は良い。
6月某日当施設の最高齢者が亡くなった。101歳と天寿を全うしたと思う。
6月某日午前は告別式、午後は養護老人ホーム入所判定委員会と介護認定審査会と立て込んでいる。どれも必要な会で重要である。



     群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp


                                          

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ロータスヴィレッジの出来事と施設長日誌