ライブレポ No.95
Special Thanks to タケちゃん


1999年8月28日(土)
YMAC99
Yamazaki Masayoshi in Augusta Camp 1999

山梨 富士急ハイランドコニファーフォレスト
Special Guest:杏子・スガシカオ/Opening Act:COIL
open:14:30/start:16:30

1999年8月28日。
初めての野外ライブの緊張のせいか、はたまた初顔バレの緊張のせいか・・・
その日私の調子はめちゃめちゃ悪かった・・・。
「吐く!」「吐く!」と連発し、Koniをビビらせていた(Koni、ゴメン)。

しかも、そんな状態で早くから並んだのに、福耳Tシャツのインディゴブルーは売り切れ。
でも、白もかわいいから・・・まぁ、いいか。

開演前の会場に、幻の、まさやんの「トランジスタ・ラジオ」が流れた
ときにはホントびっくり&カンゲキ!!粋なはからいだね!

すっかり気分が悪かったことも忘れ(そんなコトだろーと思ったよ・・・ by Koni)、
会場内を歩き回り、宇宙人たちにご挨拶。
会えなかった人、残念だよぉ!今度は絶対会おうね!
Koniとふたりで作ったTシャツ、なかなか好評で、うれしかったじょ。

さて、いよいよライブの始まり!

まず、社長のお話。そのあと、COIL登場。イヤイヤ、COILが意外にも(失礼!)すごくヨカッタ!
早くまさやん出さんかい!っていう気持ちになるかと思ってたけど、全然
そんなことなくて(サラミぃ〜ホントだよぉ)、得した気分。

そして、いよいよ我らがまさやん、
マラカス持って登場!!
キャーーーっ 久々の生まさやん、かわいいーーーっ!!
Koniとふたりで絶叫!!
今回、少し右寄りの、前から10列目というラッキーな席で、まさやんの
表情もよく見える!
まさやんの100万ドルの笑顔は健在だぁ!
うすいグレー地に45のナンバーが大きくはいったTシャツ、まさやん
お得意のカーキのカーゴパンツに、これまた定番のアディダスの
スニーカーといういでたち。

1曲目は「セロリ」!
新鮮なアレンジ!一瞬わかんなかった。
もっと強烈な曲から始まると思ってたけど、これもまた新鮮!
ギターのすべりをよくする(だよね、りょう&ゆず君)スプレーを、コロン
をスプレーするように、自分の首筋にシュッシュッ!するマネしたりして、
もぉっ おちゃめっ!
2曲目「××しようよ」。
うれしい!この曲ライブで聴けるなんて!
最後の「しようよ♪」で、ちょっとうなるように歌うとこがスキ!

そしてMC。
「富士山、消してみましたぁ!やればできるもんやね!」
なんて言ってた。このときは曇ってて、富士山見えなかったから。
それから富士Qハイランドの名物アトラクション、「FUJIYAMA」の話に。
「だけど、FUJIYAMAよりアルプスの少女ハイジがこぐブランコのほうが
時速はやいらしいよ!すごいんやで!」

私はすごいウケたんだけど、もとのネタ話があったんだね(>きく)。
まさやんはプライベートで遊園地になんて行ってないなぁって言ってた。
みんなに、「えぇぇ〜〜!?」って疑われて、「えぇ〜言われてもね・・・」。

続いては「アレルギーの特効薬」「ドミノ」「昼休み」「Fat Mama」、
ホントに、「振り落とされないように!」というまさやんの言葉どおり、
ジェットコースターみたい!!あぁーーっカッコイイーー!!
「アレルギー」で、足を上げたり、首振ってリズムとったり、軽快な動き。
「昼休み」では、
夏休みはずっと続かない・・・♪」って歌ってくれた。
「Fat Mama」では、「愛すべ〜きひぃ〜とぉ」と歌いながら、会場の
みんな端から端まで、人さし指で指してくれて、うれしい!
もちろん、
「よろしくおねがいしま〜す♪」
では「キャーーッ!!」ノリノリの4曲だった。

ここで、まさやんが西の方角見て、
「おっ晴れてきたでぇ!」。
ホントだ、雲が切れて、日が差してる。自分で、
「さすが晴れ男!」。

そのあと、「妖精といた夏」「名前のない鳥」「琥珀色の向い風」「水の
ない水槽」と4曲バラード系の曲が続く。
だんだん夕暮れて来た。ステージにスモークがたかれ、幻想的。

どうして、そんなにやさしく、せつなく歌えるんだろう・・・
ほとんどの人が立ったまま、聴きいっている。
個人的に、「名前のない鳥」好きなので、すごくうれしかった!
それから、特に「妖精〜」と、「琥珀色の〜」は、野外ということが、いっそう
曲の良さを引き立てていたみたいな気がする・・・
ゲンタさんが、水の音や虫の声をいろんな珍しい楽器で演奏してくれて、ますます
曲の雰囲気を盛り上げる。
この4曲の中に、少年のまさやんと、おとなのまさやん両方が垣間見えるような気がした。

バックの人たちが退場し、ステージ上はまさやんだけに。
チューニングしながら、「もうちょっといい具合に日が暮れるの待ってるんやけどね」
みたいなことを言ったのは・・・次の曲「星に願いを」のため。
「虫の声がいつか  子守り歌に変わり  帰らぬ思い出が  夢の中を過ぎる♪」
まさやん、まだ帰らぬ思い出なんかにしないでね・・・と思ったら胸がきゅんとなった・・・
次の「HOME」は、大好きな曲、というよりは、ときどき無性に聴きたくなる曲・・・。
まさやんも淋しいこと、あるのかな・・・と思いながら聴いてた。

さて、お次は“タケちゃんが選ぶまさやんの曲BEST3”(なんやそれ)に
入る
「心拍数」!
これがすごーーくカッコよかったぁーーー!
弾き語りで歌ってたのが、最後の「心拍数〜♪」のとこで、バックの演奏と

ものすごく印象的で、胸にガンッと響いた!
「狂おしいほど〜♪」の
「ほ」のところで、すこし声がひっくり返るような感じ
になるでしょ。あれ聴いちゃうと・・・もう、ダメ・・・ホントに狂おしいよ、まさやん・・・。
この曲のとき、「まさやんて、歌うまいなぁ・・・!」と、当たり前なんだけど、
あらためて思った。
すごい迫力ある「心拍数」だった。

そのあと、「やっぱり晴れないなぁ・・・月出ないですねぇ・・・」と言った
まさやん、ホントに残念そうだった・・・。
そして、ゲンタさんの頭を指差して、
「あっ月だ!」
そう、「月明かりに照らされて」!
あの独特のハープのイントロ!鳥肌がたってくる!
ハープを吹くときの伏し目がちのまさやん・・・ゾクゾクする。
「月明かり〜」は、私がいちばん最初にCDで聴いたまさやんの曲という
こともあって、思い入れが強い。
それまで知ってはいても、なんとも思ってなかった人が、
ある瞬間、あるいは、いつのまにか自分でも気づかないうちに、「特別な人」になる。
そのきっかけになった曲。

気がつくといつも「山崎まさよし」のことを考えてる自分に気づいてから、
まだ8か月しかたっていないのに、そのあいだのいろんなことが思い出されて、涙で
まさやんがぼやけてしまった。あぁ、もったいない!ちゃんと見なきゃ!
でも、このとき、まさやんが私たちのブロックの前のほうに出てきてくれて、
もう興奮はピークに!

次の「ペンギン」では、「Woo−♪」のとこで、お約束
「ごいっしょに〜!」。
間奏で4匹のペンギンが登場し、組体操。最後にまさやんを真ん中にしてポーズ!かわいい!
「パンを焼く」では歌詞をまちがえてしまって、なんかゴニョゴニョ言って
ごまかしてたゾ(笑)。
早口言葉「スマップシングル〜」さすがにシカオちゃんは出てこなかった(笑)。
照明がブルー&パープル、グリーンと交互に変わって、きれい。

そして、次は「ガムシャラバタフライ」「ソノラマ」「ヤサ男の夢」と、
“タケちゃんが選ぶまさやんのカッコイイ曲シリーズ”(なんやそれ)!!
「ガムバタ」のイントロと、「身が持たないね〜♪」のトコの歌いかた!
「ソノラマ」の間奏のハープ!
「ヤサ男」でうしろにフッ!と飛ばすカズー!
すべてがカッコイイ!!
「代々木の予備校生風」(笑)のまさやんが、ギターを持った瞬間、世界で
いちばん、セクシーでカッコイイ男に変わる!!

それを最後に、まさやんがステージから去っていく・・・
えっ?もう?時計を見ると7:05・・・。まさやんが出てきてくれたのが
5:15ごろだったから、あっというまに2時間近くがたっていた。
アンコールあるとわかってはいても・・・ヤダヤダ〜ぁ!!行かないで〜!!

そして、アンコール。
YMACの、白地に紺の縁取りのあるTシャツで登場。
「One more time,One more chance」。

ここでは照明はほとんどたいまつの灯だけ。
まさやんの顔に陰影がついて、端正な顔立ちが際立って、映画か何かのワンシーンのよう。
この曲は誰にとっても、特別な曲じゃないかと思う。
もう、ほかには何もいらない、ずっとこうしていたいよ。
また、まさやんがぼやけて見える。
と、となりにも、やっぱり泣いてる人妻、約1名。

次は「僕はここにいる」。
もう、このアンコールの2曲のときは、ただひたすら、まさやんと、まさやん
に会わせてくれた神様に感謝してた。
演奏が終わっても涙も拭えなかったし、拍手もできなかったほど・・・
感動していた。

そして・・・まさやんが退場したあと、Koniとふたりで、同時に叫んだ!


         
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「あっ星だ!」

星だ!星が出てる!
たぶん、これから福耳が歌うであろう「星かけ」の前に・・・星が出てくれたぁ!
これは奇跡かなぁ・・・って思った。

さあ、いよいよまさやんがゆかたで再度登場!
ちょっと腰曲げて、ゆかたの裾ピラピラさせて、「岡っ引き走り」(by まさやん)しておどけるまさやん。
このときとなりで、「や〜ん、かわいいっ!!抱きつきたい!!」と叫ぶ
人妻、約1名。
杏子さんは、白地にピンクの模様のゆかたで登場。杏子さんも走った、走ったーー。
女から見てもかわいいよね、杏子さんって。
最後にシカオちゃん、登場。
まさやん
、「オイこら!ちょっと待てぇ!」
帯だけ持って、Tシャツ姿のシカオちゃん。
シカオちゃんは悪役だから、ゆかたは作んないって言われたそーな。
結局作ることになったんだけど、
帯だけが先にできてきたんだって。
ホンマかいな?「うみなか」ではシカオちゃんのゆかた姿が見られるのかな?
それにしても、まさやんとシカオちゃんって、なんかいいコンビだよなぁ。
まさやん、会場に「ゆかたの人いる?」「ゆかたって、なんか『ゴムタイな〜』って
感じでいいねぇ〜」なんて言って、杏子さんに「ど〜しちゃったのヤマ〜」と言われてた。

ここでまたFUJIYAMAの話。
まさやんはさっき、FUJIYAMAには乗らなかったと言ってたけど、
杏子さんとシカオちゃんは乗ったそう。
まさやんは、以前、「某豊島のほうにある」(笑)遊園地でジェットコースターに乗って、
そのあとめちゃめちゃキゲンが悪くなり、誰とも口を聞かなくなった、とバラされてた。

そしたらまさやんってば、「FUJIYAMAは僕が考案したモンやからね」
「乗ってもしゃあないから、部屋でスケッチしてたんや」なんて言って、
会場を笑わせる。
でも、「や〜い、俺達だけ遊園地で遊んだからってすねてんの〜」みたいなことをシ
カオちゃんに言われて、「キミたちね、遊園地で遊ぶより、
社会人としてねぇ・・・」とかなんとか言ってるまさやん、かわいかった。
シカオちゃんがFUJIYAMAに乗るとき、はじめ、「メガネはずしたほうがいいんじゃない?」って言われて、
「だいじょうぶ」って言ってたのに、
ジェットコースターがだんだん上ってくにつれて、メガネをゆっくりはずして
ふところにしまった・・・という話を、今度はまさやんがバラす番。
シカオちゃん、
「なんでヤマが知ってんだよ!?」なんて、アセってた。
後日、私が、写真撮るときとかにメガネをはずすと、Koniに「ゆっくり」
はずさなきゃ、と言われるのは言うまでもありましぇん。

さて、福耳の1曲目は「ハッピーバースデー」。
やっぱりいい曲だね。シカオちゃんの声もいい。まさやんもハープで参加。
自然に私もKoniもハモってた。

そしておまちかね、「星のかけらを探しに行こう」。
もう二度と、生で聴けないかもしれない「星かけ」を、満天とはいかない
けど星空の下で聴けたのは、ホントにしあわせ・・・
どちらかのマイクの調子が悪かったのか、シカオちゃんがまさやんの
マイクに行って、2人でひとつのマイクで歌ってたのも、かえってなんだかうれしかった。
会場のみんなもいっしょに、
「今宵星のかけらを探しに行こう〜♪」の大合唱!
私はもちろん、まさやんパートを歌ったよ。
「ライブの天才(by まさやん)」の杏子さん、ステージのはじのほうまで
行ったり来たり、ホントに気配り屋さんだなぁ。

そして・・・もう残すところ、たぶんあと1曲・・・

そう、最後はCOILも交えて、「根無し草ラプソディー」。
「淋しい夜は〜♪」のところで、ドラえもん(杏子さん)、田中邦衛(シカオちゃん)、
そして古畑任三郎(まさやん)のものまね!まさやん、似てたよぉ!
みんな、いろんな楽器持って、楽しそうに大合唱・・・

ホントにもうお別れだ・・・と思ったところで、

打ち上げ花火がドーーン!!
             

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                ** 
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                ***
                
               *

 
            
              
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 −  *  *                
  *** \              
                  
            


キレイ・・・!
でも、花火も見たいけど、花火を見てるまさやんを見ていたい。
いつまでも見ていたい。
「ありがとう!」って言って、みんながステージをあとにしても、
私はずっと動けずにいた・・・。

まさやんの歌が好き。
まさやんのちょっとした仕草、みんな好き。
まさやんの、笑顔、声、歌い方、話し方・・・みんな、大好き!
まさやん、こちらこそ、ありがとう!

もう一度空を見上げたら・・・なんとお月様が出ていた!!




いつから出ていたんだろう、まさやん、月、見たかなぁ?
奇跡的なこの瞬間、「宇宙」のみんなの気持ちは、絶対にひとつだったと思う。
まさやん、みんな・・・ホントにホントに、どうもありがとう!!

最高の夏休みだったよ。


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「歌」って、その歌自体がいいから好き、っていうのもあるけど、その歌を
聴いていた頃の自分の状況とか心境とかを、封じ込めているから、思い入れがある、
というのも大きいと思う。
きっと、今日のライブを思い出せば、今日の自分を思い出せる。
そう思ったから、ホントはレポートなんて苦手なんだけど、みんなのためというよりは自分のために書きました。
だから、ほかのみんながしっかりレポしてくれてるところも、重複して書いてます。
テーマもしぼらず、覚えていること、思ったことをひたすら書きました。
ひとりよがりだったり、感傷的だったりすると思います。
なのに、最後まで読んでくれて、ありがとう!
まさやんは、きっとこれからもずっと歌い続けてくれると思うから、
これから先、なにかつらいことがあっても、そのときのまさやんの歌が
そばにいてくれる。
そう信じていれば、がんばれるような気がします!!
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