「Java Script を使用するにあたっての注意点」を掲載します。
◆ 大文字と小文字を区別する
HTMLを記述する場合、アルファベットの大文字小文字に差はありません。
しかし Java Script ではハッキリと区別されてしまいます。
<FONT COLOR="#FFFFFF"> :○
<Font Color="#ffffff"> :○
<font color="#FFFFFF"> :○
document.write('Hello, World!') :○
Document.write('Hello, World!') :×
DOCUMENT.WRITE('Hello, World!') :×
もっとも、HTMLでも大文字小文字が区別されてしまう場合があります。
WWWサーバ上では、ファイル名の大文字小文字が区別されます。
ファイルがPCのディスク内にある内から注意しておきましょう。
(例:"script.html"の場合)
<A HREF="script.html"> :○ <A HREF="Script.html"> :× <A HREF="SCRIPT.HTML"> :×
◆ クォーテーションマークの競合に注意
Java Script を使っている時に困るのが、
「クォートで閉じた中にもう1対クォートを使いたい」場合です。
そんな時は慌てずに、2つのクォーテーションマークを使い分けましょう。
シングルクォート(')と、
ダブルクォート(")の2種類です。
シングルとダブルは、どちらが外側になっても構いません。
注意すべきは「シングルの中にシングル、ダブルの中にダブルを使わない」こと。
これを怠ると思わぬエラーになります。
document.write("<FONT COLOR="#FFFFFF">") :×(ダブルのみ)
document.write("<FONT COLOR='#FFFFFF'>") :○
document.write('<FONT COLOR="#FFFFFF">') :○
◆ 低次ブラウザ利用者への配慮の仕方
<SCRIPT>タグ登場以前のブラウザも、まだ世の中に残っています。
<SCRIPT>タグを解釈できないブラウザでは、
なんとタグの内側のスクリプト文が全部漏れだしてしまうのです。
そんな時は慌てずに、HTMLのコメント記号を利用しましょう。
<!-- 〜 -->で囲まれた部分は見えなくなるのです。
(ソースで確認できます。私はこれを『ナイショタグ』と命名。)
FD-BBS で使用する際には、次のようになります。
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<--
document.write('Hello, World!')
// -->
</SCRIPT>
4行目のダブルスラッシュ(//)は、
Java Script のコメント記号です。
HTMLのコメント記号が、スクリプト文にも影響を与えるので、
これを忘れると思わぬエラーになります。