畜産の研究、51、285〜289(1997)

乳汁中尿素態窒素濃度は分娩に伴う大きな変動はみられなかったものの、空胎日数の長い牛群では繁殖成績が良好であった牛群に比較して、泌乳期間を通じて高値を示す傾向が認められた。

しかし、乳蛋白率では両群に大きな差は認められなかったことから、両群の給与エネルギー水準には差はないものと考えられる。

また、調査対象牛の妊娠牛について乳汁中プロジェステロン濃度を測定した結果、乳汁中尿素態窒素濃度の増加している個体ではプロジェステロン濃度の低下傾向が認められた。

 

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