第78話 令和4年度ロータスヴィレッジの事業報告

 運営方針
  ムダ・ムリ・ムラの削減
   
                      
 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム  ケ  ア ハ ウ ス
 入所者数 退所者数 延べ在所者数 入所者数 退所者数 初日入所者数
4月  2  2  1724  0  0  13
5月  0  5  1649  0  0  13
6月  0  3  1519  0  0  13
7月  3  3  1553  0  0  13
8月  2  1  1543  0  0  13
9月  2  2  1476  0  0  13
10月  2  0  1561  0  1  13
11月  2  2  1569  1  0  13
12月  3  1  1647  0  0  13
  1月  1  1  1610  0  0  13
  2月  3  3  1493  0  0  13
  3月  3  3  1690  0  0  13
 合計 23 26 19,034  1  1 156



























 
特養は入所希望者は55名(3年度は39名、2年度は55名の申し込みがありました)でした。また入居者は23名でした。入所した方は、介護度4または5の方が21名でかつ医療依存度の高く無い方です。これらの条件に該当する方はそれほど多くは無く相談員も定員確保に苦労します。介護度3以下の方が入所しようと思っても難しい状況にあり、これら中軽度の方は在宅サービスを使い在宅での生活を維持する必要があります。ロータスヴィレッジの在宅部門は、これら中軽度の方の在宅生活継続に力を注いでいます。
 ロータスヴィレッジでは、職員が経口摂取にこだわり、何としてでも口から食べさせることにプライドを以て食事介助を行っています。また口内清潔にもこだわっています。今年亡くなった25名の内看取りだった人が16名いました(3年度は死亡11名中看取りは7名)。看取りの方は生活維持が大変です。職員の努力の賜です。亡くなった方の最高齢は、男性が91歳、女性は100歳でした。今年度は、インフルエンザや急性胃腸炎の蔓延は無かったですが、残念ながら新型コロナ感染者クラスターが5月と8月に起こりました。その結果5月下旬から半年以上にわたり大幅なベッド空床という状態が続きました。ベッドの稼働率は86.91%でした。ベッドが1日7床または8床空いていることになります。これでは経営は成り立ちません。来年度は何とかベッドの稼働率を95%以上にしたいものです。
 ケアハウスはコロナ発症者も無く、退所が1名で入所も1名でした。年間を通じ2名分空室の状態でした。入所希望の方が少なく、いても介護が必要である方が多く結果として入所に至らないケースが多かったです。当ケアハウスは居住費がゼロなので年間の収入が150万円以下ならば、月々食費込みで5万円程度で利用できるため問い合わせは多いのですが、自立した生活が送れるという条件が付きますので、申し込みは多いですが入所に至らないケースが多いです。介護付きの施設が好まれるようです。
 元気で一人暮らしを希望している方は、ロータスヴィレッジのケアハウスはいかがでしょうか。
3食が付いて家賃は0ゼロのケアハウスは日本にはほとんど有りません。無料で趣味の教室(踊り、民謡、習字、民謡、スポーツ吹き矢)が受けられます。

ショート
ステイ
殖蓮デイ
サービス
デイ蓮花 地域包括支援センター 居宅介護支援事
(包括予防含む)
訪問介護事業
延べ利用人数 延べ利用人数 延べ利用人数 相談件数 ケアプラン作成数 派遣時間(時間)
4月  297  460  56 85  107 95
5月  259  358  57 92  100 94
6月  114  375  98 90  98 90
7月  144  440  95 115  112 128
8月  174  440  85 100  104 103
9月  169  407  91 86  103 96
10月  242  388  109 124  110 94
11月  266  390  96 104  104 85
12月  266  391  110 106  99 69
 1月  279  381  120 102  105 68
 2月  251  360  133 131  104 73
 3月  270  410  155 160  108 78
合計 2731 4799
内予防は
500
1205
内予防は
253
1295
内訪問は
189
1254 1075
内予防は
260































 ショートスショートステイ利用率は日中は75%、宿泊は73%でした。5月下旬以降コロナ感染者発生により利用の停止を行ったのが利用率の低下に繋がりました。当施設は通年を通し急な利用に応えられるようにべッドをいつも確保していますが、コロナの影響は大きかったです。
 殖蓮デイサービス事業は昨年度に比べ10%ほど利用者が減りました。5月下旬以降年を越えた3月までコロナの影響受け、大幅な赤字になった1年でした。職員も様々なアイデアを持ち寄り、利用者に「楽しかった。また来たい」といわれる施設作りを目指しています。
 デイサービス蓮花は昨年度に比べ35%の増加でした。なぜ増えたのか?定員10名のこぢんまりした施設が良いのか。殖蓮デイサービスとの相互協力援助体制で利用者を迎える等工夫をして運営したいと思っています。
 地域包括支援センターは月108件近くの相談が寄せられています。もっと身近な相談窓口としての機能を高めなければならないと思っています。
 ケアプラン作成数は100近辺で推移しています。3人の専任職員と1人の兼務職員で運営に当たっています。在宅での介護が無理で有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの施設入所を選択する家族が多くなっているので、新規依頼者が急激に増えることもありません。相談者の相談に親身になり、介護される方・介護する方の幸せになるよう運営していきたいと思います。国が推進している地域包括ケアを進める上でも、今の殖蓮地区の現状を見ればこの事業と地域包括支援センターは必要なサービスです。
 訪問介護は昨年度の比べ派遣時間が42%減りました。ここ数年赤字で来年度も赤字の予想です。理事会等では廃止の提言を受けているところですが、職員がいる限りは継続したいと思っています。正職員で運営することが難しい事業です。当事業は基本に忠実に、直行直帰があたりまえの業界でパートヘルパーを雇用し時間拘束中の賃金は払うことにこだわり、ヘルパーひとりひとりの質を上げています。当施設では介護福祉士の資格取得者が5名中4名います。

 4年度の運営方針どおり運営が出来ただろうか。サービス業は、こちら側が余裕を持って対応しないと相手には良いサービスは提供できません。働きやすい環境と職員に対する十分な福利厚生を提供できれば良いのですが、限られた予算でのやり繰りもなかなか厳しいものがあります。年度当初より新型コロナの影響を強く受け、感染予防に日々追われる毎日でした。
 処遇改善加算は最高の加算Tを取得しましたが、特定処遇改善加算も加算Tを取得し、年収440万円以上は11人(介護職員6名、その他職員5名、全正職員44人。施設長は含まない)に達しパート職員にも平均1ヶ月以上の賞与を支給しました。
 4年度は地域包括ケア取り組み14年目でした。国も地方もコロナ対策に追われた1年間でしたが、殖蓮地区での地域支え合い体制づくりが進行中です。コロナ後の社会もどうなるか分からない中、地域住民が何らかの形で協力できる仕組み作りを考えて欲しいと思います。当施設もこのことには全面的に協力します。
 社会福祉法人の地域貢献事業として介護予防フェスタを行っていましたが、今年度も開催できませんでした。令和3年度1月から始めた生活困窮世帯向け食料品の提供は、4年度は世帯320件に達しました(3年度は世帯120件)。特に6月、8月、9月、2月、3月は30件を超えました。1世帯にロータスヴィレッジ提供の精米2kgとみまつ食品様提供の冷凍食品を基本に、時に他団体から提供された食料品を加えて配布しました。来年度以降もこの事業は継続し、更に国定ライオンズクラブと連携し行っていくつもりです。
 昨年もこの蘭で述べたことなのですが、介護保険入所施設としての特養ホームと在宅サービスが連動し有って地域の老人が支えられると思います。大きくを求めず、そうかといって小さくを求めない今程度の規模が適正だと思っています。赤字部門もありますが、それは他部門で補い、地域の高齢者を支える今の体制が一番だと思います。

            
令和5年7月28日  小林 直行