フロントプロペラシャフトのジョイントを交換する
2001年8月に発覚したフロントプロペラシャフトのジョイント不良、中古プロペラシャフトに交換したため
修理が遅れていたがようやく交換が完了しました。
写真右上が錆びて使えなくなったジョイントです
グリスがきれて錆びが発生し、摩耗が進んだジョイント部(ワークショップマニュアルでは“スパイダー”と
表現している)、グリースニップルが無いのは欠損したのではなく圧入式のため
交換手順は
1.サークリップを外す サークリッププライヤーが無く場合には慎重に外す事 よく飛ぶ部品です
2.ベアリングカップをハンマーでたたいて古いスパイダーを外す かなりの力が必要です
3.抜けたベアリングカップとの接触面を軽油とワイヤーブラシで清掃する
4.新しいスパイダーから対極のベアリングカップ2個を外してヨークの穴に内側から通す
後でグリースアップがやりやすいようにニップルの向きを考えましょう
5.ヨークの外側からベアリングカップを万力を使って圧入する、ヨークと面一になったらヨークの穴に
スペーサーをかまして更に圧入し、サークリップを入れて完成
6.残ったヨークも同じ手順で新しいベアリングカップを圧入する
最後にリチウムグリスを3ヶ所のニップルから充填して作業は完了! おおよそ1時間の作業です
グリスガンは中身が解らなくなるのでカートリッヂグリスの袋をかぶせています