風味異常の特徴
牛乳は個体ごとに搾乳された時からすでに少しづつ味や臭いが異なるが、基本的には牛乳らしい味、臭いを持ち合わせている。今回問題となっているのは、こうしたイメージからはずれた不快な味を持つ牛乳が生産された。
生乳の状態は乳質特に乳成分など正常であるが、風味に異常が認められた。
その風味は搾乳直後にはあまり感じられなくて、24〜48時間経過しないと風味が変化しない。風味テストは20℃前後に加温して行うと一層健著に確認できる。
風味ははじめは甘味がでて、時間経過とともに風味が強くなり、青臭い、豆乳様風味が口中に残る。