ライブレポ No.152
Special Thanks to かなめさん


2000.03.16(木)
OKST ARENA 2000
 〜追加公演〜

大阪城ホール


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16日、17日と大阪城ホールへ行ってきたのですが、もともと「誰かがライヴレポを書くやろう」と
油断していたらどうもみんな同じような事を考えているようで・・・。

「あれだけ宇宙人がおったのにレポが無いカモ」疑惑が浮上してきたので、つたない文章ではありまスガ私が・・・。
全くメモもしていないのでMCを中心に思い出せる範囲でポツリポツリと気が向くままにラクガキさせていただきます。
従って本文中で触れられない曲目が出てくるかもしれないので先にセットリストを・・・。
また、One Knghit Stand Tour 1999−2000を既に何本か聴いているので
変化があったところだけクローズアップされているかもしれませんがご了承ください。

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16日セットリスト

ド ミ ノ
Fat mama
 
6月の手紙 
ある朝の写真
名前の無い鳥
僕はここにいる
One more time,One more chance(ピアノVer)
ツバメ
カルテ
水の無い水槽
Passage
 
アレルギーの特効薬
  WHAT’D I SAY
ダンス天国
月明かりに照らされて
Ticket to the paradise 
パンを焼く
昼休み
ヤサ男の夢
 
アンコール1
振り向かない
中華料理
セロリ
審判の日
 
アンコール2
灯かりを消す前に
 

ほぼ定時で仕事を終えて大阪城を横目に歩き始めた。このお城の敷地の反対側にまさやんが!!!
初のアリーナクラス。どんなライヴになるんやろう?
バックヤードも開放してさらに立ち見も出ているからかなりの人数に違いない。
ピアノは大きな会場だからもしかしてグランドピアノなんて入れてくれてたらどうしよう?だとしたら嬉しいなぁ。
そんな事を考えていると歩いても歩いても一向に前に進まない。ほんの20分弱が1時間近くに感じられた。
会場近くの広場にはたこ焼やらなんやら屋台が出ていて腹ごしらえをする人、待ち合わせをする人・・・
ライヴがある時はいつも目にする光景だけれどそれを見て急に
「とうとうまさやんが城ホールでライヴをするんだ!」
という実感が湧き、急に緊張感が襲ってきた(なんで私が・・・)
ほぼ満月に近い月を見てやっと落ち着きを取り戻す。
 
定刻。まだまだ客席に空席が目立っている。お客さんが会場に入りきれていない。
それだけ大きな会場を意味している。流れが止まった頃客電が落ちた。
懐中電灯の光に足元を照らされてまさやん登場。
黄色いTシャツ。
 
おもむろにギターを取り上げて弾き始める。
「ド ミ ノ」
あれ?もしかしてまたイントロが変わってる?
1ヶ月半しか経ってないのに毎度の事ながらまさやんにはやられますなー。
 
「Fat mama」会場の盛り上がりにのせられたのかまさやんに勢いがあったのか
それとも相乗効果なのか曲にもとても
勢いが感じられた。
その勢いのまま
「よ〜ろしくぅ〜おーねがいしまぁ〜す♪」
何度も聴いたはずなのにやはり劇的な幕開け。
 
初めてまともにしゃべり始めた時、声が震えていたように聞えた・・・ら、
なんてしゃべったか記憶がぶっとんで覚えてません。ごめんなさい。
 
「いやぁ〜大阪ですねぇ。」「大阪といえば2年半前まで大阪でラジオをやってましてですね・・・
FUNKY 802(エイト・オー・ツーと読みます。独特の昔のジングルの口まねをしながら) 
FUNKY 802でですねぇ〜・・・」
「大阪と言う事で黄色いTシャツです・・・。」

 
「城ホール記念と言う事でね・・・なんや記念・・って・・」「大阪・・また久しぶりのライヴと言う事でね、
「今日はまぁのんびりと・・・ね、そこまで来ている
を思いながら・・・頑張りましょう。何を言うてんねん。」
 
「6月の手紙」私の背後から「野菜ジュースやぁ・・・」という声。まさやんの曲をあまりよく知らない人も
ここで一安心したのかなぁ?
パーカッションのループとギターが重なる。日常の些細な事を書き綴っている歌詞に、
なんとも言えない安心感を覚える。
最後の
「NaNaNa〜NaNaNa〜NaNaNa〜」のところに「Ha」の音が加わって聞こえ、
ちょっとアフリカンテイストが加わった気がしたのは私だけ?
 
CDで聴くとファゴット(?自信ナシ)の音の部分をまずハープで演奏してからギターへと
移っていくのだけれど、このハープのイントロが「大きなのっぽの古時計」に一瞬重なって聞こえるせいか、
幼稚園時代まで一瞬にして溯り、現在の生活に戻る記憶のタイムスリップをしてしまた。
その後に「留守電にし忘れてた・・・」と入っていく・・・。
そうすると「どれぐらい僕は変わったろう・・・」の一節が今まで以上に心に染みる
「ある朝の写真」でした。
          
ギターを調律しながらのMC。
「ツアーをやってまして今日初めてですねー
降ったのは。」
「今年のツアーは行くとこ行くとこ
が降りました。」

客席から「雪男!」
「意味が違うやろ!雪男てー。世界が大発見や。世界中が大騒ぎ。フライデーされるわ。」
と突っ込みを一通りすると自分で自分のツッコミが
に入ったのか1人で爆笑するまさやん。
 
でもパッとキモチを切り替えて次の曲へ行くまさやん。
散々笑ったのにさすが。こんなところでも感心させられます。
 
ギターを置いてピアノへ・・・あれ?もう「ツバメ」と思った人は少なくないはず。
すると映画のあのシーンと同じ音が・・・
「One more time,One more chance」のピアノversion
そんなことされると月キャベのシーンの数々が・・・中之条へ行った初夏の思い出がまわる・・・。
この曲で必然的に涙腺が切れた人は私だけではないようで、すすり泣きをする音が四方から聞こえる・・・。
 
曲が終わり、ちょっと照れ隠しでもするかのように「どうも。バラード歌手です。」
「アリーナをずーっと廻ってきているんですけれどもあと3つでねぇ
終わりに近づくとだんだん寂しくなってきますねぇ。」

(といいつつ喉から息が逆流した気が・・・音こそ拾って無かったものの、そう、密かにゲッ☆)
「大阪城ホールは昔Charさんとセッションをやった事があってその時は
客席が真っ暗で暗闇に向って歌ってましたねぇ。
こないだAAAで福耳としてちょっと出た時も暗闇に向って歌ってましたねぇ。
ソロでは初めてなんですけれども客席はこんな風になってたんですねぇ。
未知との遭遇というかインディペンデンスディみたいにこう・・・」
とスタンドのカーブを手で描くまさやん。
いまいち自分のトークがお気に召さなかったのか
「何かしゃべる事考えて来いっ。何落ち着いてんねん俺は。」と自分に突っ込む。
 
そして
「ツバメ」スモークに包まれ霞の向こうにいるまさやん。

ギターを大事に包み込むように持ち、チョッパー&ボディを叩きながら歌うまさやんのうれしそうな顔。
「カルテ」。
他には誰も寄せ付けない、お客さんが周囲にいる事を忘れて完全に自分の世界入り込み、
「ギターと戯れているまさやん」「ギターと一緒に鳴っているまさやん」を見た気がする。
おまけにね、カメラ割がニクイねぇ〜。それまではギター全体を映していたのにチョッパーのところでは
ちゃんと
手元の大写し。ギター好きにはたまらない映像だったハズ!>そこのニコイチどやった?
声にもエフェクトがかかり、余計に歪んだ印象が増した気がしました。
前よりさらにキーが上がっていた気がしたのは気のせいなのでしょうか?声が高い高い。
 
引き続き
「水のない水槽」また前回に聴いたのとはギターのループの音が変わった??


「Passage」
は今回バックヤードを開放している為、ホリゾントを使えないので照明を点々とハの字に置き、
長い道、「歩きつづける道」を表現していた・・・のかな?何度聴いても音の「広がり」に圧倒されます。

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そして・・・「そろそろお尻も痛くなってきたことでしょう。」と優しく語り掛けるまさやん
「アレルギーの特効薬」〜「WHAT’D I SAY」〜「ダンス天国」もう楽しいのは書くまでも無い。
というかギターの音色がどうとかカッティングがどうとか覚えて書いている余裕なんてなぁ〜い!
楽しむだけで精一杯。

One Knghitの「月明かりに」はパンチのある曲でありながらもやさしく心地よく響くよね。
サビの
「ま〜よわない♪もう・・・」のあたり、声とギターの音色に包まれてたまらなく
心地よいのは私だけではないハズ。
これを読んでくれている
そこのアナタ!アナタもズバリそうでしょ?
 
「Ticket to the paradise」これもまた変わっていましたねぇ。

今回の私のツボに入った曲のうちの1つです。
歌いかたが。壷。「パームツリー」で放り出すように、音があがる。

それを「僕をそそのかすぅ〜♪」でもやったのがとっても印象的でした。
 


これを聴くともうライヴもそろそろ終わり。
なんだか寂しい気分もするけれども
コール&レスポンスで会場とまさやんが一つになれる
「パンを焼く」
「好きならしょうがなーい!」「しょうがなーい!」のレスも知らなかった人が多かったようだけど、
すぐに真似してついてきてくれるから嬉しくなるねぇ。
早口言葉は少なかったような気がするなぁ。

順不同に生麦、カエル、バス、スマップシングル、マジシャン魔術後、
なかなか鳴かないからすが泣いた(?やってたかちょっと自信ナシ)
赤巻き紙は会場が言えてなくて、ご機嫌さんで
「きがきがき(笑)」と真似して突っ込んではりましたねぇ。
特筆すべきは
カとナタでナタ
(わぁおぉぉ!初めて聞いた
関西弁バージョン!!ちなみに浜松ではノーマルでした)
きい文字のところにアクセントを置いてみてください)
ちょっとちょこ取ってちょうだい(??新ネタかみまくりの為正しく聞き取れず。)
「それぐらい言えるやろ」と
ツッコムまさやん。それは自分に対して?それとも客席に対して?

そして待ってました!ご当地ネタ

「♪君のためのいか焼き〜♪」

「♪君のためのお好み焼き〜♪」

「♪君のためのたこ焼き〜♪」


でたぁ〜粉物3段オチ!

個人的に「いか焼き」が出てきたのがミョーに嬉しかったりして(笑)
 
あぁ〜とうとう最後。
「昼休み」「ヤサ男の夢」のMIX。
何故か今回アップテンポの曲も歌詞がよく聞えてきて、手拍子しながらも
「ちょちょちょちょちょっとまってぇぇ〜帰んないでぇ〜」
「キミ(=Audience)がいなくなったら何も始まらない」などの歌詞を今更ながら噛み締めてしまった。
そうするとまたまた今更ながらこの2曲がMIXされて最後に持ってこられた意味を噛み締めてしまい、
一層「あーほんまにまさやんってライヴが好きなんやなぁ〜」って思う。
終わりだと思うと寂しいけどやっぱり毎回毎回
「ありがとぉぉぉぉ〜」と思うのでありました。
 



アンコール1
今度は黒いTシャツにお召しかえ。
会場を見渡して「ハンバーガー計画とはこの事やねぇ。後ろからまえから・・・。」
 
アンコールの2曲目。
「中華料理」
これもまた「月明かり」「セロリ」と並んでたまらなく幸せでニンマリしてしまう曲だよねぇ。
一曲演奏し終えてはにかむようにまさやん「懐かしいぜ」
 
野太い声を出して発声をしたかと思うと
「審判の日」
「♪知らない間に
も増えてく・・・」の一節にライブ中は楽しさのあまり時を忘れてあほ面して聞いているけれど
一瞬ドキっとするのは私だけ?
 



アンコール2
「灯りを消す前に」



 
客電がつき、誰もいなくなった黒ずくめのステージにはギタースタンドにたてかけられた1本のアコギが
スポットライトに照らされて静かに浮かび上がっている。
この光景がこのツアーの全てを象徴している・・・。
 


確かに言えることは・・・
 
ただひとつだけ
 
まさやん・・・ありがとう。

 
 

 。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪ 。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪
うーん。どうも失礼しました。ただただ感想文になってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
実は粉物3段オチが書きたかっただけだったりして(笑) 

。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪ 。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪

  かなめ


  
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