畜産の研究、5、17〜22(1989)
赤血球容積は生後1週齢で最低値を示した。
血清蛋白質は発育に伴う変動は少なかったが、アルブミン分画は出生直後低値を示し、2週齢でほぼ成豚の値に近づいた。
血糖は新生児子豚で最も高く、発育に伴い減少した。
総コレステロール、リン脂質は新生児期に最低値を示し、初乳摂取後増加し、2〜3週齢で最低値に達した。
中性脂肪も同様に新生児期に最低値を示し、初乳摂取後増加し1週齢で最低値となった。
血清シアル酸は出生直後に高値を示し、発育に伴って減少した。
GOTとAL−P活性は出生直後には著名な高値がみられたが、発育に伴い減少した。
カルシウム、マグネシウムおよび無機リンは出生直後に最低値を示し、哺乳後やや増加する傾向にあった。
血清鉄は1及び4週齢で増加する傾向を示した。