11月某日特養ホームに入所している高齢者や職員向けのインフルエンザ予防接種が始まった。毎年寒くなるとインフルエンザやマイコプラズマ肺炎などウイルスや細菌による感染症が流行する。何とかならないかと思うが、人類の歴史はこれら細菌類との戦いの歴史でもある。相手も品を変え手を変え挑んでくるので諦めずに戦っていくしかないのだろう。
11月某日特養ホームの入所達5名が菊見学に行く。ロータスの近くには菊を見られる名所があちこちにある。スマークという巨大なショッピングセンターもあり、また北関東自動車道伊勢崎インターにも5分と近く交通の便も至極良い。
11月某日朝礼での職員の一言。海外に誇れる日本人は1位イチロー(野球選手)、2位たけし(映画監督)、3位長友(サッカー選手)だそうだ。文化人や学者などが入っていなのは比較的若い人向けの調査だからだろうか。
11月某日
これまた朝礼での職員の一言。都道府県別幸福度ランクは1位福井県、2位富山県、3位石川県。最下位は大阪府。群馬県は25位、福島県は26位、沖縄県は41位東京都は38位だそうだ。なお調査日は東日本大震災前。大阪府の最下位も見ても、大阪を何とかしたいと思う人たちが既成政党を支持せずに、橋下徹率いる大阪維新の会を支持し、大阪決戦を圧勝させたのだろう。

11月某日
育児休業中の女性職員と男性職員が共に年末調整の書類を持参した。共に子供連れで事務室は保育所状態になった。未来を担う子供たちが健やかに育つ環境作りが大事であることを実感する。
11月某日群馬県地域包括・在宅介護支援センター協議会主催の第2回職員研修会に会の代表として参加する。前回は終了時に台風の直撃を受け、講師の先生も自宅のある静岡県三島に戻ったのが午前様であった。今回は何の影響も受けずに無事終了することができた。なによりである。
11月某日当法人が運営している保育園の取引先信用金庫主催のゴルフコンペに参加する。同じ組に、元伊勢崎市役所職員(ロータスが出来るときに大変お世話になった)を奥さんに持つ人や民生委員仲間の息子がおり世の中狭いと思ったものである。また懇親会では、ロータス開設時に桃を植えてもらった桃農家と懇意な市議会議員とも知り合った。スコアはさんざんであったが、ニアピンを2個取った。
11月某日
同業者の父親の葬儀に出席する。この親は96歳であるという。すごいの一言。
11月某日埼玉県吉川市にある社会福祉法人平成会の創立20周年記念式典に出席する。親会社は医療食やリネン類のワタキューグループでありお金の問題はないのでこの20年に、土地を買収し、特養ホームを当初の2倍にし、更にはケアハウスまでつくる急成長ぶりである。私が招待されたのはここの常務理事と知り合いで何かと互いに便宜を図り合う仲だと思っている。記念講演は毎日新聞主筆の岸井成格氏で、戦後から今日に至るまでの政治状況を分かり易く話し大変為になる講演であった。
11月某日東和銀行副頭取が当施設担当支店長とみえる。当施設も信頼と実績が有るんだなと満足する。当施設は、ほぼすべての振込を東和銀行を利用しているが借り入れはない。一時期業績悪化を伝えられ心配したが、今期は過去最高益を更新する事になると副頭取から伝えられ一安心である。金貸し会社が赤字では困ると副頭取に述べておいた。
11月某日大阪府知事選と大阪市長選は大阪維新の会推薦の2人、実質的には橋下徹の圧勝であった。日本を覆う閉塞感や政治不信の中強いリーダーを望む民意を反映したものと思われる。過去に起こった五・一五事件や二・二六事件前後の政治状況に似通っていると言われる今日この頃、相手候補から独裁と言われながら投票によって選ばれたということでは良かった。石原東京都知事が応援演説で「独裁は私が許さないが、独断は許す」発言に見られるよう今後の選挙では、強いリーダーシップを発揮できる人物が選ばれるのではないか。
12月某日夜勤職員とパート職員対象の検診が行われる。夜勤職員の年2回の検診は監査対象になっているし、パート職員特に訪問介護職員の検診は介護報酬割増の条件になっている。パート職員の厚生年金加入問題は、今政府の社会保障と税の一体改革で議論が続いている。検診でも厚生年金でも事業主負担があり、薄利多売を続けている事業主からすれば一銭の出費も惜しいところだろう。
12月某日知床半島の知床の由来を知っているだろうか。アイヌ語「シリエトク」が語源で意味は「大地の果て」ということらしい、とBSプレミアムが放送していた。急に施設とも何も関係ないことが出てきたと思われる読者もいると思うが、私は、自分が知らないことがあるといつも使っているビジネス日記に書き留めるようにしている。この日誌もこのビジネス日記を見ながら書いている。
12月某日
1年に1回の人間ドッグの日である。当施設の職員検診は6月なので半年に1回検診を行えば悪いところも早期発見できると思ってこの時期に人間ドッグを行っている。
12月某日
午後、介護認定審査と葬儀(共に伊勢崎市内)と包括在介協議会(前橋市内)の役員会が重なってしまった。葬儀は相談員に出席してもらうことにした。葬儀は指名焼香であったという。
12月某日今日は皆既月食で良く見えたという。私も見るつもりでいたが飲み屋にいて忘れてしまった。月食はなぜ起こるのか知っていますか。太陽、地球、月の配列が 月−地球−太陽と一直線上になり、地球が月に届く太陽の光を遮ることによって起こります。
日食は 地球−月−太陽と一直線上になり、月が太陽から届く光を遮ることによって起こります。

12月某日
伊勢崎市内の不動産取引事業者団体のイベントであるマス釣り大会に参加する。昨年も参加したのだが釣果ゼロに終わった。釣りは小さいときより経験もなく自分の下手さ加減に呆れていたのだが、今回のことでもう立ち直れない。友人は8匹、6匹と釣れたのに。この体たらくである。


12月某日
ケアハウスのクリスマス会がプラザアリアで開かれる。趣味の教室の先生方にも参加していただき楽しい一時を過ごした。
12月某日本日賞与を支給する。平均支給月数は正職員で2.282、パート職員は1.0である。更に処遇改善賞与が上乗せされている。夏と合わせると年間4.293に成り、公務員の3.95よりは支給することが出来た。何より当施設はコストを徹底的に切り詰めている賜物である。今後も一層コストを切り詰めていく覚悟である。
12月某日ゆたか保育園が午前11時から午後10時まで開く保育園を伊勢崎市に平成25年に開設するという。中途半端な時間であるが、需要を見越しての開設なのだろう。当法人の理事長に「うちもやってみるか」と話したところ「あなたがやったら」と一言で終わり。
12月某日白澤政和氏の講演を聴く。私がメモしたことを記載する。@仙台市で東日本大震災後に地域包括支援センターやケアマネが2万人以上の安否を確認し、確認できないのは20人台であった。行政ではこのようなことはできない。A医療は1人世帯であっても複数世帯であっても医療費は変化しないが、介護は1人世帯になると生活を維持するため介護費は増大する。従って今後1人世帯が増えるのに伴い爆発的に介護費は増大する。B介護保険料は今後高齢者人口の増加に比例して増えると思いがちであるが、Aでも述べたように給付費が増え、また現役世代が減るために2025年は今の保険料に比べ2.2倍程度になる。C地域包括ケアの目玉サービスと期待されていたお泊まりデイサービスは現状では全国で1000ヶ所、東京で200ヶ所、質はピンきりで目玉にはなれない。D介護報酬の包括払いは、事業者はなるべく手のかからない人を選びがちで利用者が犠牲になる。E地域包括支援センターやケアマネが行う仕事は一つには地域のニーズにあった仕事をすること、二つには相談業務は見えにくいので可視化する。
12月某日本日で業者の清掃が終了した。先月か今月にかけて行った清掃は以下の通りである。床清掃、ガラス清掃、便器洗面所清掃、落ち葉清掃である。倉庫の整理や流し清掃、電球交換は職員の仕事である。大掃除をして今年を終えたい。
12月某日本年最後の行事である餅つきである。1年の締めに餅をつき悪霊を追い払い、来る新年を迎えるお飾りなどの準備をする。日本が古来より行うしきたりは大事にしたいものである。
12月某日上田市別所温泉にある北向観音を参拝しながら今年1年を振り返る。私のポリシーとして「前向き」にをモットーにしているのでただ振り返るだけで来年どうするだけを考えるようにしている。
 今年も拙くつまらない文章を読んでくれた読者の皆様大変ありがとうございました。何とか今年1年、2ヶ月に1回の更新を遅れることなく出来ました。来年も精一杯更新をしていきますのでよろしく拝読の程お願いいたします。皆様良いお年を迎えて下さい。



     群馬県老施協ホームページhttp://www.jsgunma.jp


                                          

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ロータスヴィレッジの出来事と施設長日誌