ライブレポ No.117
Special Thanks to ぽけっとさん


1999.11.30(火)
OKST 99 00
 長野県県民文化会館

松本を電車で通ったときに、常念岳がグレーにかすみ
 
をかぶっているのを見ました
 中央本線の沿線はすでに紅葉のピークを過ぎて
 落葉が終わったあと。冬のたたずまい・・
 もう12月なのだ、と季節を感じます
 
 長野は思ったほど寒くなく、オリンピックで改装された
 駅舎の東口から会場へ

予定どおり6時過ぎに開場
 新しく、かなりきれいな会場です
 私たちの席は2階のうしろのほうだったけれど、
 傾斜がかなりきついので、ステージを見る妨げはありません
 (これじゃ、つむじが見えるかも・・っていうくらいです)

 気が着くと、ホールの一番うしろには立ち見の人たちが列をなしていました。

 18時35分。ほぼ開演
 まさやん登場!ダークグレーの無地のTシャツにカーキのパンツ

 「ステレオ」
 イントロのところが「月明かり?」に似ているので
 「月明かり?」好きとしては、毎回「やってくれるの?」
 って思うのですが(苦笑)
 「fat mama」
 とまずはウオーミングアップ

 『長野です』
 『ダウンジャケットを買ったんで、どうしても着たくて
  無理して着てるんですが、今年は
  暖かいみたいでね?、汗ばみながら着てます』
 北海道で使えるよね、とひとりごと・・・
 
 『お座りになりませんか』というコトバに客も座り始める。

 「江古田」
 ハープのイントロが美しい!
 音の少ないOKSTでは、曲と曲の合間に、まさやんが
 ハープを取り替えて、ホルダーに挟むコトンという音すら
 美しく聴こえてきます
 「ある朝の写真」
 この曲にもハープのイントロが入って・・・

 「アエラの表紙見たよ?」というかけ声に
 『ながいっ!!』といいつつ
 『アエラねえ、そうそう、これでいつでもみんなにアエラ?』
 とさむ?いギャクを飛ばし、本人照れて頭をかいていました
 『いや、言いたかったんだよね?、これ(笑)』

 「僕はここにいる」

 「砂時計」
 イントロで、ギターで時報の音をやるのは、この曲の定番に
 なってきました
 「今何時?」っていうかけ声に
 『知らん!』(笑)

 「やわらかい月」
 この曲は聴くたびに美しくなりますね
 一種の神々しさというのか、神聖さというものが
 漂ってきます。かなり孤独な歌詞だと思うのですが
 癒されるような包まれる感覚になります

 「one more?」
 どうもOKSTでは、この曲はかなり毎回テンポが速い気がします
 CDとか、dominoライブに比べて、歌い上げるというよりも
 力強さを感じますが、気のせいかな??

 そして、エレピへ
 『もうじき28歳です。あと一ヶ月です』
 『長野ね、なにが名産ですか?』
 会場から「りんご?」「そば?」に混じって「おやき?」という声がして
 『あ、おやきはおいしいよねえ?。誰か食べさせて』(笑)
 って、じゃあ食べにおいでよ、って訳には・・・(^^;)
 『風邪が流行ってますけどね、うちのマネージャーの
  タケシがですね、風邪を引いているのに、マスクをしないんですわ
  うつる、ちゅーの、移ったらどうする!』
 ここのMCが長かったのは、どなたか入場して座るのを
 待っていたらしい、ということもあとで聞きました
  「ツバメ」
  
 ギターに戻って。
 「カルテ」
 「水のない水槽」今回びっくりしたのは、自分の声をディレイで飛ばしたことです
  「閉じれない意識で?」というメロディーが流れると
  おいかけるように、「閉じれない意識で?」と小さくエコーのように流れるのです。

(ちょうど、「passage」のイントロのバグパイプの音がずれて聴こえてくるのと同じ状態です)
それが、青をメインとした
  動くライティングと共に、まるで深海にいるような
  あるいは出口のない洞窟にいるような。
  不思議な世界に誘われる気がしました
  こうした、一人ハーモニーは初めてだったのですが
  OKSTの可能性のすごさの一端を知りました

 「passege」

 曲が終わって
 まさやんが椅子を外して立ち上がると
 客席から「立ってもいい??」と声が上がる
 みんな立ち上がりたくてうずうずしているのが判ります

 「アレルギーの特効薬」でテンションは一気に上昇!
 「アメリカどうだった?」の声に
  『アメリカ人だからねえ?』って良く判らないレス(笑)
 「ドミノ」
   エンディングの「トゥルルルル?」の部分と
   ギターのソロの部分は、ちょっとdominoライブのときよりも
   鋭さが少ないかんじでした
   やっぱりあれだけ、しゃっきりとした弾き方ができるのは
   生のドラムやパーカッションとのセッションでやる
   バンドならではなのかもしれません

 「パンを焼く」
  
『それこそ、君のためにそばを打つ?』
 
 『きみのためのおやき?』っていうのもあったかも・・・
  早口ことばは「生麦?」「かえる?」「茶パジャマ?」
  「東京特許?」「バスガス爆発?」「トナリの竹薮に?」
  「赤巻き紙?」
  「SMAP?」を客席が難なくこなすと
  『なかなかやるな?』
  あとひとつ、『旅客機?』ナントカっていうのをやってましたが
  聞き取れませんでした・・・
 
 「Ticket To the Paradice」
  アルバム発売後ということで、客席のノリも
  前より上がってきてます
  カッコイイのひとこと!!

 「ヤサ男?昼休み?ヤサ男」

 アンコール

 ツアーTシャツを着て、なんと一度通り過ぎようとする
 おいおい!!(笑)

 「振り向かない」
  毎回この曲のイントロのハープが始まると、会場が
  どよめきと拍手に包まれます
 「セロリ」
  早口言葉にまさやん最後の部分失敗?
  ギターが早く弾きすぎたのかも??
 「審判の日」
  この曲もどんどん客席のノリがよくなってます?
  みんなでサビを合唱する日も近いかな!?

 再アンコール
 「灯りを消す前に」
  
ライティングは、細長い二つの短い光線が、背景にあって、
  ちょうどロウソクのように見えます
  最後にそのライティングが消えるというのが、
  曲名と合っている、ほんとうにライブの最後にぴったりの曲

  ただ、あまりにふっつりと終わっていく感じがあって
  客電がついても、現実に戻れないよ、ってまわりの
  女の子が言っていましたが、確かにそうかもしれません
  パワーを出し切ったというよりも、余韻が強い終わり方
 
  「やった?、かっこよかった?」「すっきり?」というような
  発散型のライブではなくて、自分の中でライブを反芻するという
  感じが毎回しています

  茨城のライブからほぼ10日程度の違いで、アレンジや
  間奏の流れ方など、たくさん変化がありました
  この短期間にすごい!
 
  これが来年3月にはどういう風になっていくのか、
  やはり、何度か通って違いを感じたいと思いました


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