ライブレポ No.171

2001年4月26日(木)
コニカpresents FM802 SPECIAL REVUE
『ナニワ・サリバン・ショー』-imawano night-
(忌野清志郎/ラフィータフィー/山崎まさよし/斉藤和義/玲葉奈/bird/トータス松本/畠山桃内/布袋寅奏/ゆず/
ナニワ・スウィング・オーケストラ:(ds)村上“PONTA”秀一  (b)高水健司  (g)小倉博和  (key)森俊之
(trb)村田陽一・広原正典・辻冬樹・奥村晃 (trp)西村浩二・菅坡雅彦・荒木敏男・奥村晶 (sax)吉田治・竹野昌邦・山本拓夫・包国充)
司 会 : オーティス栗原

会場:大阪城ホール
OPEN 18:00/START 19:00
チケット\6,300(tax in) 


Special Thanks to かなめさん


ナニワ・サリバン・ショー
ーimawano nightー
2001年4月26日(木)大阪城ホール

出演
忌野清志郎/ラフィータフィー
斉藤和義、トータス松本(ウルフルズ)、bird、畠山桃内
布袋寅泰、山崎まさよし、ゆず、玲葉奈・・・and more

ナニワ・スウィング・オーケストラ
村上”ポンタ”秀一(Drs)、高水健司(B)、小倉博和(G)、森俊之(Key)
村田陽一(tb)はじめ、12名のホーンセクションの方々

司会
オーティス栗原
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このライヴは本当に盛りだくさんで2部構成の1部だけで既にお腹いっぱいになってしまうほどでした。
その全てをお伝えしたいのですが、ただでさえロング書きなワタクシ、
そうなるとめちゃめちゃめちゃ長いレポになるので、
まさやんをメインに全体の雰囲気と、一部に隠れ(でもないか)森ファンの為に、
SHIKAO & THE FAMILY SUGAR でバンマスとしても活躍さている
アレンジャー&キーボードプレーヤーの森俊之さん・・・
この3つに絞ってお伝えしたいと思います。

尚、曲順、タイトルについて電波に乗ったものについてはFM802HP内、LIVE BBSと
ラジオ中継内で紹介されていたので、一部を参考にさせていただいております。
それでは、最後までお付き合い下さいませ♪

プレーヤーとして超有名どころが集結したナニワ・スウィング・オーケストラを従えてのナニワ・サリバン・ショー。
昨年東京で行われた「RESPECT」とは違った趣向があるのかな?
清志郎さんの事、サリバン・ショーと名付けるだけあってきっと凝った事をしてくれるのだろうなー。
イベントの詳しい発表を見て、あれこれ想像する事1ヶ月半。

ついにやってきた4月26日。
ステージ上にはエンジ色の幕がかかっている。
男性の声で場内アナウンスが始まる。
最初はごくごく普通のアナウンスだと思っていたら
どーも声の抑揚がヘンというか大仰。耳を傾けてみると
「カメラー・テープ レコーダーの持ちぃ〜込みはぁ〜 禁止 されてっ います。
マリファナの持ち込みぃ〜も 禁止ぃ〜されています。」
「マジックマッシュルームの持ち込みは可能です。」
会場(笑)
これがもしかして、ラジオで言っていた、開演前から始まっているショーの演出??

さらに聞いていると「公演中、ギターピック、ドラムスティック、ペットボトル、ギターアンプなどが
客席に投げ込まれる恐れがありますが、主催者は怪我について補償は一切致しません。」
とか「終演は22時半を予定しておりますがー、出演者のー リウマチ、痛風、などが悪化した場合は
早く終わる可能性もーあります。あらかじめご了承下さい。」など。
すると正面の大スクリーンに人影が。
現れたのは背広姿の伊武雅刀さん扮する畠山桃内さん!
紙コップの水を口に含み、うがいをし、おきまりのように飲み込んでから画面から消えた。
するとステージ上に桃内さんが現れた。

「こなさん、みんばんは。」
「FM エイト オー トゥー SPECIAL REVUE!!
ナニワ・サリバン・ショー!!!」という

雄たけびを合図に既にスタンバイしていたナニワ・スウィング・オーケストラの超豪華メンバーが演奏を始める。
スウィング・オーケストラというだけあって、上手にはホーンセクションが数列、
センターにドラム、下手にピアノその前にベース&ギターという配置で
バンマスなのでしょうね、ポンタさんは白の、その他のメンバー全員黒のタキシード姿!!
もちろん森さんや小倉さんもタキシード!
こりゃなかなか見られない貴重な絵だっ。
セットはピンクや青といった派手な色使いで、まさに昔やっていた
エド・サリバン・ショーのパロディのような感じ。エンターテイメントTVショーが始まるのか??

M1.オープニングチェイサー/ナニワスウィングオーケストラ

華やかに始まりましたジャジーなナンバー。森さんはピアノを演奏中!!!
「顔でキーボード弾かせりゃ日本一!(From スガ シカオ氏ライヴ時バンドメンバー紹介)」の森さん、私の

席からはPA卓でほとんど見えませんでしたが、画面やごく希に機材の陰から見える姿を見ている限り、
音を聞いている限りはファミシュガ時に見られるゲンコツや肘でプレイする(笑)姿とはうってかわって
わずかに微笑みながらピアノを弾く、今日は「やけにおすましモード」な森さん(笑)
タキシード姿なのでそれがまた伊達男ぶりに磨きをかけるっ!・・・・るぅ〜?

1曲終わると司会のオーティス栗原さんが登場。
この人、なぜか(笑)清志郎さんにそっくり。
このオーティス栗原さんはあの偉大なソウルシンガー、オーティス・レディングを尊敬しているとか・・・。

以下、1部はすべてスウィングオーケストラによる演奏です。
M2.I CAN'T TURN YOU LOOSE/ナニワ・スウィング・オーケストラwithオースティ栗原、布袋寅泰

司会のハズのオーティスさんが歌う。
歌詞は「ナニワ・サリバン・ショー・・・みんなで楽しみまショー

今夜はナニワ・サリバン・ショー・・・

にーちゃんもねーちゃんもじーちゃんもばーちゃんもガタガタのりまくりまショー」
といった感じだったと思います。
そのままの流れで最初のゲスト布袋さんが登場。
以下ゲストが入れかわり立ちかわり登場しました。

M3.HAVING A PARY/トータス松本
M4.I SAY A LITTLE PRAYER/トータス松本with玲葉奈
M5.SWEET SOUL MUSIC/玲葉奈
M6.さよなら/斉藤和義

よくよく見ているとステージ上手脇にある椅子に座って水を飲んでいるオーティス栗原さん。
横にはbirdちゃんも並んで座っている。その向こうにはポットと紙コップが置いてあるので、
多分控え室といった設定なのでしょうね。

M7. I FEEL THE EARTH MOVE/bird

「さぁ、お招きしましょう。ゆずです・・・」と紹介したオーティス栗原氏。
でもゆずが登場する気配は無く、かけよったスタッフが耳打ち。
「ゆずは新幹線に乗り遅れたそうです。」と栗原氏。
すると客席後方からゆずファンだというお客さんが抗議をしに、

引き止める女性を振り払いながらステージに上がってきた。
人の頭の5倍はありそうなアフロヘアのその人は本日のand more。竹中直人さん。
引き止める女性は一緒に映画を撮影中の西田尚美さん。
せっかくだから1曲といって歌い始め、

M8.STRANGER IN THE NIGHT/竹中直人

M9.LOVE IS OVER/ゆず

※新幹線に乗り遅れたというのは演出なのでしょうね。

M10.男達のメロディー/ゆずwith斉藤和義

そして「1部最後のゲストを紹介しましょう!!」
「山崎まさよし!!with bird!」
栗原氏に「お帰り。お帰り。」と言われながらまさやん、赤いTシャツを着て登場。
他の出演者はドレスやらタキシード、スーツといった姿が多いのに・・・
でもそれがまさやん。それでこそまさやん。
1ヶ月半ぶりに見るまさやんはなんだか髪がペッタンコだったのは気のせい?
まさやんの後に続いてbirdちゃん登場。

ドンッツッツツ・・・とドラムの後に続いて森さんのクラビがティリリッティッティ・・・と入る、
イントロからめちゃめちゃカッコイイその曲は!!!

やっぱり
M11.Suprestition(迷信)/山崎まさよし with bird
(Stevie Woderのカヴァー。まさやんのライヴでもごくまれに聴く事ができます)

アレンジはホーンがたくさん入った、元歌さながらのアレンジで、もー、たまりません!
この時のまさやんはギターを持たず、手にハープとハンドマイクのみ。
「Very Superstitious♪」と第一声だけで会場が沸く沸く!
まさやんとbirdが交互に歌い、birdが歌っている間はまさやんがハープを重ねる・・・といった感じでした。
さらに後半は二人の掛け合いは息がぴったり。
見詰め合いながら歌う姿は私の友に言わせると「兄弟のよう」だったそうです。
一番印象に残ったのは間奏中のフェイクの応酬・・・これには、もう・・・。

歌い終わって2人が退場。

M12.エンディングチェイサー/ナニワ・スゥイング・オーケストラ

スゥイング・オーケストラのメンバーそれぞれのソロがあって、
洋邦問わず名曲のカヴァー(1曲を除く)で綴った1部があっという間におしまい。

1部と2部のセット替えの間、再び畠山桃内さんが画面に登場。
ニュースを読む。
1つ目のニュースは・・・あえて書きません。というか書けません(笑)
時事問題をパロディにしたニュースっていうところでしょうか。
2つめのニュースは、凶悪ロックバンドが逃亡中!といったもので
メンバーの指名手配写真とともに犯した罪を紹介。
その逃亡中のボーカル&ギターの忌野清志郎さんがアリーナ中ほどの入口から
アリーナ後方に準備された小さなステージへと客席通路をとおって上がった。

エレキギター1本で歌い始める。

M13.うしろの奴等のために・・・・/忌野清志郎

「♪後ろのヤツラの為に俺はここまでやってきた♪後ろの奴等はカワイソウ♪
前の奴等はなんであんなに前なんだ♪頑張れ後ろの奴等♪」といった歌詞だったと思います。
清志郎さんらしいはからいですね。

「後ろのヤツらの為に・・・何曲かやっちゃおうかな」と言ってさらに歌う。

M14.かに
M15.南氷洋の海の底から

等のサービス曲(??歌詞、メロディー等ほとんど2つとも同じ)を歌った後、
「友達を呼んで2人でやりたいと思います。」
「山崎まさよし!」

清志郎さんが演奏するギターにノッテ(?)
マネージャー氏らに守られながら先ほど清志郎さんが通ったルートを通って登場。
清志郎さんが突如歌いだした「♪やまざきぃ〜♪まさよしぃ〜♪」に応えて
まさやんも「♪いまわのぉ〜♪きよしろぉ〜ぃ♪」と歌う。


忌:「山崎まさよしはねぇ、今日帰って来たんだよ。どこ行ってたの?」
ま:「NY行ってました」
忌:「お帰りなさい。」
ま:「ただいまっす。」
忌:「時差ぼけはないの?」
ま:「バリバリでーす。」
忌:「じゃ、あれ、やろうか。キミが勝手に僕の曲をアレンジして、CD出したやつ。」
ま:「廃盤ですー。僕の。」

M16.トランジスタ・ラジオ/山崎まさよしwith忌野清志郎


最初はまさやんのギターと歌。
途中から清志郎さんが歌でからみ、ギターで絡み・・・夢の競演でした。
この曲、電波に乗って歌っているのを何度か聴いた事がありますが、
NY生活を挟むと(?)歌い方にもギターにも力が抜けたというか、力みがなくなったというか、
そんな印象を受けました。
今度はアップテンポな「♪やまざきぃ〜まさよしぃ〜♪」という
清志郎さんの即興の歌&ギター&会場の手拍子に送られ、まさやん退場。



その後は玲葉奈登場。
M17.夜の散歩をしないかね/玲葉奈with忌野清志郎

客席通路を歩いて正面ステージに戻る清志郎さん。
1部とは一転してシンプルなステージ。
バンドメンバーが既にスタンバイしている。

〜ラフィータフィーメンバー〜
忌野清志郎(vo&G)
藤井 裕(B)
武田真治(sax)
宮川 剛(Drs.)

メンバーを見て、「え?」と思われたそこのアナタ!
思ったとおり、saxはあの武田真治さんです。

M16.トランジスタ・ラジオ/ラフィー・タフィー

そう、まさやんver.とRCver.を一度に聴けてしまったのです。
バンドverのロックなトランジスタ.もいいけど、アコギver.はもう

カヴァーというよりオリジナルの感がしますよね。

M17.グレイトフル・モンスター/ラフィー・タフィー
M18.水の泡/ラフィー・タフィー

ここからはラフィータフィーの演奏にゲストが入り、
ゲストが好きでホットな忌野ナンバーを歌うというパターン。

M19.君が僕を知っている/bird with ラフィー・タフィー
M20.空がまた暗くなる/斉藤和義withラフィー・タフィー
M21.言論の自由/国立市中区3−1  /ゆずwithラフィー・タフィー
M22.すべてはALRIGHT(YA BABY)/トータス松本withラフィー・タフィー
M23.テクノ・クイーン/布袋寅泰・テクノ19号(玲葉奈)withラフィー・タフィー
M24.SWEET LOVIN'/ラフィー・タフィーwith布袋寅泰
M25.君が代/ラフィー・タフィーwith布袋寅泰

2部終了。


再びエンジ色の幕が降りて、アンコールの催促の間にセット替え。
1部のサリバン・ショーチックなセットが再び出てきて、ナニワ・スウィング・オーケストラがスタンバイ。
幕が開くと同時にいかにも歌謡曲ぅ〜なイントロ(笑)
するとそこには清志郎さんが。

 

E1.「神戸」



「同じキヨシだから歌ってみたかった」そうです(笑)

最後はゲスト全員+ラフィータフィーメンバー+ちわきまゆみさんを呼び出し
(この日のand moreの竹中直人さんと西田尚美さんはスケジュールの都合で帰られました。)

E2.「雨上がりの夜空に」

「どーしたんだぁHEYHEY BABY!」といったコーラスの部分は
ゲストが歌っていたのですが清志郎さんが歌っている間、
みんなそれぞれに踊っていて楽しそう。まさやんも笑顔で今日も犬のように尻尾を振っていました(笑)

でもやっぱり踊り(?)はまだぎこちないかなー。
まさやんは一番上手のマイクで、ゆずの岩沢厚治さん、まさやん、畠山桃内、bird(Thanks ゆか)。
最初はお互い遠慮気味にマイクに近寄っていたのに、
ある時みんなで踊っているとコーラスに出遅れてしまい、慌ててマイクに集結して
ぶつかりそうになったりして・・・(笑)
そんな姿もみんな楽しそう。

超豪華なゲストの面々が下がり、ナニワ・スウィング・オーケストラだけになって締め。

BIG BAND、スウィング・オーケストラの面々も退場。

最後の最後でやっと森さんのタキシード姿を後姿だけど、拝めました・・。

 

楽しかった「ショー」もこれにて終了。

時計を見ると22時10分過ぎ。

さては・・・誰かの痛風が悪化したなっ(笑)

 

。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪。・.♪
  かなめ

 

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