ライブレポ No.158
Special Thanks to AKOさん
2000.08.12(土)
YAMAZAKI MASAYOSHI
in Augusta Camp 2000
YMAC2000
札幌 真駒内オープンスタジアム
<8/12(土)札幌真駒内オープンスタジアム 天気/快晴 気温/25度>
会場はこぢんまりとした野球場。半分を使い、スタンド席とアリーナ席に分かれている。
私たちはスタンドの1番前の席で、こちら側は全てイスだったけど、ステージの後ろ側には
芝生のスタンド席が見える。
あそこで座って聞いたら、気持ちいいだろうなぁ。そんなことを思いながら、のんびりと待つ。
生ビールを売ってたり、焼き鳥があったり、お祭り気分。
心地よい風に吹かれながらオーガスタファミリーのPVを見て過ごした。
PVがおわり、客席がざわつきだすと、左手よりゲンタさん登場、約15遅れの5時45分スタート!
「Y・M・A・C!」と叫びながら、ゲンタさんと客席全員で手文字(?)。
次は「原田・大ジャンプ!」と叫びながらのジャンプ。
もちろん客席だって大ジャンプ!
(でもね、実は1回ゲンちゃんは「YMCA!」って言い間違えてた(笑)。)
キタローさんと山木さんが出てきて音が流れ始める。
アップテンポのリズムの中、いよいよまさやん登場!
紺地に水色の花模様のアロハに、いつものカーキのハーフカーゴパンツ。
もちろん頭にはツアーグッズのタオルがしっかりと巻かれてる。
ハープを吹きながら軽くステップを踏んでいる。
手を振り降ろして音楽を止めると「それではそろそろ行きますかぁー!」
会場からものすごい歓声が上がる。
えっ、その前奏は、、、うーん。他の会場行ってなかったら全然わかんないよなぁ。
「審判の日」だ!
陽は落ちてる途中って感じで、ステージだけお日様できらきらしてる。
気持ちいいぞぉ!楽しいぞぉ!
ここでもうメンバー紹介。キタローさん、ゲンちゃん、山木さんと続いて
「真駒内ー!」と叫ぶと、次の曲。
えっ!レゲエか?何?「ステレオ」だー!
賛否両論のある(笑)あの舌を出した変な顔が満開だ。うんうん。
ここでMC「どーも。真駒内、真駒内、山崎まさよしです」
「涼しくて気持ちいいですね!今日は楽しんで帰って下さい」
いろんなかけ声に、又あの変な顔で返している。まったくぅ。
テンポの良いリズムが流れてきた。「アレルギーの特効薬」だ!
客席の手拍子が激しくなる。まさやん、笑顔全開で歌ってる。
こんな顔で歌われちゃ、もう、しょうがないよねぇ。
途中でコール&レスポンスが入る。あの例の「NAーNANANANA〜」っていうやつ。
終わるとすぐに、山木さんの、体に響くようなドラムが続く。
「ド・ミ・ノ」
やっぱこの曲めちゃめちゃかっこいい!
すっと、一陣の涼風が吹く中、気持ちよさそうに歌ってる。
MC「えー、真駒内、ま・こまないなのに混んでいる・・・」
客席から思わず「さむー!」と声が上がり、冷たい拍手が寂しく響く(笑)。
気を取り直したように「涼しい、涼しいわ。夏の間はここに限るね!」
(そう。今までの会場ではボタンをはずしすぎていて、おみさん曰く「甚平のように着崩れたアロハ」
だったのに、とても涼しかったので、この日は上までしっかりボタン止めてました)
「えー、ここはオリンピックのために作られたとこらしいんですが、実は私その年に生まれてるんですね」
(ここで固まる大姉2名。うーん。私達はテレビでオリンピックを見ていた気が、、、。
ジャネットリンとかさ。)この話で会場が感心したように「ふーん」なんて聞いてた
ら、「なんや、(反応が)普通やな(笑)」と一言。
「クッキャウリャ(何か言おうとしてかんでしまったらしい)
ま、その、えー、楽しんでいってくれよ!」もちろんだわさ!!
ここでまたもやレゲエのリズム。これは「ペンギン」だ!
「WOWOWO〜」が「YOYOYO〜」になり、レゲエムードいっぱい。
まさやんの「Happy?」の声にもちろん「Yea!」。
ここでペンギンが3色(匹)登場して、まさやんの後ろで何かしている。
おや?音楽を止めると1匹ずつ背中を見せる、と、背中にはそれぞれ「YMAC」の文字が
テープで貼ってありました。ちなみにまさやんは「A」。
全員背中でポーズを決めた後、ペンギンのリズムに合わせて会場も一体になる。
続く曲は?軽快なドラムにのせて「Ticket
to the paradise」。
夕焼けのちょっと手前のこの時間。まさやんの歌を聴いてここにいる。幸せだぁ。
このライブticketは、私たちにとってはparadiseへのticketだよ!
続いて「カルテ」。
キタローさんのベース、山木さんのドラムソロ、すっごいのってるー!
思わず客席から拍手がわき起こる。
「どうも」腰に手を当てて会場を見渡していると、男の太い声で「まさやぁーん!」。
「良いですね。いろんな人たちが居て(笑) 。カラフル!」
たしかに、他の会場と違って全席指定のここは、浴衣あり、チャイナドレスあり、
ワンピースありと、お客さんの服装も思い思いできれいでした。
「札幌はナンなんでしょうか。いや、このMC一体ナンなんでしょう(笑)」
「えー、もう秋ですか?そんなことないか(笑)」
ステージ左端の方にジャンベが4つ用意されている。
左から山木さん、まさやん、ゲンちゃん、キタローさんが座ると、まさやんの変なアフリカ語を交えながら
ジャンベの4重奏が始まった。みんなで顔を見合わせたりして、楽しそう!
ゲンちゃんの「オエーオーエー!」のコール&レスポンスに会場も目一杯応えている。
大声のコール、ささやくようなコール。お客さんもすっごく楽しそう!
と、リズムが変わった。おや、これって・・・・。
スクリーンには「スクリーミン2000」の文字。
あー!そっかー!会場も沸いている。あの奇声(笑)も同じ。あー、こんな風になるんだぁ。
一人でジャンベから離れるとギターをかけて、3人のリズムをバックに「カタログ」。
回りはきれいな夕焼けに染まってきた。ここで歌に乗せて語りが入る。
「お盆だというのに、まだ墓参り行ってない〜。ご先祖様を大切にしましょう〜。
おはぎ買っていこう〜。桃買っていこう〜。」今回はお盆ネタかぃ!
左手には、満月には少し足りない、白いお月様がお出ましです。
札幌はね、男の子のかけ声がすっごく多かったんだ。まさやんもちょっと嬉しそう。
キタローさんがピアニカタイプの笛みたいなのを吹き初め、静かにギターが鳴り始める。
「名前のない鳥」
暮れてゆく空に吸い込まれるように、ステージの上の方を2羽の鳥が月に向かって飛んでいく。
こんなひとときに、この歌が聞ける幸せ。。。
優しいハープが響いて、CMでお馴染みのイントロが流れる「6月の手紙」。
なんだか気持ちがほっこりしてくる曲だよね。うん。
チューニングしながら何か小さい声で発声練習をしている。
「あー、うー、あー、ありゃ、音ちゃう・・・。」ほんとかいっ(笑)!
次の曲はイントロが流れたとたん、会場から「ほぉー」とも「はぁー」とも付かないため息が漏れた。
「僕はここにいる」。
この歌はホントにだんだん熟成されてきた歌だと思ってる。
深く、静かに、想いの込められた熱い歌。ただねぇ、こんな切ない歌で、
白い歯を見せて笑うのはいかがなものかと・・・(笑)。
歌い終わったときの、「してやったり!」ってな顔。ちくしょぉー。
悔しいけど、やられちまいました!会場の拍手も長い。
MC「いやいやいや、えー、みんな野菜ジュース飲んでるか?そういうことじゃないな」
「MD聞いてるか?そういうことでもないな(笑)」
「野外イベントです。日も暮れて参りました」
この時会場から「月が出てるー!」の声が。
とたんに「今そんなこと言ったらいかん!」去年も来た人たちにはわかってしまったらしく、笑いが起きる。
「じゃ、弾き語りタイム」と言ったらお客さん達がイスに座り始めた。
OKSTで学んだコツか?さて今日は何?何?まず「お家へ帰ろう」。
季節感はまるっきり無いが(笑)、あったかぁーい歌。
後ろで二人のボーズがコーラスをハモっている。
めちゃめちゃ人相の良い(笑)ボーズが2個、1つのマイクをはさんで並んでいる姿が
スクリーンに映し出される。・・・ちょっと、怖いかも。いや可愛いのか(笑)。
子供の顔したまさやんがその中で歌ってる。
スモークがたかれた中で幻想的に「琥珀色の向い風」が始まる。
会場からは物音一つしない。静かな、静かな時間が流れていく。。。いいな、いいな。
突き刺さるようなハープ。
「心拍数」
今までの優しい顔が一変して、切なく、苦しい表情に変わる。
絞り出すような声、潤んだ目が、私たちの目を耳を釘付けにして放さない。
サビの部分で、ばぁーん!と青と赤のライトが迫ってくる。息が詰まる。。。
一息入れて「どーも」
この曲の後はいつも、どんな顔して良いのかわからないような、そんな顔をしてる。
アコギをエレキに替えて軽やかに始まったのが「低気圧ボーイ」。
うーん。夏の歌だね。まさやんの顔にも笑顔が戻ってきたよ。
サビの転調のところのブルーとピンクのライトアップがきれい。
ゲンちゃんのコンガで始まる「Mr・Tのリベンジ」。
この歌のとき、「タローちゃん」や「タケシ君」はどんなふうに聞いてるんでしょねぇ。
そして今回の特徴、マイナーコードに転調してのボヤキ(笑)。
「山崎く〜ん、山崎く〜ん、山崎く〜ん、」
どうも、ネタを忘れたらしい(笑)。こらこら。
そして「所詮やることは歌しかないだろ〜!」そうだぁー!そうだぁー!
MC「いやぁ、野菜ジュースのあのCMな、あれ2リットルくらい飲んでんねん。
この前も撮ったんよ。ニューバージョンがそのうち見られると思います。
楽しみに待っていて下さい。」うん。待ってる。
「さてと・・・楽しんでますかー!」「はぁーい!」
「もっと楽しみたいですかー!」「はぁーい!!」
「踊りたいですかー!」「はぁーい!!!」
「虫も出て来ましたー。ちゃう。虫も踊ってますー(笑)!よしっ」
激しいリズムに合わせてライトが点滅する。
山木さんのドラムとゲンちゃんのパーカッション、めちゃめちゃキレが良い!
「Fat Mama」だー!お客さんは踊りまくってる。
まさやんの「よろしくお願いしま〜す!」でカメラ目線を決められて、「きゃー!!」
歓声ではなくて、叫び声が上がってる。もう。まさやんたらっ。
ここで「あっ、月だ!」もうみんなわかっていたので、お客さんも一緒に月を指さしている。
真っ暗な空にくっきりと、シャーベット色のお月様。
この曲は、どこの会場でもお客さんの反応が良い。上に上がった手と内輪が一斉に揺れる。
でも、札幌すごいよー!どこよりも揃ってる。練習したみたいに、きれいに揃ってるんだもん。
前と後ろ見渡して、感動してしまったもん。
ドラムとベースの音がお腹の底に響くと・・・。
「ガムシャラバタフライ」だ!
「いち、にー、さん、ハイッ」のかけ声とともに、お客さんの興奮は最高潮!
ゲンちゃんがシンバル持って走り回ってる。
「グッバイ、アディオス、さよならー」のところは大合唱になってる。すごい、すごいよ。
息もつかせず「ソノラマ」。7色のライトが会場を縦横無尽に走り回る。
シャープなハープが冴える。サビの部分で客席が明るくなると、みんなの満開の笑顔が見える。
嬉しいね、楽しいね!
そして「根無し草ラプソディー」。
「戯れている鳥の歌声〜」ではゲンちゃんがアヒルのカズーで「ぐえっ」、
「季節の名を知らせている〜」ではキタローさんが「くえっ」と一声。
同じく「優しい人が笑っている〜」で「お客さんも笑っている〜」。
もちろんみんなで笑ったよー!「大きな声で笑っている〜」
もちろんもっと大きな声で笑ったよー!!
「ゲンちゃんも笑っている〜」でゲンちゃんが「へへへへ」って笑ったら、
「それ、照れてんにゃ」。ゲンちゃん可愛いぞ!
「山木さんも笑っている〜」では山木さん無言で「にやりっ」と笑ってました。
渋いっ!そして「お客さーん、ありがとー。真駒内ー!真駒内ー!どーも!」
と退場したのが7時50分。
「アンコール」のかけ声とともに、まさやんを待つ。
しばらくするとOKSTで流行った、手拍子しながらの「山崎まさよし」コールが起こり、
会場一体になって、ステージの上を見つめている。
出て来た!白のツアーTシャツだ。
ステージを右に左に歩き回り「どうもありがとうございます」。
そしてセット全体が青紫に染まると、さわやかなギターの音が流れて来た。
「明日の風」。
スモークが流れて、風見鶏がライトアップされると、ここが何処なのか一瞬わからなくなってくる。
風に向かって、まさやんも私たちも、真っ直ぐ立っていたいね。
星が、すっごくきれいだ。。。
そして突然のMC
まさやん「やっぱり、外国は湿気が少ないね」
ゲンタ「そうね、まーくん」
ま「やっと二人きりになれたね、ゲンコ」
ゲ「やっぱり、二人が良いわ」
ま「今日は、お墓まいりだよ」
ゲ「えっ、ずいぶん大きなお墓ねぇ」
ま「馬鹿だな、これはエッフェル塔だよ」
ゲ「まーくん、私お腹がすいたわ。この辺で美味しいものって何?」
ま「うーん。きんきとか、ホッケとか・・・」
ゲ「それじゃまるで北海道じゃん!」
と、ボサノバのリズムが流れて「ふたりでParisに行こう」。
この歌が生で聴けるなんて・・・。うれしい!
この後はボサノバメドレーで「砂時計」「ドレッシング」と続く。
気温が下がってきてるけど、ステージも客席も熱い!
まさやんの「オレオレオー!」のかけ声に、会場では手の振りで応える。
そして、「毎回毎回いっつもそんなに会えないから〜」と
台詞から「セロリ」に入った。
セロリはボサノバと言うよりサンバな仕上がりで、リオのカーニバルチックな雰囲気がいっぱい。
ゲンちゃんのホイッスルも小気味良いぞ。
「ありがとー!」のかけ声とともに一同退場。
ここで8時10分を回っていた。
すかさずさっき練習した「山崎まさよし」コールが会場全体から鳴り響く。
みんなが、体中からまさやんを待ってる。
そして、聞き慣れたリズムが鳴り響いて、ステージが明るくなると、ゲンちゃんがYMACポーズを作りながら
ステージを駆け回る。まさやんも会場と一緒にポーズを作りながら笑ってる。
「パンを焼くー!」曲名が告げられると、みんなが待ってましたとばかりの手拍子。
ほんとにポーズといい、手振りといい、手拍子といい、ここはすっごく揃ってる。
見ていて楽しくなる。
きっとまさやんもそう思ってるんじゃないかな、さっきから白い歯が見えてるもん。
歌の途中でメンバー紹介をしながら、例のゲンちゃんおすすめの逆ひげダンス(命名・
おみさん)が始まる。これ、良い運動になりまっせ。ホントに(笑)。
早口言葉は、生麦〜・かえる〜・隣の〜・東京特許〜・瓜売りが〜・旅客機〜で、ちょっと新し目
は「バナナの謎はまだ謎なのだぞ」でした。
とうとうラスト「やさ男の夢」〜「昼休み」〜「やさ男の夢」のメドレーに入る。
「ワン・ツー・さん・ハイッ!」のかけ声も、変速手拍子もばっちり!
もう、すっごいぞ札幌!
歌詞は「夏休みが終わるだけ!」となっていました。
もちろんいつものカズー投げもばっちり決まってる!
「真駒内ー!ありがとー!」と言いながら
山木さん、ゲンちゃん、キタローさん、そしてまさやんの順でメンバー紹介をして歌が終わった。
そして一言「スイッチ、オーン!!」そのかけ声とともに、ステージの真後ろの芝生の所から
きれいなきれいな花火が上がってる!まさやんも、お客さんも、一緒にニコニコしながら花火を見上げてた。
みんな、子供の顔してる。口が開いてるってば(笑)。
まさやん達が去ったステージの上には、きれいなお月様がみんなを照らしてました。
スクリーンには「Thank you
Sapporo.See you」の文字。
うん。又来るね。ここで、あなた達に出会えて、とっても幸せな時間を過ごせました。
ありがとう札幌、ありがとうまさやん。
又、必ず。
ね。
札幌は、去年も思ったけどみんなマナーが良くて、ほんとに良いとこです。
ちょっと、感動ものです。
こんな北海道生まれのことを、ちょっと自慢しても良いかな、、、と思いました私なのさ。
うん。又会いに来ます。それまで、ね!!
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ごめんねー。いつもレポ長いよねー。
読んでくれてありがとでした。
では又、どこかで。
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