1999.10.16 キャベツの国から‘99・出会い



この日、3姉妹は関越道をぶっ飛ばしていた。
このころ、いろいろなことでやっつけられていたきく@長女のために、次女&三女が
「キャベツを見に行こうよ」と、嬬恋へ誘ってくれたのだ。
ちょうどその時、おっちゃんが中之条で新しくお宿を始めたので、

夜はおっちゃんちでBBQだぁ〜!!なんていいながら、車は一路嬬恋へ。

この旅では、皿実が宇宙のリンクで知ったHP「せんぜい畑」の主宰者、

黒岩さんにキャベツ畑を見せてもらうことになっていた。
農協田代支所の駐車場に勝手に(笑)車を停め、サンドイッチをほおばりながら

黒岩さんの到着を待つ三姉妹。やはり色気より食い気である。

5分ほどして、黒岩さん到着。

初めてお会いするのに、黒岩さんは三姉妹をいろんな所へ案内してくれた。

まず最初に連れていってくれたのは、抜けるような青空と浅間山をバックに、

キャベツ畑を一望出来る坂道。
 
眼下にひろがる波打つ畑は…収穫終わってたから茶色かったけど(笑)
でも、これが全部キャベツだったころ、一面の緑の波を想像して、

きくはなんだかワクワクした(*^o^*)

「めったに出来ない経験したくない?」と、ちょっといたずらっこのよーに笑い、

再び黒岩さんが車を走らせた。きくたちも、もちろん後を追う。
走ること数分。霧深い林を抜けて、別のキャベツ畑に到着。
そして、にっこり笑った黒岩さんが指さしたのは、なんとトラクター!!

…しちゃいました。運転。きく@AT限定免許所有、マニュアル車初体験!!
三姉妹、「めったに出来ない経験」に大興奮。写真撮りまくったさぁ〜♪

それから、黒岩さん「やっぱりキャベツ見たいよねぇ」と、キャベツを求めて移動。
三姉妹、「刷り込み」されたアヒルちゃん(笑)のよーに、ひたすら黒岩さんの後を追う。
そしてそして…たどり着いたのは、一面の緑の波!!

そう、「キャベツがまだある」
キャベツ畑だった!!

そこには橋詰さんがいて、「自分でとってみる?こうやるんだよ」と、花火のよーに包丁でザクっ!!
…もー、三姉妹、一人残らずノックアウト>_<
あの「ザクっ!」が、自分で出来るなんて!!
おそるおそる、キャベツを「ザクっ!」ととってみた。
大きな葉っぱがついたままのキャベツは、なんだかとってもかわいかった(^_^)

次女&三女もそれぞれ自分で「ザクっ!」
とれたキャベツを抱きしめる三姉妹を、不思議そうに、でもちょっと嬉しそうに見つ
めるお二人。「キャベツにこんなに喜んでくれる人初めてみたよ」だって^ ^ゞ

「何でそんなに嬉しいの?」と不思議がるお二人に、

しっかりと「月キャベ」の宣伝してきたよ¥^O^

この時、黒岩さんがおもむろに「こうやって食べるのが一番うまいんだよ」

といって、キャベツの葉っぱをちぎって食べたの。
三姉妹もさっそくまねしてみた。
ホントにおいしかったよ(*^o^*)
今年はみんなでこのおいしさが味わえるといいね。

キャベツ畑でいつまでもはしゃぎ続ける三姉妹に、

「じゃ、いっそのこと『宇宙畑』なんてやってみる?」との声。
「いいですねぇ〜!!おもしろそう!」なんて、このときはまさか実現するとは思ってなかったよ。

その日は、大食い三姉妹でも食べきれないほどのたくさんのキャベツを

おみやげにいただいて帰ったのさ。


2000.2.11 キャベツの国から‘00・再会

初めて会ってからもう4ヶ月。

その間にやりとりしていたメールで、「宇宙畑」プロジェクト実行が決まり
(っちゅーか勝手に決めた^ ^ゞ)、本格的な話し合いが必要
となってきたため、スキー板を持って(笑)ミーティング会場@嬬恋へ。

昼間はみんな思い思いに楽しんだ。きくは、黒岩コーチ(笑)に

スキー指導していただきましたっ!!もぉぉ黒岩さんたら、プロよプロっ!!まじウマっ!!
黒岩コーチの滑る姿のあまりの美しさに見とれているうちに、レッスン終了。

ってぇおい、レッスンになってないやんか(笑)
まあ、中には某コーチに「3点」なんて言われた人も…(毒)

とにかく、そんなこんなで夜が来て…
夜は、黒岩さんと橋詰さんを交えて、「宇宙畑」のみーてぃんぐ♪
…だけだと思ったらぁ…なんだよぉ〜!!だましがあったぁ!!

橋詰さんがとってくれたお店に行き、一番奥のお座敷にのこのこと入っていくと…

そこにはなんと!!三日月型のケーキがぁぁぁぁ…

もぉぉぉぉぉ!!!!!
やられたぁぁぁぁぁ!!!

みんなからのカード、せんぜい畑さんからのプレゼントに囲まれて、

シアワセ噛みしめるきくでしたぁ〜(*^o^*)
…っていけねっ!話が脱線し始めた!

とにかく、ここではきく@ちびっとマジメモードでお話をした。

飲んだくれてはいるものの、まだよっぱらってない宇宙人達と計画を練った。

話し合いをしてるときに、きくはおふたりのキャベツに対する真摯な気持ちをひしひしと感じた。
そして、だからこそ、生半可な気持ちではいけないなって思った。
お二人にがっかりされたくない!!って思った。

牛やさんや鶏やさんもそうなんだけど、農家の方って、ものすごく強い柱が一本
「どーん!!」って通ってる。

きくはいつも、その柱にふれて、「すごいなぁ」って思う。憧れる。
そんなお二人が、宇宙のために力を貸してくれるんだ。こんなすごいことってない。
こんなに心強いことってない。そう思った。

「自分で育てた物を、自分で食べる。すっごくうれしいと思うよ」

ホント、きくもそう思いマス(*^o^*)
その喜びを、宇宙人みんなで味わえたら、こんなステキなことってない。

宇宙人は、きくが1900年代最後に出逢った、

かけがえのない大事な大事なトモダチだから。

宇宙に出逢ってなかったら、今のきくはいないんだし、

こんなステキな出会いはなかった。
キャベツも作れなかったし、今回全面協力してくれる

「せんぜい畑」さんとの出会いもなかった。

この夏、こんなふうにみんなで何かを「つくりあげる」事が出来るって、

ホントにステキなことだよね。
これも全部、宇宙を通して知り合ったみんなや、

「せんぜい畑」の黒岩さん&橋詰さんの協力があってこそ。

…絶対、楽しい思い出作ろうね。おいしいキャベツ作ろうね。



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