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TYAN S2567 Thunder HEsl
特徴
ThunderHEslはなにやらデュアルプロセッサが必要なサーバ向けにデザインされており、5本の64bitPCIによるところの広いバンド幅を拡張ATXに収めてあり、100/10BASE−TのLAN、2チャンネルのU160SCSI、AGP Proなどを備えており4GBまでのSDRAMをサポートし、サーバおよびワークステーションを作る上で最高の選択となります。
的な事がTYANThunderHEslのページに書いてあります。が、英語苦手なんで間違ってるかもしれないです。ごめんなさい。
とりあえずほかの特徴としては、
○ソケット370であり、ソケット周辺が割と空いている。
○チップセットが謎のServerWorks SeverSet III HE-SL。
○メモリがレジスタード必須。さらにインターリーブ故2枚ずつの増設となる。高い。
○今のところマニュアルが無い。(2000年12月19日現在)
○ほぼ同じ構成のSUPERMICRO370DE6より高い。しくりしくり。
ってなかんじです。
写真
初見
まずThunder2500と比べて。
とりあえず細かいところを抜かすとAGPよりも上が違うだけです。見た感じ。この設計に自信があるのか、ただ単に設計しなおすのが面倒なのか。
で、違うAGPより上ですがDIMMが8本から4本に減っています。とりあえずRegのDIMMは高いんで早々買えないためこれで良しです。4枚とも1G刺せば4Gになるしね。
次にソケット370。ポイントはソケット周りが割とあいているって事です。そう。1GのPIIIのリテールのファンが付きます。やっぱり新世紀はギガで迎えたいな。と
ちなみに370DE6だと付きません(多分)。この辺がこっちのマザーにした主な理由。
スロット1な2500はFSB133のPIII−1Gが入手難しいので難儀しておりました。リテールのファンつかないし。(多分)

で、謎のチップセットServerWorks SeverSet III HE-SL。これについては何しろServerWorksのHPに載っていないので割と推測しか出来ません。ってことで以下推測。
とりあえずマザーの表を見ると、HEおよびWSにあったMADP(Memory Address Data Path)が無い。LEにも無いのでてっきりインターリーブしなくなったのかと思いきや、やっぱりインターリーブじゃないと作動しませんでした。多分MDAPをノースブリッジに内蔵したHE(WS)なのでしょう。
し〜かし!しかしだ!を見てみよう。するとなにやらノースブリッジからAGPへ延びる線が…。
もしかすると、IOブリッジにAGPがついていたWS(IOブリッジの型番が「NB6555−AGP IO Brige 2.0」であることから推測)とは違い、ノースブリッジにAGPがついているのかもしれません。
なんにしろデータシートも無いので推測でしかないですが。あまりにエンドユーザーが触れられる資料が少ないですServerSetは。

組み立て〜OSインストール
でかいです。このマザー。とりあえず私はでかいマザー5枚目なんで成れましたが。ちなみに基板はかなりしっかりしています。割かしでかいヒートシンクでも安心。ちなみに1Gのリテールファンはでかいですが固定具が良い感じなので割と楽に取り付けられます。
次に、マニュアル無いです。PowerON/OFF,Resetあたりは他のマザー(TYANの)と同じらしいんでOKなのですが、メモリの刺すバンク順とか分かりません。勘です。取り合えず1枚だけでは動かないことは確認。で、1−3、2−4らしいです。
でOSインストールですが、やらなかったです。Thunder2500からマザー変えただけで動いちゃいました。初回起動時に若干ディバイスの再認識しましたが。PIIIDMEあたりだと起動ディバイスが繋がっている場所変えるだけで再インストールしないと動かなかったのにねぇ… ちなみに入っているOSはWhistler Professional Beta 1。
ディバイスマネージャ
上はディバイスマネージャ。
PCIのすぐ下にある2つの謎のディバイスはAGPとCPU-PCIブリッジ(おそらく)。怪しく認識されていますが、取り合えず動いているので下手にいじりません。怖いので。そのうちいじります。
変な名前になっていますがドライバ自体はServerWorks(RCC)のカテゴリーに入っているっぽいのでディバイス名がちゃんとつけてないだけかもしれません。怪しいですが。ちなみにThunder2500ではこれらはちゃんとした名前で表示されます
後は変な風にディバイスが認識されていたりするのですが、まぁ、クリーンインストールしていないので。そのうちちゃんとクリーンインストールしないとね。

実際に使ってみて。
何はともあれベンチマーク。
HDBENCH

メモリインターリーブ万歳。Thunder2500ではちゃんとインターリーブ効いているのか良く分からない値でしたがこれは確実に効いています。Thunder2500はFSB100で使っていたので一概に比較は出来ませんが、WriteおよびRead&Writeはクロック差を差し引いても1.3倍ほどは出ています。Readはあまり変わらず。
浮動小数点が通常より1割くらい高いですが これはWhistlerのせい。
ベンチマークはあんまり取らない人なのでこれだけ。
で、実際に使ってみてですが、なんとなく不安定。なんとなくですが。OSが変ってのもありますが、Thunder2500よりは不安定。長時間起動させたままにしておくとエクスプローラが反応無くなったり。
体感的にはCPUがギガなこともありますが割かし早くなっています。何しろUSBがまともに使えるし(Thunder2500はWhistler入れると動くには動きますがちゃんとは動きません)AGPもそこそこは使えるし。

取り合えずこんな感じで

今回はおしまい。
近いうちにWin2000に戻して挙動を見てみたいと思います。Wistlerのディスクが来たらちゃんとクリーンインストール時の挙動も見てみたいです。
2000年12月20日
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