ライブレポ No.70
Special Thanks to 猫のサラミさん


1999.03.07(日) 
山崎まさよしTOUR 1998−1999 ド ミ ノめぐり
名古屋センチュリーホール(+12.18かつしか)  open17:30 start18:00

3月7日(日)朝から雨が降りしきりる、
地元名古屋はセンチュリーホールで行われた追加公演に行ってきました。
(突然の追加公演でびっくり。でも前日の同会場コンサートチケットが
取れなかったので本当に嬉しかった。)
山崎さんも「今日で旅は終わりです。」
としみじみとした面持ちで言っていたとおり、地方公演の最終日です。
(後は千秋楽の横浜2DAYSを残すのみ)


ドミノツアーの初日(去年の12/18かつしか シンフォニーヒルズ)には
機会もあり行くことができたのですが、
その時よりも本当にめちゃくちゃ内容も充実していたし、
何よりも山崎さん達の調子がすごくいい感じ、いい雰囲気。
あれから2ヶ月半は経つんだなあと、しみじみ。
本人もどこかで言っていたけど、その日その日のライブがMAXなんだなと。
なんか遊びのある企画も増えているし(笑)。時間も30分は長くなっているし。
初日は山崎さんもすごく緊張していた様子があったり、アルバム発売前だったせいもあって、
新しい曲も多く最初はこちらがちょっと戸惑ってしまったり。
でもそんなことはすぐに関係なくなり曲がすすむにつれ、
どんどんスゴイことになっていったのですが(笑)。
その初日でのコンサートで印象に深く残ったのはアンコール、最後の「ツバメ」でした。
アンコールの最後にこれをやってくれるとは思わなかったので少し驚きました。
その日の気分で最後の曲は変えていくのだろうかと思っていたけど、結局千秋楽まで変わらず。
きっと伝えたい言葉がこの歌にあるので、この曲を選んだのだろうな。
ピアノの弾き語りでの「ツバメ」
(休憩なしのステージの後、あんなに酷使した声で指で精一杯奏でてくれました)。
最後の最後まで心に響かせてやまない、山崎さんの音楽に対する懐の深さ。
とにかく音楽の才能の塊のような人だなと感じられてならなかったです。

あ、でもやっぱりしゃべり出すと相変わらずのまさやん(笑)。初日のMCではこんな話をしてました。
山崎さんは、日々あまりにも目まぐるしく忙しく、
はっと気がついたときには免許の書換えの期日が迫っていたそうな。
なので、時間が空いた時にタクシーに乗って、山崎さんはひとり更新手続に行ったそうです。
で、タクシーの運転手さんと話している内に「今は98年か、99年か」ということで意見が食い違ったそうです。
それでタクシーの運転手さんは親切にも車を止めて、後ろのトランクから新聞を取り出して、
山崎さんに見せてあげたそうです。
山崎さんは、忙しさのあまり、自分の中で現在の西暦を1年も勝手に早めてしまっていたのでした。
それでそのまま、そのタクシーに乗って帰ってきたそうです。
貴重な空き時間だったろうに・・・・・・。ううーむ。可笑しな方です。(泣笑)


話を名古屋公演へ戻します。
・・・・・・・・といっても曲順とか細かい事はよく憶えていません。
ただ印象に残った事などを箇条書きにします。
(曲のお話は、たくさんの方が素晴らしいレポートをされているのでかなり省略。
すみません。ただ、このコンサートの雰囲気だけでもお伝えできればいいのですが・・・・・・。)

・この日は白いTシャツ&カーキ色のカーゴでご登場。
(ちなみに初日は、袖が紺色の白長袖シャツ&ベージュ色のチノパンでした。)

・初めの方は、当の御本人ぶっきらぼうな感じだったんですが、
女の子の黄色い声援が多い中、低音の男の子の声には反応していました。
男の子から声援をもらうと「ありゃ」とか「おお」とか言ってた(笑)。
で特に、一番前のど真ん中の男の子(ホント至近距離)の大きな掛け声には、
「アンタ(笑)。そんな目の前で叫ばんでも聞こえるがな。フツーに呼んでも聞こえるで(笑)」と言っていた。
この日は追加公演だったし、男の子のお客さんは中々多かったんじゃないでしょうか。
私の隣の席も一人で来ていた男の子で、本当に一生懸命ずっと歌っていました。

・山崎さんの曲は、お客さんの手拍子が合わない曲がなんとなく多い気がするのですが。
この日「僕はここにいる」で手拍子が最初の方で起こってしまったけど、すぐに消えてしまいました。
というか、静まりかえらせてしまう。聞き込ませてしまう。
でも手拍子が欲しい曲のときは山崎さんとかキタローさんが前奏のところで教えてくれてました。

・MCは少なめ。でも一番長くしゃべったのがこのネタ。
  あの中盤のバラードの連曲。
そして「One  more・・・・」(「月とキャベツ」のイントロを前奏に使ってくれて嬉しかった)が終わって
雰囲気を変えようとするのか照れがあるのか、少し長いMCをいつもされているようですが、
CMの話から何故かドラマの食べ物の話に移り、(ドラマ見ていた方は分かると思いますが)
果てはあのホット ドックを使ったシーンのところへ。
「普通はホットドックとか喰うのは一個じゃないですか。
ホットドックとハンバーカー、とかとゆーのとちがうんですよ。
それをしかも冷めたホットドックを何個も喰えへんのですよ。
普通は。なのにドラマでは、次から次へと(冷めて不味くなってしまったホットドックが)出てきてもうて・・・・・。
しかも、いちいち丁寧に上のカラシをとって喰わんといかんしな(笑)」
とここだけは妙に熱く語っていました。
(共演の方の涙が中々出なくて、どうやらたくさん食べんといかんかったらしいです)。

・「僕はここにいる」/「お家へ帰ろう」
「僕はここにいる」の前奏で、ほとんどアカペラ状態ですごく綺麗なフレーズを歌ってくれた
(歌詞はなくメロディーのみ。後で何かのカバーだったと知った)。
また、アンコールで歌った「お家へ帰ろう」の前奏ではキタローさん、ゲンタさんとの3人のアカペラがありました。
これらは初日にはなかったので、すっごく嬉しかった。すごく美しかった。

・「苦悩のマタニティー」
初日では確かやらなかったので、コンサートでは御法度なんだろうな。
うんうんイメージもあるからかなあと一人合点していたですが、ここでは生で聴いてしまいました。
うんうん、イメージ云々を吹き飛ばすくらいのカッコよさでした。エレキ上達していました。
おもちゃをもらった子供のよーに楽しそうに弾いておられました。
「僕と君の最小公倍数」もそのままエレキで演奏してました。

・何度聴いても楽しい嬉しい「パンを焼く」
やっぱり名古屋は「味噌込み」だった。
でもまだ食べてないって言っていました。
名古屋は味噌込みもいいけど「ひつまぶし」
(老舗のうなぎ屋さんにあります。最後はお茶漬けにして食べます)も美味しいです。
名古屋のお客さんの早口言葉の評価は「中々やるのう(笑)」でした。

・私は初日(12/18)が初めて行った山崎さんのコンサートだったんですが、
その時驚いたのがアンコールまでぶっ通しの休憩なし、立ち位置いっしょの立ち通し。
これ、初めて山崎さんのコンサートに行った人は驚くんじゃないでしょうか。
名古屋もやはりそうでした。でもアンコールで出てくるのが 何だか妙に名古屋は遅かった(笑)。
舞台袖で倒れてないかなとか、もしくはセンチュリーは楽屋のお○イレがすごく遠かったのではないかと・・・
いらぬ心配(ホンマじゃ)してしまいました。

・アンコール「二人でPARISに行こう」
曲の途中にゲンタさんとのお芝居。
ゲン子さんが恋人山崎(ザッキーと呼んでいた)と二人でパリ(名古屋)へ来たという設定。
「あれがシャチホコ・エッフェル塔よ」とか言っていたけど、
ゲン子さん、だんだん話につまり「ザッキー、私これからどうしたらいいのかしら?」と言っていらっしゃいました(笑)。
こういう時は固まってしまう3人。でも、何故かゲン子さんの「ばんざい」で可愛らしくもオチ。

・アンコール「Me&My Mind」
歌前のカズーは「アトム」から「ミュージックフェア」へと転曲していきました。
(ミュージックフェア出演祝だったんでしょーか)
でも、さすが(笑)。似てますね。
「アトム」と「ミュージックフェア」・・・・・・・。ラララ〜(星の彼方〜/ミュージック〜フェア〜)。

・「ピアノ〜 ツバメ」
これで終わりなんだと思いつつも、もう一度聴きたかった曲。
もう一度地元で聴けるとは思っていなかった。
本当に嬉しかったです。

突然決まった追加公演。
幸運にも行く事が出来、誰に感謝していいやら分かりませんが、本当ありがとうございました。


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