ライブレポ No.63
Special Thanks to
えびすさん
1999.03.06(土)
山崎まさよしTOUR 1998−1999 ド
ミ ノめぐり
名古屋センチュリーホール open18:00 start18:30
昨年末から始まった「ドミノめぐり」まさやん&STAFF御一行様の旅も
いよいよ終盤に近づいてきた3月6日、
首をホントに長くして待っていた私たちのところに御一行様はやってきました。
会場は名古屋センチュリーホール。
キャパ3500人。名古屋ドーム、レインボーホールに続く名古屋で3番目に大きなコンサート会場です。
はじめて知った時はめちゃめちゃ驚きました。
えーあんな大きなところでやれるんだー凄いなあと、
となりに住んでるお兄ちゃんが急に超有名人になったような、嬉しいような
不安なような、(何が不安なのか、うまく言えませんが、)そんな複雑な印象がありました。
・・・そして当日、開演前の会場内で1階席からふと天井を見上げた時、
3階席までびっしりの会場を見て、先の複雑な印象がちょっと脳裏によみがえってきてしまいました。
そしたら急に「私は、まさやんのうたがほんとに好きなのかなあ」と、
なんか、世間のなんてらに流されてないかなと、ちょっと自分自身をかえりみておセンチになってたら、
「なにわけわからんこと考えてんねんー!」というかのごとく、
突然“ドォーン”という重低音BGMが流れてき
て、えっ、とあわてて舞台に目を向けるとゲンタさんがサタデーナイトフィーバーばりに
右手の人さし指を天井にさしのべてポーズをとってました(笑)
つづいてキタローさん、そして待ちに待ったまさやん登場!さすがに30本以上
こなしてきただけあってちょっとお疲れ気味か?と感じつつも、
怒濤のオープニング「ドミノ」へ。
もうすごい歓声!そして肩にギターのストラップをかけたまさやんを見た瞬間、
ああ、まさやんだ、帰ってきたー、おかえり、待ってました!という実感がこみ上げてきました。
これだ、この姿を待っていたんだ、これこそ・・・という感情が
どわーっっとあとからあとからわいてきて、しばし放心状態でした。
曲順、MCの入りどころなどはだいたいで書かせていただきます(^
^;)
1.ドミノ
2.アレルギーの特効薬
MCはちょっと口数少なめ、『落ち着け!』と、『味噌煮込みまだ食べてない』が印象に残る。
3.ガムシャラバタフライ
イントロの、ギターの“ジャラッ”というフレーズを聴いたあたりから、
だんだんまさやんのギターの音が耳をついて離れなくなる。
あれだけゲンタさんが一所懸命パーカッションをバカスカやってるのに、
キタローさんが素晴らしいグルーヴを演奏しているのにもかかわらず。
4.窮鼠猫を噛め
5.Fat mama
それにしてもゲンタさんのプレイはほんっとに全身全霊、いのちっぎりという感じでした。
実はもう解散してしまったユニコーンも昔好きだったのですが、
中でも好きだったドラムの西川さんも同じように全身でたたく人で、
スティックを頭の上にまっすぐ振り上げてうちおろす姿が個人的にめちゃダブって見えました。
しかもすごく自由に楽しくドラムをプレイ出来て、まさやんもそうだけど、
ゲンタさんはもっとはっちゃけているひとつの「発光体」のように感じました。
それにくらべキタローさんはバンドの長、影で支える冷静な指揮者という印象でした。
ここでMCあり。
『これだけ長いこと家に帰ってないので、この前電話止められましてね。27歳にもなって・・・』
という衝撃発言。
会場大笑い&妙などよめき。たしか、電話機買い替えたばかりだったと思うのですが・・・
雑誌のインタビューなどでよく「社会生活を充実させたい」と言っているのを読んでたので、
まるで母親のように「心配」入ってしまう。
まさやんにしてみれば余計なお世話かと思うけれど・・・。
6.セロリ
バンドプレイから一転、アコギ&パーカッションのほんわかタイム。
サビのところでみーんな両手をふって一体になれるので、そういう意味でもこの曲大好き。
7.Ribbon in the sky(ギター&ハミングのみ) 〜僕はここにいる
FM802「ミュージックガンボ」最終回のテープを大阪の友達からもらってき
いてたのですが、「Ribbon in the sky」はそこでも演奏され
ててすごく印象にあったので聴けて嬉しかった。
でもまさか「僕ここ」にこんなに自然につながるとは!
「僕ここ」のイントロが始まった時にバックに浮かび上がった琥珀色の空は、
なんだかそこへ鳥になって飛んでいきたくなるような美しさでした。
8.月曜日の朝
9.心拍数
10.水のない水槽
ここまで、オープニングからずっと放心状態は続いてて、というか、
期待のしすぎだったのか、なんか、舞台の雰囲気、会場の雰囲気にとけこめない、
肩に力が入ってる(今になって思えば)自分がいたのですが、
この「水のない水槽」でフッとリラックスできました。
なぜかってえと、この曲は不思議と「水のない水槽」のはずなのに、水のなかにいるような、
もっと言えば羊水の中にいた時のような感覚が、曲を聴くたびにあるんです。
(もともと水泳とか好きで、ストレスがたまったりするとよくプールに泳ぎにいったりするのですが、
その感覚と似ているのです)ホント、いい曲ですね。
11.琥珀色の向かい風
12.One more time,One more chance
「月とキャベツ」のサントラで流れた曲がイントロで奏でられて、ついつい涙腺がゆるみがちに。
でもこの曲もいいですよね。
「月キャベ」サントラCDを今でも切望してやみませんです、はい。
「ワンモア〜」のイントロが聴こえてきた時には会場からほんとにおおきなため息が。
みんな、この曲が大好きなんですね。
「僕ここ」からここまで、まさやんの奏でるギターの音色に、何か渇いたものが
潤されるような、満たされるような、聴きたかった音色を十分堪能できた気がしてホント幸せでした。
それと忘れちゃいけないブルースハープ。
「心拍数」のハープはなんであんなに切ないんでしょう。
泣いているようにも聴こえてきます。
のどの調子が気のせいかあまり良くないように感じたので、
ギターとハープがまさやんをカバーしてくれているような気もしました。
あ、それを弾いているのはまさやん自身だっけ。
さて、お待ちかねエレキタ〜イム!『のぼるちゃん、カモン!』といって持って
きたエレキギターは、みなさんご想像の通り(?)、金シャチギターでした!
尾の方にギターネックがついてて、妙にハマっているその金シャチギターの形に、
予想していたけど大笑い!『どこでこんなもん盗んでくる!名古屋城のひとに怒られるやろ!』と、
まさやんのぼるちゃんを叱ってました(笑)。
13.僕と君の最小公倍数
14.苦悩のマタニティー
圧巻はソロのアドリブプレイ!かっこよかった〜〜。アコギの時もそうだけど、
エレキだとギターが歌うっちゅうことがはっきりわかりますね。
しかもエレキの場合はすごい節回しつきで(演歌じゃないっちゅうに)。ついつい左手の動きを
見てしまいましたが、もう、さすがのひとこと!
15.月明かりに照らされて
名古屋独特なのでしょうか?イントロが聴こえた瞬間からものすごい盛り上がりました。
人気あるんだなーと実感。カッコイイ曲だもんね。もちろん私も大好きです!(*^_^*)
16.ソノラマ
17.ペンギン
まさやんのギターの“ジャカジャカ”音に、もうとりつかれっぱなし!
いくらバックが大音量を奏でていても、その“ジャカジャカ”だけでもう身体がつき動かされる感じ。
手拍子だけでなく、両足でドラムのリズムを追ってると、自分も
舞台で一緒にプレイしたいと思っちゃいます(おいおい)。
途中でタケペンギン(なのかなあ)登場!手に(羽根に?)おっきな白いハンカチを持って
『ハックション!』と何度もくしゃみをしながらまさやんに近づく。
そしてひときわ大きなくしゃみをしたかと思ったら、ハンカチの中から黄色い
チューリップが一輪(*^_^*)。
タケペンギンそれをひざまづいて渡すもんだから、それを受け取ったまさやん、
バラじゃないっちゅうに口にくわえてポーズをとってみせてました(笑)(か、かわいいっっ!!)
タケペンギンが帰ってしまったので、まさやんチューリップをどうしたらいいか
マジで戸惑って、あげくはずかしそうに客席へヒョイっと投げちゃいました
(会場悲鳴!くわえてたもんだから(爆))
18.パンを焼く
ペンギンの“wow wow〜”といい、この曲の“しょーがなーい!!”といい、
自分でうたいながら一体感を持てるっていうの、いいですねーーー!
舞台と客席が共鳴しあってるみたいで。
出来たら全曲うたっていたいけど、まわりに迷惑ですね(笑)。
早口言葉は今回も新作がいくつか。まさやんは今回ほぼ完璧でした。私は全滅(苦笑)。
客席は心なしかおとなしかったような(恥ずかしかったのかな?)。
19.ヤサ男の夢〜昼休み
3パターンくらい手拍子のリズムが変化して、やってて楽しめました。
途中ヤサ男ばりに撃たれて倒れながら演歌のフレーズを弾いた時は、
まさやんやっぱ「役者」だわと実感。倒れ方上手かった(笑)。
これもめちゃめちゃ盛り上がりました。
〜アンコール〜
20.根無し草ラプソディー
この曲の間、私はずっと「ゲンちゃんかわいい(@ @)!」とネジじかけのゲンちゃんに
心奪われっぱなしでした(すいません浮気性で)。
“優しいひとが笑っている”のとこでなぜかゲンちゃんが営業マン笑いでした
(ていねいなおじぎ付き(笑))。
21.お家へ帰ろう
3人のコーラス最高!ひろーいホールに余韻が響きわたって素晴らしかったです。
なんて素晴らしい曲を作るんだろうと、しみじみ思い、和むことができました。
22.Me&My Mind
うたの前のカズー合奏、曲は「ヤン坊マー坊天気予報」でした(笑)。
もうしっかりフルコーラス聴けました。
エンディングの“♪チャーチャッチャッ チャララチャーチャッ”までやっていただいたときは、
もう死ぬかと思うくらい笑いました。
まさやんが“♪仕事は?”ときいた時に“It’s all right!”と
あんまり返ってこなかったので、みんな正直だな〜と苦笑い。
でもラストのまさやんのアカペラに、すべてをわすれて大感動!
まさやん、またぜひぜひアカペラやってくださいね!!!(熱望)
〜アンコール2〜
23.ピアノ〜ツバメ
ツバメはKANさんがカバーしたいくらい好きな曲だとどこかできいたのですが、
それがよくわかる気がしました。
弾き語りで、自分の伝えたい想いをうたにのせてうたえることが、
これほど素敵なことなんだとはじめて気付いたような思いがしました。
ピアノでなければこういう切々とした曲は書けなかったのではないかと思います。
これからもまさやんには、自分の言葉で、好きなメロディーで、
思う存分うたいつづけて欲しい、そう願って、レポを終わりたいとおもいます。
めちゃめちゃ長くなっちゃいました。ここまで読んでくださって本当に感謝しています。
どうかたくさんのひとに、生まさやんの魅力を実際に感じてもらいたい。
そう切望した今回のライブでした。
P.S.母も大感激していました。感想は?と聞いたら、ひとこと「春の打ち上
げ花火を見たようだった」母は打ち上げ花火が大好きなんです。(ごめんなさい伝わりにくくて)
そして、まさやんのうたの上手さに、心から感激しているようでした。
いい夜でした。