C、T管内における技術的指導

3月5日C酪農センター管内に初発がみられ、その後延べ54戸666頭に達したが、回復日数をみると短い農家で10日以内から、長期間かかったもので45日にわたっており、個体別にみると80〜90%の牛は20日前後に集中していて個体によりかなりの差がみられた。また、指導にしたがって直ちに給与改善を実施した農家は順調に回復したが、指導事項に迷い過剰な情報に傾き、自己判断した農家ほど回復が長引く傾向がみられる。

初発時の改善対策

すでにK地区に異常風味乳の発生がみられており、C、T管内においても、これが対策について整いつつある折発生となり、C,T酪農センター合同の会議を開催し同歩調で改善を図った。具体的には農家への啓蒙指導の徹底を図るとともに、農協担当課長、担当酪農部役員、当該農家を召集し、状況説明、異常乳の風味を確認させるなど啓蒙に努める。出荷停止問題については個体検査とし、家保、酪農センターの検査員により連日連夜にわたって正常異常の振り分け作業を続ける。なお、個体検査とともにベビーローリーの検査を進め、反応が出た場合その路線のバルク乳検査を行う。

乳牛飼養管理ならびに給与飼料の実態把握(個々の実態について給与量の実態を聞き取り調査する)

飼料給与の改善策

管内は他地域同様高泌乳へのチャレンジが行われており、一般的に濃厚飼料多給、粗飼料不足の給与体系での発生が多いことから、濃厚飼料を発生時給与量の半分に減量する。粗飼料については食下量を確認しつつ、また回数を増やしできるだけ乾草、青刈り、イナワラ等多給に努める。豆臭との関連を考慮し大豆粕、加熱大豆などを全廃する(このことから農家の間では大豆関連飼料犯人説が飛び交い神経質になる)。ビタミン剤については風味異常にカロチンの効果が高いという説もあり、カロチンミックスなど日1頭当たり50Kgを指導した。デハイ(アルファルファペレット)を日1頭当たり2Kg給与する。