獣医畜産新報、48、724〜729(1995)
1酪農家において生後7〜17ヵ月齢の育成牛14頭中6頭が起立不能に陥り、診療獣医師のビタミン剤、カルシウム剤には反応しなかった。
発生牛群の血液所見においては14頭中12頭にセレニウムの著名な減少とビタミン濃度の低下傾向が認められた。
予後不良として剖検した3頭は、後肢の骨格筋が不整形に退色し、硝子様変性した筋繊維がみられ、一部は融解あるいは消失していた。
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