学習過程と学ぶ意欲・課題意識、認識の形成過程
学習過程 |
課題把握・提示 |
課題追求T |
課題追求U |
課題追求V |
課題解決 |
学習形態 |
集団(個々で把握) |
個別(個々で追求) |
集団(個々で追求) |
集団(個々で) |
集団(個々) |
学習活動 |
・課題の提示を受ける ・課題を見つける ・課題を捉える |
・個別で操作活動 ・個々で解決した内容を持つ ・解決した内容を表現する |
・発表し合う ・自分の解決した内容を発表された内容を結び付けると共に疑問点などで交流等 |
・課題追求していた視点を転換して追求する等 ・発表内容と結び付ける |
・解決した内容、発表された内容を基にしながら全体に広まる |
具体的な手だて |
・板書する ・掲示する ・学びたいこと、調べたいこと、感想等を出し合って作る |
・具体的な操作活動、追求活動ができる時間と場所を保障 ・解決した内容をノートやカード等に表現させる ・個別ガイダンス |
・すべての解決された内容が発表される ・解決された内容と子ども一人ひとりの立場を挙手などによって明確にする ・疑問点、不明の点を質問し合うなどの交流を進める ・比べる、分ける、結び付けるなどの活動を通して発表内容の共通点、相違点等明確にする |
・小集団で新たな追求の視点に沿うモデル・言葉などを投入し、考えさせる ・個々で追求させ、気づいて事を発表させ、発表内容を基に話し合わせる ・板書 |
・発表された内容を板書し、学級全体に返し、納得できるかどうかを確認する ・いくつか考えたことが発表されるだろうが、なるほどと頷く |
要件 |
・追求すべき方向が明確になっていること |
・学習者一人ひとりが自分で考え、解決した内容を持っていること |
・解決した内容全てが発表されている ・発表された内容の何れかと学習者一人ひとりが結びついている ・新たに追求方向が明確 である |
・個々に思ったことが出し合えている |
・課題が解決すること |
学ぶ意欲 |
・追求すべき方向が分かる |
・自分なりの解答を見つけなければならない ・解が見つけられた |
・発表しよう ・自分の考えたことはどうなるんだろう ・○さんの考え方はよく分かる ・どれとどれが同じ仲間になるだろう |
・根拠は何だ ・そうだこういうことだ ・AとBのに共通することはYだ |
・なるほど分かった ・そうか |
課題意識 |
・課題を捉える |
・課題を明確に意識し、自分なりに捉え追求し、さらに明確に |
・発表内容から課題を本質的に意識し、捉え追求する |
・課題を一層本質的に意識し、追求する |
・解決できた |
認識形成 |
・考える方向を把握 |
・具体的な思考 ・自分なりの考え ・分析的な見方・考え方 |
・多様な見方・考え方 ・総合的な見方・考え方 ・一般・抽象化のステップ |
・抽象的な思考(思考の深化) ・総合的な見方・考え方 |
・抽象化 ・一般化 ・概念化 |
主体性 |
・受動的 |
・受け身の姿勢から自ら判断して自分お解を見つける |
・自分の解の評価に関心を示すと共に他者の解などを自らの判断で是非を決める |
・自らの判断で思考を進める |
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身に付けさせる力 |
・課題を意識できる力 ・課題というもののあり方を受け止める力 ・課題を見つける力 |
・試行錯誤する力 ・思考・判断・表現する力 |
・試行錯誤・思考・判断・表現する力 ・発表・説明・質問などの表現する力 ・自分の立場を明確にする力 ・見方・考え方を広める(他者の良さ・筋の通った考え方を認める力) |
・試行錯誤・思考・判断・表現する力 ・新たな知識概念を見つけ出す力 |
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創造的な思考、論理的な見方・考え方他者の良さ、他者と会話する能力、より良いものを受け入れる素直さ、筋の通ったことに対して自分の主張を押さえる謙虚さ(自分を見失うことではない)学ぶ意欲、学び方 等 |
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体験 豊かな感性を育てる 確かな学力を育てる 学ぶ意欲を喚起・持続させる 学習者一人ひとりを大切にする⇒学習者一人ひとりの多様性と個別性に対応できる 学習者が実際の自然、もの(知識技能)、人に直接関わる経験(主観的、感覚的、感情的、個別性、全人性等が特色、体験内容は主観的な面が強い) 体験的な学習 体(五感)を通して得られる経験としての体験が学習(体験学習)にまで高まり、発展するためには学習者が今体験したことの内容について何を感じ、気付き、疑問に思い、問うことからスタートして調べたり、観察したり、思考したり、話し合ったりすることを通してやがて分かるようになり、分かったことを基にして見方・考え方を飛躍させ、一般化、概念化する一連の活動(個々で見つけてきた内容を概念化するには集団学習が不可欠) 社会的な認識 自分の五感を通してつかんだもの、それらを互いに出し合い、話し合いを通して論理性を吟味しつつ概念化する。 |