C酪農センター管内
風味異常乳は3月5日5戸に発生がみられ、続いて9日に3戸、13日2戸の合計10戸に発生がみられた。この地区はK地区のバルクを停止単位にしたのに対し、検査側は大変な作業となったが、個体検査を行い出荷可能な牛乳は出荷させる方法をとり、出荷乳と停止乳の振り分けを行うとともに、個体検査と並行してベビーローリー毎に検査を実施し万全を期した。出荷停止となった個体乳は発生農家10戸で飼養されている搾乳牛252頭中132頭で、発生率は52.4%であった。回復は発生後10日目に1戸、11〜20日の間に2戸、21〜25日の間に2戸、26〜30日の間に3戸、31〜35日の間に1戸であり、この1戸をもって全頭数が回復した。発生頭数の80〜90%が回復した日数をみるとM村8戸においては17〜20日間でほぼ終息の方向に向いた。なお、3月5日に初発がみられ、4月23日に最終終息日を迎えた。M村2戸については初発が3月9日で1戸は回復までに21〜25日を、1戸は31〜35日を要したが、発生頭数の80〜90%が回復に要した日数は19〜21日であった。最終終息は4月10日であった。