ライブレポ No.118
Special Thanks to ぽけっとさん


1999.12.02(木)
OKST 99 00
 函館市民会館

やっぱり北海道は寒い(当たり前ですが・・・)
 でも地元の人には、この日は「珍しく雪が降ってない」と
 言われました。道路に氷結した部分がほとんどないので
 雪のある生活に慣れていない私には有り難いかぎりです

会場は函館の中心地から少し外れた温泉街・湯ノ川温泉地区の 中にありました
 予定どおり6時過ぎに開場
 会場には制服姿の学生や若いかんじの人たちが多いように見受けられました
 中にはサンタクロースのカッコウをしている人も居て
 目立っていましたね。

 18時35分。ちょっと遅れて開演
 まさやん、今日は紺?に「PIGGY'S」?のロゴの入ったTシャツに
 カーキのパンツ。気がつくと左手に金属(銀?)のブレスレットをしていました

 「ステレオ」
 イントロが相変わらず「月明かり?」似。
 毎度のことながら、つい期待をしてしまうのは
 どうしようもないです(笑)
 
「fat mama」

 この2曲を聴いただけでも強く思うのは、まさやんが
 ギターの打楽器化、というか パーカション楽器としても多用
 しているなということです
 「カルテ」で導入したピッキング奏法(でしたっけ?)は
 他の曲でも使っていましたし、これが『ドラムがなくても
 ドラムがあるような』というイメージを増幅させていると思います

 ついでにこの日はトップを両手で叩いて拍手を強要(笑)
 『一同着席!』
 『この時間を楽しんで下さい』

 「江古田」
 「ある朝の写真」

 相変わらずコトバに詰まると『世紀末ですね?』が出てきます
 でも『2000年問題についてどう思いますかとか
 取材で聞かれるケド、そんなねぇ?、2000年になったって 
 おんなじことやってるだけですよ』って言っていました

 『実はドリームキャストを買いまして』
 『杏子さんが
「シーマン」をくれたので、慌てて帰りに
  買いに行ったんですよ。この僕がドリキャスです(笑)』
 『しかし、ツアーの最中育ててますけど、あれは生意気ですねえ
  みなさんもお気をつけ下さい(笑)』
 
 「僕はここにいる」
 「砂時計」
 「やわらかい月」

  この曲を聴いて温度感覚を覚えたのは
  この日が初めてでした。おそらく、普段と違う寒い
  函館でこの曲を聴いたからかもしれませんが、
  この日の「月」はちょっと荒涼とした原野の河辺
  笹が生い茂って、月の光に白く反射しながらそよぐような
  そんなちょっと黒澤明監督のモノクローム映画の
  ような世界に誘われた感じがしました

 「one more?」
 今回のツアーでどういうわけか、
 毎回随分テンポが速いなと感じる曲です
 個人的には「やわらかい月」と同じくらいのゆったりした
 感じだと思っていたのですが、弾き方・歌い方から
 くるのか、他のライブのときよりも
 ちょっと不安な感じを漂わせているかんじがします。

 そして、エレピへ
 『しーんとしてますねえ、シーマン、あ、台無しですねすみません(笑)』
 
『一度どれくらいしゃべらないでもつかやってみましょうか』

会場から「え?」の声
 でもすぐに
 『間がもちません。』(笑)
 『実は昨日、大阪でイベントに出演してまして、その残りでまだ「ほろ酔い気分」なんです』
 それって二日酔い???
 
『え?、メンバー紹介です』(爆笑)
 『だれもおらん、ちゅーの』

 で、
『ギブソンJ45、サザンジャンボ?』ってギターを
 紹介してました
  
「ツバメ」
  
 ギターに戻って。
 
「カルテ」
 「水のない水槽」

  青いスポットライトが舞台から客席まで回りながら
  当たっています。歌詞がエコーでおいかけてくるのを聴きながら
  「水槽洞窟バージョン」と勝手に命名。深いですね
 
「passege」

 曲が終わって
 椅子を外して立ち上がると
 
『しっとりしてますねえ』
 『どうして今日はこんなに自分でも落ちついているのかわかりません。

ちょっと落ちついているだけではあれなのでドンっと行きたいと思います』

 『ちょっとアドレナリンを入れます』と言って、頭をトントンって
 叩いていました(笑)だいじょうぶか??

 「アレルギーの特効薬」
 「ドミノ」

  今回はギターのソロの部分もバリバリ決まってました
  
『ちょっとね、肝臓の強いところも見せとこと思いましてね(笑)』
  『しかし、プラッドピットはギターが下手ですね』

   ジーンズのCMのことを指して言っているのですね、きっと
   でも、過激だな?本人も失言と思ったのか、すぐに
『あ、すみません』(笑)

 「Ticket To the Paradice」
 「パンを焼く」

   早口ことば、先日発売された「トーキンロック」で
   かみまくっていた
「旅客機多客期、高くつく」、やっぱり失敗してました(^^)
  
 
「ヤサ男?昼休み?ヤサ男」
   途中のところで、カズーをくわえてメロディを吹こうとした
   ら、なんと!横の台にカズーの準備がしてなかった!
   ギターを弾きながら下手に下がっていって、スタッフにくわえさせて
   もらって戻ってきました。客席は大喜びです
   歌詞を
『アルバムも出して、プロモーション!』って変えて歌ってました
   この曲がすごいグルーヴで、ラストにふさわしい盛り上がりでした
   とてもギターだけとは思えない様々な音が聞こえてきました

 アンコール

 ツアーT(グレー)を着て、す?っと舞台を通り過ぎようとして・・(笑)
  
『よかったらツアーグッズお買い求めください』

 「振り向かない」
   曲が終わって
   ライブでは滅多にやらない曲ということで、みんなが余韻に浸っていたら
   いきなり、まさやん演歌っぽいフレーズをギターでつま弾き   始めて・・・
   よ?く聴いたらご当地ソング?「函館の女」でした(笑)


 
「セロリ」
  次の曲の紹介に『え?、11/26に出ましたアルバムから・・・』
  といいかけたら、客席から
  「たろ?ちゃん!」(「Mr.Tのリベンジ」ですね)と声が上がって
  まさやん苦笑してました。でもめげすに
 
『審判の日!』

 再アンコール
 「灯りを消す前に」
  歌詞の
『愛してる』
  毎回聴く度にどきっとしてしまっていたのですが、 
  やっとこのコトバに対する免疫?ができてきました

 『ありがとうございました。また』

  自分が住んでいるところから、かなり離れた場所で
  「審判の日」を聴いたとき、ふとまさやんに対して
  <音楽の伝道師>という言葉を思いつきました
  宗教っぽくなるっていうのではなく、
  場所を問わず、あらゆるところに自分の音楽を広げていく、
  という意味で。

  そして、今回強く感じたのは、まさやんは本当に
  自分がライブを楽しんでいるなということです
  もちろん、私たちも楽しませてもらっていますけれど
  まさやんは自分が楽しめること、そういうライブを
  しているな、ということ、それが伝わってきた
  すばらしいライブでした

  年齢層のせいなのか、アイドルみたいに「きゃあ?」というような
  歓声がしばしば上がったのはちょっとびっくりでしたし
  演奏前に集中しているときに、かけ声をかけるのは
  どうだろうなあとちょっとだけ、ファンの側のマナーについても
  考えたりしましたけれども・・・

  でも  「こちらこそ、ありがとうございます!」
  「また」って言われてもいつのことやら困りますけどね・・・

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