施設長の独り言

  

 第63話 平成25年度ロータスヴィレッジの事業報告

 運営方針:不適切ケアの原因を分析・改善し、より良いケアを行う
   
                      
 特 別 養 護 老 人 ホ ー ム  ケ  ア ハ ウ ス
 入所者数 退所者数 延べ在所者数 入所者数 退所者数 初日入所者数
4月  0  0
 1736  1  2  13
5月  1  1  1758  0  0  11
6月  1    1736  0  0  12
7月  1  2  1751  0  0  12
8月  2  3  1756  0  0  12
9月  2  0  1784  1  0  12
10月  0  1  1802  0  0  13
11月  1  1  1690  0  0  12
12月  1  1  1800  0  0  12
  1月  2  1  1726  0  0  12
  2月  0  1  1578  0  0  13
  3月  1  0  1823  0  0  13
 合計 12 12 20935  2  2 147




























  
特養はたくさんの人が入所を希望して問い合わせも多い(25年度は43名の申し込みがありました)ですが、12名の退所(内死亡退所は12名)では、1月に1人の入所ではこれらの希望に応えられません。今年度当施設に入所した方は、介護度4または5の方10名でかつ入院の必要が無い方です。これらの条件に該当する方はそれほど多くは無く相談員も定員確保に苦労していました。介護度3以下の方が入所しようと思っても難しい状況にあり、これら中軽度の方は在宅サービスを使い在宅での生活を維持する必要があります。ロータスヴィレッジの在宅部門は、これら中軽度の方の在宅生活継続に力を注いでいます。
 ロータスヴィレッジでは、職員が経口摂取にこだわり、何としてでも口から食べさせることにプライドを以て食事介助を行っています。また口内清潔にもこだわりここ数年誤嚥性肺炎で入院する人がいません。今年亡くなった12名の内看取りだった人が8名いました。年々増えています。亡くなった方の最高齢は、女性が93歳、男性は91歳でした。今年度はインフルエンザや急性胃腸炎の蔓延も無く、入院者が少なかったです。1年間で19名の方が入院し延べ520日になります。ベッドの稼働率は96.95%でした。ベッドが1日1.8床空いていることになります。今年度は、前年度の目標(1ベッド台)を達成したことになります。これも入所部門と在宅部門の連携の賜と職員に感謝申し上げます。
 ケアハウスは退所が2名で入所は2名でした。年間を通じ2名分空室の状態でした。入所希望の方が少なく、いても介護が必要である方が多く結果として入所に至らないケースが多かったです。当ケアハウスは居住費がゼロなので年間の収入が150万円以下ならば、月々食費込みで5万円程度で利用できるため問い合わせは多いのですが、自立した生活が送れるという条件が付きますので、申し込みは多いですが入所に至らないケースが多いです。また最近人気のサービス付き高齢者向け住宅に流れているようです。
 元気で一人暮らしを希望している方は、ロータスヴィレッジのケアハウスはいかがでしょうか。
3食が付いて家賃は0ゼロのケアハウスは日本にはほとんど有りません。無料で趣味の教室が受けられます。

  ショートステイ 殖蓮デイ
サービス
デイ蓮花 在宅介護
支援センター
居宅介護支援事業
(介護給付)
訪問介護事業所
延べ利用人数 延べ利用人数 延べ利用人数 相談件数 ケアプラン作成数 派遣時間(時間:分)
4月  347  522  200     32   84   642.35
5月  332  547  204  29  77   676.40
6月  355  552  209  33  91   631.45
7月  367  611  224  32  89   686.25
8月  351  568  228  23  79   742.40
9月  335  523  201  24  81   669.05
10月  332  542  206  29  83   709.35
11月  315  500  204  33  79   577.15
12月  347  526  206  21  86   623.35
 1月  316  498  192  30  84   523.00
 2月  285  444  162  32  86   515.10
 3月  334  496  210  22  87 531.40
合計 4016 6329
内予防は
630
2446
内予防は
205
340
内介護は
171
1006 6998.25
内予防は
779.40




























                    
 

 ショートステイ利用率は日中は110%、宿泊は87%と利用率が大幅に増えました。入院者や退所者の空きベッドを利用し急な利用に応えられるようにべッドをいつも確保しています。ショートステイの長期利用は原則として受け入れていません。ショートステイ利用は介護者の急な用事や疲れをとるために制度化された歴史がありますので、当施設ではこの原則を守っています。
 殖蓮デイサービス事業は1年を通してほぼ一定の利用数でありますがが、冬場に落ち込みます。ここを何とかしなければならないのですが、近場に競合相手がたくさんあることもあり長期低落傾向に改善は見られません。職員も様々なアイデアを持ち寄り、利用者に「楽しかった。また来たい」といわれる施設作りを目指しています。
 デイサービス蓮花は昨年度に比べ利用数は増えていますが、経営は厳しいです。特に今年度も介護保険法の改正のため利用時間が5〜7時間体制となり報酬単価も少なくなってしまいました。利用者数を増やすしか道は開けないので職員の創意工夫を期待するところです。ただ定員15名のこじんまりしたデイなので利用者には喜ばれています。
 在宅介護支援センターは月30件位の相談が寄せられています。もっと身近な相談窓口としての機能を高めなければならないと思っています。当施設では、相談は支援センターが窓口になりその後相談内容に応じて施設内のケアマネージャーや各部門に振り分けています。
 ケアプラン作成数は80台前半で推移しています。在宅での介護が無理で施設入所を選択する家族が多くなっているので、新規依頼者が急激に増えることもありません。辛抱のしどころかと思います。今年度特定事業所集中減算対象事業所を外れたので収支とんとんの事業ですが、国が推進している地域包括ケアを進める上でも、今の殖蓮の現状を見ればこの事業と在宅介護支援センターは無くてはならない事業だと思います。
 訪問介護は昨年度の比べ派遣時間が7.5%減りましたが、派遣回数は1.8%増えました。24年度に引き続き黒字です。増減した理は良くわかりません。基本に忠実に、直行直帰があたりまえの業界でパートヘルパーを雇用し時間拘束中の賃金は払うことにこだわり、ヘルパーひとりひとりの質を上げてきたことが良かったのか。当施設では介護福祉士の資格取得者が10名中6名います。

 25年度の運営方針どおり運営が出来ただろうか。サービス業は、こちら側が余裕を持って対応しないと相手には良いサービスは提供できません。働きやすい環境と職員に対する十分な福利厚生を提供できれば良いのですが、限られた予算でのやり繰りもなかなか厳しいものがあります。25年度は全館の冷暖房機器の総取り替え、2階の特養入浴室の全面改築、2階特養食堂・居室天井部や玄関周りのクロス張替、居室のタンスの総取り替えを行いました。賞与は年間4ヶ月台なかばを支給しました。
 今年度は地域包括ケア取り組み2年目ですが、群馬県や伊勢崎市ではまだまだ暗中模索の1年間でした。伊勢崎市においては、伊勢崎市と伊勢崎老人福祉施設協議会との間で、災害時等要援護者支援ネットワークに関する協定書が結ばれました。これはグループホームや個人宅で災害に遭った人が、行くあてが無い場合に特養ホームで短期間受け入れる仕組みです。幸いなことに伊勢崎市では特養ホームが各地区にあるので最後の拠り所として特養ホームを活用した地域包括ケアを考えて欲しいと思います。
 昨年もこの蘭で述べたことなのですが、介護保険入所施設としての特養ホームと在宅サービスが連動し有って地域の老人が支えられると思います。大きくを求めず、そうかといって小さくを求めない今程度の規模が適正だと思っています。赤字部門もありますが、それは他部門で補い、地域の高齢者を支える今の体制が一番だと思います。
 


            
平成26年4月28日  小林 直行




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