『四万の詩』
                    作詞 中村 実(中村屋2代目)
    
    
1番
自然の恵み 出湯湧く 我等が郷土 四万の里     清き流れの せせらぎに 作る姿の 様見よや 
2番
鹿鳴く里の 秋鹿や 万雷おつる 渋砥泉     岩に裂かるる 滝川の 砕けて束散る 嘉満ヶ淵  
3番
湯煙白く 立ち登り 浴廊 包む 山口や     皆楽園の 朝 緑 高野の森の ホトトギス 
4番
秋の紅葉は 小倉山 紅葉に映ゆる 布の滝     日向見川に 名も高き 大泉小泉の 両瀑布 
5番
日向見薬師を 訪ぬれば 苔むす御堂や 老杉に     在りし昔の 偲ばれて 思いこもごも 湧きて出づ  
6番
響きは遠く 谷を越え 夏 尚 寒き 摩耶の滝     新湯の里に 夕日して 月に輝く 水晶山   
 祖父が14〜5才の時に詩作した物だそうです。戦時中の 「ばんだのさくら襟の色?」という歌に合わせて歌えるそうです。   ご興味のある方是非中村屋の3代目に聞きにおいで下さい。