ライブレポ No.115
Special Thanks to とまとさん
1999.11.26(金)
OKST 99 00 神戸国際会館こくさいホール
今日は、記念すべきまさやんの4thフルアルバム『SHEEP』の発売日♪
もちろん私も朝からCD屋さんで予約済みの『SHEEP』を引き取って、予習したよー。
準備はO.K!いざ出陣!今から行くよ〜、まさや〜ん!
外は風が冷たい。。。そういえば、北海道は雪だとか…どうりで。
でも、もうすぐまさやんに会えると思ったら、北風もなんのその。
まさやんも風邪なんかひいてないといいな。。。
そんなこんなで『SHEEP』を聴きながら、足どりも軽く会場へ。。。
今年完成したという「神戸国際会館こくさいホール」。
外観もさることながら、中も広くてきれい。。。サイドにはバルコニー席もある!
音響の良さそうな、本格的コンサートホール。
仕事帰りに息を切らせて現れたかなめ姉とともに期待は高まる。。。
そして、照明が落ち、歓声の中、まさやんが現れる。。。
白いTシャツにベージュのワークパンツのまさやん。首にはシルバーペンダント。
注目のオープニングチューンは…そう 『ステレオ』!
えー!中之条は『月明かり』さんだったのにぃー!やっぱり何かが違う!
会場のボルテージも上がる上がる。いきなりノリノリ♪
まさやんかっこいいよぉぉ…などと改めて思う。
次いで、『Fat
mama』。会場の興奮はいきなり頂点へ!
まさやんも楽しそう♪この場所にいられる幸せをかみしめる。。。
そしてお約束「よろしくおねがいしま〜す、神戸!!」「イェーイ!!」
まさやんのすすめでみんなとりあえず着席。
天まで届きそうなハープが響き渡る。。。『江古田』
このホールは本当に音がいい。優しい音に体が包まれている感じがした。
ゆったりとした雰囲気の中『ある朝の写真』と続く。
「どーも、山崎まさよしです。」
「神戸ね、去年は、あのー、仮設のホールでやったのを覚えてますけどね…
えっと、あれは…」
「ハーバーランド!!」
「そう!ありがとう(笑)。」
「『黒い家』見たよー!!」
「うん、ありがとう(笑)。」
「えっと、今日はアルバムの発売日でして…」
会場、拍手!!「買ったよー!!」
「初回ブックレットになっておりますので、よろしく(笑)。」
よっ!宣伝部長!!(笑)
そして、聴きなれたイントロが…『僕はここにいる』
まさやんの後ろには夕焼け。。。みんな、それぞれの想いでまさやんを見つめる。。。
ここで、チューニング…と思いきや、静かな会場に響く時報の音。。。
軽く笑いをとるまさやん。
そして『砂時計』へ。。。「砂時計」だから時報なの!?そうなの、まさやん??
「砂時計に秒針無いんだけどね。」(byタケシ)(笑)
ついで、『やわらかい月』。
青い照明に浮かび上がるまさやん…切ないよぉ。。。
切なさを引きずったまま『One more time,One more chance』。
泣かせるよ…この人は。
そして、おもむろにピアノへ。会場の期待が高まる。
広い会場を見渡すまさやん。
「すごいねー、3階?3階やんね。3階ー!!」「イェーイ!!」
「2階ー!!」「イェーイ!!」
「1階ー!!」「イェーイ!!」
「早いなー、サッサッて…。(←手を挙げるしぐさ)」
どうも1階のお客さんの反応が早かったらしい。。。
だって、「次だー」って思っちゃうよねー。
「昨日は一日中、お世話になりました。」
そう、前日の25日はFM802が「山崎まさよしDAY」だったんだ。
「聴いたよー!」「まさやーん!」となりやまない歓声。
「わかった、わかった(笑)。」
そして、ピアノ弾き語りによる『ツバメ』。
会場が静かに包まれていく。。。
再びギターを抱えたまさやん。『カルテ』
この曲はぜーったい生で聴くべき!!かっこよすぎ!!
炸裂する「津軽じょんがら奏法」!!そう、チョッパー!この人、やっぱすごい。。。
ギターをたたく音が響き渡る。めちゃめちゃかっこいい。。。
得意そうにギターを弾くまさやん。そう、みんなあなたの思うつぼだよ…(笑)。
曲が終わっても、「すごい…」というため息混じりのどよめき。。。
そして、響くループ音。。。『水のない水槽』
ループの音に重なるギターの音。。。
この曲の持つ独特の雰囲気に包まれる会場。照明の創り出す波に会場が1つになる。。。
そして、『Passage』へ。みんな完全に引き込まれていく。。。
「お客さんにしてみれば、ライブはいつでも1対1だから。」
というまさやんの言葉を思い出す。
確かにそうだよ、まさやん。みんなに、1人1人に、届いてるよ。。。
「こんな俺もありでしょ、しっとりとね。」会場から拍手!!
満足そうに微笑むまさやん。
「朝、何食べたー?」
「なんやそれっ!(笑)。」
「行くぞ~!!」という掛け声に、一斉に立ち上がる会場。待ってました!!
『アレルギーの特効薬』→『What'd I say』
ノリノリの会場。楽しそうなまさやん。
途中、「学園天国♪」のようなレスポンスあり。楽しいよぉ、まさやん!
そして長いイントロ。何、何の曲??あっ、『ドミノ』だ!
アコースティックな「ドミノ」もかっこいい。
まさやんの圧倒的な力強い声に会場がのみこまれていく。
そしてお待ちかね、『パンを焼く』!
注目の早口言葉は…「生麦生米…」「カエル…」「隣りの竹薮…」「赤巻き紙…」
さすが関西。みんなついて行ってるよー♪
「なかなかやるのぉ。」「イェーイ!」
「バスガス爆発…」「スマップシングル…」「旅客機…」「赤パジャマ…」
興奮の会場は、そのまま『Ticket to the paradise』へ。
「みんな楽しんでる??」というように笑顔で会場を見渡しながら唄うまさやん。
楽しいよ、まさやん!!
「行くぞ~、『ヤサ男の夢』!!」「ワン、ツー、ワン ツー スリー フォー!!」
思わず上を見上げる。すごい、3階まで総立ち!!会場が揺れてる。。。
そして、おなじみのハンドクラップ♪そう、『昼休み』。
「昼休みはずっと続かない〜♪アルバムも出たし
プ・ロ・モーションッ!!」
そうだよ、まさやん。関西でしっかりプロモーションして行ってね。
「ありがと〜ぅ!!サンキュー♪サンキュー♪神戸!!」
手を振りながら、去るまさやん。。。鳴り止まない拍手。もっと聴きたいよぉ。
拍手が1つになって、大きくなっていく。パッと明るくなったステージ。
歓声に包まれて、まさやん登場。
黒のツアーTシャツに着替えたまさやん。
「ありがとぅ。」「あのー、Tシャツ売ってますんで…。」とまた宣伝(笑)。
再びギターを抱えたまさやん。
ペンギンのようなヒゲダンスのようなポーズをとる。かわいい♪
ここで、会場から「まさや〜ん、脱いで〜!!」の声。
「脱いでって…何しに来とんねんっ!!別んとこ行け!!(笑)」会場爆笑!!
そして、『振り向かない』。
この曲をライブで、弾き語りで聴けたことが、妙にうれしかった。。。
でも、この曲を聴くたびに、誰に唄ってるの??と思ってしまう。切ないよ。。。
「えー、さっき楽屋で『シーマン』やってまして…。」
実は、前日の杏子さんライブに行っていた私はピンッときました。
アンコールでゲスト出演したまさやんに
杏子さんが「今、ツアー中でしょ。楽屋は1人で…。」 「さみしいのよ。」
「そうでしょー、そう思って、これ、スガくんと私からプレゼント。
ドリームキャストは自分で買ってね(笑)」
と言って、『シーマン』を渡してた!
それを、さっそく育てているらしく、おもむろにギターを弾き出すまさやん。
「シーマン…こっちを向いて…♪」
…それって「ムーミン」??とツッこむ かなめ姉 と とまと。。。
「シーマンは…顔がタケシにソックリ〜♪」
とまと 爆笑!!そういえば…似てるかもぉー!!(笑)
「きっと〜、憎たらしくて〜、最後まで育てられない〜♪」
「まだ、孵化?したばかりやけど…。」
そして『セロリ』。
やっぱり、ライブにこの曲は欠かせないでしょう。
会場に起こる波にまさやんも嬉しそう♪
「それでは…今日発売のアルバムの中から一曲、『審判の日』!!行くぞ~ぃ!!」
ライブでこの曲を聴くのは初めて。中之条ではなかったしねー。
まさやん、私、この曲のサビ練習してきたんだよ。
レスポンスはなかったけど、一緒に唄ったよ♪でも、もっと練習しなくっちゃ!
穂苅さんが言うように、この曲がライブには欠かせない曲になるといいね。
「ありがとー!サンキュー!」と繰り返して、去っていくまさやん。。。
あぁ…もうすぐ終わっちゃう。。。
立ったまま、拍手をやめないみんな。
そんな中、現れたまさやんはステージの前まで出てきて、手を振る。そして、ピアへ。。。
『灯りを消す前に』が静かに始まる。
闇に包まれた会場に、スポットライトで浮かび上がるまさやん。
この広い会場に私とまさやんしかいない錯覚に包まれる。。。
「ただ一つだけ…こんなに愛してる…♪」
何度聴いても涙が出ちゃう。。。
「ほんまにありがとう…。」
何度もおじぎをして、手を振るまさやん。。。こちらこそ、ありがとう。。。
会場が明るくなっても、なんだか帰りたくなかった。
もう少し、この場所にいたいと思った。心地良い余韻。。。
ステージに浮かび上がる1本の道。
まさやんの前にはどこへ続く道があるのだろう。。。
外は寒かった。。。でも私の心は温かい。。。まさやんにたくさんの温もりをもらったから。
まさやんの曲に出会えた、すべての「偶然」や「必然」に感謝。。。
秋の高い夜空を見上げてそう思った。。。ありがとう。
これから、まだまだ長いツアーが続くまさやん。
いろんな所で、いろんな人にたくさんの幸せを与えるんだね。
そして、また大阪に戻ってきてね。待ってるよ。
♪流れてく雲が途切れた先に
ずっと消えずあの星があるから
その果てに夢を描き続けて 僕はまた歩きはじめる
まさやんはきっとこれからも唄い続ける。。。そう確信できるライブだった。。。
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