MTSAM64GZ グリズリー
概要
インテル ペンティアム2およびペンティアム3のための2つのスロット1。
66MHz/100MHzのフロントサイドバス。
2つの66MHz64ビットPCIスロット(33MHzのカードを刺した場合 両方とも33MHzで駆動されます。)
3つの33MHz64ビットPCIスロット。
1つのISA(33MHz64ビットPCIとの共有スロット)。
8本のSDRAM−DIMMスロット。
10BASE−Tおよび100BASE−TXに対応したイーサネットポート。
1つの68ピン幅のUltra2SCSIコネクタ。
1つの50ピン幅のNarrowSCSIコネクタ。
1つのフロッピーコネクタ。
2つのシリアルポート。
1つのパラレルポート。
いかににステキであるか
まず何といってもこのマザーのステキな点はノースブリッジチップであるところのSamrai64M2が
2つ乗っているところであろう。
この構成はFSBがバスであることを思い出させてくれる。
(ノースブリッジが2チップ以上なのは440FX以来だろうか?)
それぞれのSamrai64M2に4本ずつのDIMMが繋がっており
256MBのDIMMを8本刺すことにより最高2GBまでのメモリを搭載することができます。
インターリーブに対応しており所定のスロットに2つずつ刺すことによりインターリーブ駆動されます。
インターリーブせずに動かすこともでき、BIOS等でインターリーブしているかどうか確認できないため(多分)
実際にどちらで動いているかは割と不明だったり、同じようにDIMMをさしても起動したり起動しなかったりと
メモリ周りは割とステキな挙動を示します。多分メモリ周りだけでも1日中遊べます。
ただし 妙な挙動を示すのは起動時のみであり 一度起動してしまうと相当安定して動きます。
ぱっと基盤を見てやたら多い黄色(気持ち悪いくらいついています)のコンデンサや
表面にぜんぜん出ていない信号線から推測される基盤の多層さ(多分8層)も安定に一役買っているでしょう。
我が家では購入後ほぼ無停止(構成の変更による再起動くらい)で動いています。
ちなみにこのマザーボードIDEのコネクタはついていますがほとんどついているだけの物のような感じもします。
マニュアルにはIDEについてほとんど書いていないことをはじめ(コネクタ位置とBIOS説明に若干在るのみ)
BIOSで消費電力の設定をいかに変えようと2分くらいで回転が止まってしまったり
IDEへのOSインストールがまったくうまくいかなかったり。
IDEなんて安物使うなってことなのでしょうか? 実に高尚なマザーです。
おかげで容量の確保のためにバラクーダ50買いました。高かったです。しくりしくり。
2000年12月2日追加。
どうやら8本のDIMM 全部は使えないかもしれない風味。どのあたりの仕様なのか、あるいは単に相性か不明。
ついでにPCIに強い負荷をかけると、落っこちるような感じがありまする。確かめてないですが、サーバに使っているので試したくないですが。
とりあえず通常用途じゃここ数ヶ月落ちてません。けど、怖いのでHE−SLあたりのマザーに変えたいです。
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