ライブレポ No.134
Special Thanks to Kimちゃん
2000.01.23(日)
OKST 99 00 浜松市教育文化会館
私にとって初めての One Knight
Stand Tour。そして地元でのコンサート。
日程が発表になった時からずっと楽しみに待っていました。
…が、当日はあいにくの雨。この季節にしては珍しい雨。
日曜日という事もあり関西・関東からの遠征組を駅にて捕獲。
かなめ・ななこ・Chikoしゃん&ゆきちゃん・まるきち…っと何故かそこにちよ♪姉&フミヨ嬢が…。
これぞ宇宙の法則!!
「行きたいとこあるから〜。」と言うちよ♪姉たちと別れて、K−MIXへ。
今日はここからプライム生放送。ビュースタジオじゃぁ無いけど。
それでも周辺には2〜30人位の人。
と、その中にまたまたちよ♪姉&フミヨ嬢発見!!考える事は皆同じ。
雨を避けてK−MIX入り口付近で皆でラジオを聴く。同じ屋根の下…。
すぐ近くにまさやんいるんだぁ。
予約をしておいたうなぎ屋さんへ移動。地元の老舗名店。
入り口を開けるとそこには外人さんのグループが…。
G.LOVEさんだった。(らしい実はしっかり見てないのよ。もったなぁ)うなぎ食べてました。
良いのか?あんな目立つところで。私たちは個室のお座敷で。
ビールで軽ぅく乾杯!!まさやんも「美味しいねぇ」と言っていたうな茶を楽しむ。
個室のせいかまったりとした空気の中、まる眠そう(寝てないから当然だよな)。
温泉旅館にいるかのようなひとときでした。
その後浜松名物(らしい)YAMA○(←崎じゃない)のミニハープをみたり、
トイレ&休憩タイムをはさみつつ会場へ。会場前で宇宙人数名を捕獲するもあまり話せず。
雨のせいか入場が思ったよりも進まず、やっと入って席に着いた頃には開演時間ちょっと前。
席は9列。近い。
古い会場だからか座席と座席の間も狭く更に近く感じる。
一階席二階席が一続きになったフラットな感じのホール。これも古さ故か?
後ろを見るとずっと上の方まで雛壇状態。もちろん満員。定刻ちょっと過ぎ客電がおちいよいよ!
「ステレオ」そのまま「FatMama」
ここでMC「さっきはラジオでありがとうございました」
”英語喋らんのぉ〜?”の声に
「うぅ〜ん、まぁ英語圏なんやけどね。最近は日本語も乱れてるから…。
母国語は大事にせんとね。」(←なんか矛盾してる)
客席からの”うなぎー””うなぎパイー”の声に「それしかないんかい!!」と突っ込む。
…それしか…ないねん。
時折混ざる地元の言葉に『あぁ〜浜松なんだなぁ』としみじみ。
そんな感じでチューニングをしつつ声援に応えるまさやん。
するとそこに…”いっぱいいっぱいやん!!”
会場爆笑。でもまさにその通り。良かったね>ニコイチ。
「座りましょうか」と言って皆が座ったところで
「江古田」「ある朝の写真」
とここでもまたMC。
やたらと浜松ぅーを言うまさやん。
「浜名湖は近いんですか?」「富士山は?」
「僕の部屋から富士山ちょこっとだけ見えるんですよ。あれ高尾山かって位に」
「まぁ富士山繋がりという事で…」
「ツアーも3分の2?4分の3?終わったところで…この間沖縄に行って来たんですよ。
プロモーションビデオの撮影もして…。廃虚みたいな所で撮ったんですけど、映画みたいな…。
こう銃でバァーンと撃たれたりしてね…ウソウソ。」(そりゃそうだろ)
…中略…
「血ぃたらぁ〜とかね…」(まだ言うか)
「沖縄ではめんそーれって言うんですよ。ようこそって意味で…。♪めんそぉ〜れここっへ♪」
サブゥー。
静かになったところでギターをおもむろに弾きはじめる。
サブイギャグは静かにする為のねらいだったのか…?
空気がフッと変わる。
「僕はここにいる」
チャイムの音。途中客席からの”起立”の声に背筋ピン!
なんてして「砂時計」。後ろのスクリーンに映った絵(?)が印象的。
「やわらかい月」「心拍数」。たまらん。
チューニングを直してからピアノに向かう。
なんか喋ろうとするけど、ど〜も目線の先にいる人達が手を振るらしい。
「手を振るな!!」とか言いつつ、目つぶってちょっとMC。
「ツバメ」
静まり返った会場の隅々にまさやんの声が染み渡っていく。
きっと皆の心に届いてる。余韻を残したままループへ。
「カルテ」
アコースティックライブのイメージを覆すかのようなエフェクトバリバリのボーカル。
ギターを叩く音もまたよし。
一瞬合わなかったとこが有ったような気もするけど、そこはご愛敬。
同じ流れで「水のない水槽」
ギターのループとボーカルのエコーで水の中にいる様な、ぐるぐると廻る渦の中に入ってしまった様な、
真ん中にすぅ〜っと沈み込む様なそんな感じ。いつ聴いても不思議な雰囲気のある曲だ。
「Passage」
一転して「アレルギーの特効薬」
おなじみのWhat’d I sayの後おもむろに「ダンス天国」
♪na〜nananana〜のコール&レスポンスも決まって、「ドミノ」。
そしてこれがないとまさやんのライブに来た気がしない「パンを焼く」
♪好きならしょ〜がなぁ〜い!しょーがない!!に一々反応するまさやん。
何だ?そんなにスゴイのか?
やはりフラットな会場は違うのか?振り向いて確かめたかったが出来ず…。
途中「ギター!!山崎まさよし」ギターソロ(って言うか一人でやってるから全部ソロだけど…)で、「Thankyou!!」。(かっこ付けすぎ)メンバー紹介らしい。
「ボーカル!!山崎まさよし」ボーカルソロ(ってそんなもんあるのか?)で、
またまた「Thankyou!!」。(かっこ付け)
そして「ハーモニカ!!山崎まさよし!!」
ホルダーを付けてないからどうするのかなぁ〜っと思って見ていると、
ギターを弾きながらじりじりとハープに近付き電光石火!!でハープを取りソロ。
終わると急いでギターに戻り「ありがとう」(笑)。
「いくでぇ〜」でコール&レスポンスからおなじみ早口言葉。
生麦・カエル・赤巻紙・東京特許・ナタデココ・カラス・
ニワトリ・スマップシングル・マジシャン・バナナのなぞ・ガス…
ミョーにいっぱい、まだやるのかぁ〜と思うほどやってくれました。
赤パジャマに「言えて無いやん」とツッコミ「ワンツーさん!!」(実はここが好き¥^^¥)
♪君の為の〜では「ご存知うなぎパイ」も…。やっぱ好きじゃん(笑)。
「Ticket to the paradise」「ヤサ男の夢〜昼休み〜ヤサ男の夢」
舞台袖にいるノボルちゃん(?)にカズーをくわえさせてもらったり、
歌いながらいちいちポーズを決めてみたりご機嫌。
そのままのテンションで「ありがとう!サンキュー浜松!!」
アンコール グレーのSHEEP
T−シャツで登場。
パープのイントロは…「振り向かない」皆が「あの曲やるとは…」と言っていたのはこれだ。
以前気恥ずかしくて歌えないと言っていた曲。
ある日いきなり唐突に私の脳にこびりついて離れなくなったこの曲。
CDで聴くと「振り向かない」と言いながら「振り向き」まくっているめめしい歌だと思うのに、
この日の「振り向かない」は違った。
過去は過去として大事にしつつ、でも、「振り向かない」。
前を向いて本当に確かな一歩を踏み出したような…。
そんなに大きくはないステージにミシシッピーの草原を見たような気がした。
「クロスロード」「セロリ」
ギターを弾きながら弦を叩く音がバスドラの音の様に聞こえる。
この曲以外でもギターのボディーや、いろんな所から音がして魔法みたい。
「審判の日」
フゥゥー♪を大合唱。盛り上がったところでアンコールも終了。
すかさずアンコールの拍手。
会場中の拍手がピタっと合った時まさやん登場。
「どぅも」とピアノの前へ。
「灯りを消す前に」
暗い会場の中ピンスポをあびて歌うまさやん。
他には何も目に入らない。”私の為に歌ってる”と勘違いしてしまう程、声が近くに感じた。
終わっちゃうんだなぁと思うと寂しいけど、でもすごく幸せな気分。
歌が終わってライトが消え、拍手。
もう一度ライトが点くと「ありがとう」と言って袖に向かう。
帰り際いつものジェスチャー(愛してるだっけ?)
あっという間の2時間ちょっと。
でも、とってもとっても密度の濃いぃ〜ライブでした。
FMでおだてられまくってきたせいか(?)始めからめちゃめちゃ機嫌良く、
最初から最後までずーっと最高の笑顔でした。見ているこっちまで笑顔になってしまう程の。
終演後外に出ると雨は嘘のように上がり、星もちらほら。
ツアートラックの前で記念撮影。泣く、はしゃぐ、感動で無口など反応は様々。
でも、皆「来て良かった」と言ってくれて私も嬉しい。
いつもは自分が出掛けていく立場だから…。
駅までの道のりライブの感想を話したり、言えなかった早口言葉を練習したり…。
「バナナのなぞはまだなぞなのだぞ」…難しい!!
西へ東へ新幹線に乗り込む宇宙人たちを見送り、さぁ〜帰ろうかと思ったところに電話。
がっちゃんから「聞きたい事があるんだけどぉ〜…」
何かと思えば「まさやんの言ったサブイギャグって何だっけ?気になって寝られなくなりそう。」
すぐには出てこない。話している内に近くにいる事が判明、合流する事に。
途中薄曇りの空に浮かんだ”満ち足りた”をちょっと通り過ぎたやわらかい月に照らされながら、
頭の中はサブイギャグサブイギャグ…。
沖縄→めんそーれ→♪めんそーれここっへ♪
無事質問にも答えられて、皆安心して眠れるねって…
(でもコーフンで眠れなかった)。
初めて遠征無しでライブを観て、逆に皆がいろんな所から来てくれて、
まさやんのライブも嬉しいけど、皆に逢えるのも同じくらい嬉しい。
1日たっぷり楽しんで、ライブもとっても良くって盛り上がって、皆が喜んでくれて私も嬉しかった。
まさやん来てくれてありがとう。そして皆も。
また来てね。うなぎが待ってるよ。
(あぁもちろん自分で食べてね。奢らないから。)