ホームページ中に使われる色をHTMLで指定するには、
カラーネームによる方法と、
RGB16進数表示による方法とがあります。
基本形… <TAG COLOR="ColorName">
カラーネームによる色の指定は、実に簡単です。
<FONT COLOR="red">のように、
色の名前を直接英語で書けば良いのです。
ただし(当然ですが)色の名前が間違っている場合は予期せぬ色で表示されたりします。 また、あなたの欲しい配色にぴったり一致する色名は存在しないかもしれません。
カラーネームの種類によっては、特定のブラウザでしか認識できない場合があります。 また、カラーネームは大文字小文字を区別しません。
ex.)
<BODY TEXT="aquamarine">
(「アクアマリン」と言う名の色)
基本形… <TAG COLOR="#RRGGBB">
RGB16進数表示は、実はカラーネームよりも色の調節に適した方法です。
光の三原色である赤・緑・青の発光量を、
それぞれ0〜255までの256段階で調節します。
RGBとは、言うまでもなくR=red、G=green、B=blueの事です。
しかしこの方法で色を指定するには、
16進数の数え方に慣れておかなければなりません。
16進数とは、00、01、02、03、04、05、06、07、08、09、0A、0B、0C、0D、0E、0F、10、
…と続いていく数え方です。
この場合、10は「イチゼロ」と読み、10進数で表す16に相当します。
16進数2桁で表示できる最大の数はFFで、10進数で表す255に相当します。
各色の発光量を2桁の16進数で赤・緑・青の順に並べると、
<FONT COLOR="#8080FF">の様に書くことができます。
最初の2桁は赤の発光量を、真ん中の2桁は緑を、最後の2桁は青を示します。
ex.)
<BODY TEXT="#20A0FF">
(赤=32、緑=160、青=255 の配合)
2種類も色の指定方法があると知って、 どちらを使えばよいのかわからなくなった人もいらっしゃるでしょう。 そこで、使い分けのアドバイス♪
☆ どっちか片方だけ覚えるなら、RGB16進数表示。
RGB16進数表示で指定できる色の数は、
なんと1680万色(256の3乗)。
フルカラーと呼ばれる種類数の色を表現可能で、
たとえマイナーなカラーネームを知らなくても、全てカバーできます。
☆ 微調整をするなら、RGB16進数表示。
「今の色よりもう少し明るく」なんて時、丁度いいカラーネームが思いつかないことも。
RGB16進数表示なら、少しずつ数字を増減させるだけで色の調節が可能です。
☆ 覚えやすいのはカラーネーム。
「自分のホームページ全体で共通した色使いをしたい」といった場合、
簡単に覚えておけるのは、単語に意味のあるカラーネームの方でしょう。