オカリーナの大きさ(調)による価格差について

春のFuー 2003/05/03(Sat)
楽器の大きさとお値段のことですが、オカリーナって低い音で体積大きいと高価格で、高い音で体積が小さいと低価格なのは、 おかしいーなあということについてです。
笛って、小さければ簡単にできるってわけでもないですよね。

この点でも、やっぱり考えていただきたいです。大きいのと小さいのと、ねうちの違いはありません。
高い音を要求される音楽は、それなりの楽器が必要なんで、それが大きさで価格が違う今の販売者の考えは、おかしいと思います。
その歌を歌うために必要な調と音の高さに値段の差はないはずですもん。

管理人
一般的にお値段の差は、原材料費の差、工賃の差です。
オカリーナの場合、原材料は、粘土と焼成燃料

凛の場合、アルトC管が、1個あたりの粘土代 およそ77円ですから、これを元に、焼き上がり重量比で換算しますと、 ピッコロC管で31円、ソプラノF管が50円、アルトF管116円

管理人の焼成窯の燃料は灯油です、1回の焼成で、およそ1000円 小さい管は窯にたくさん詰まりますから、1個あたりの焼成単価は安くなります。
10個焼ければ100円、20個焼ければ50円、30個焼ければ33円
原材料費の差は、この程度です。価格差をつけるほどの差ではないですね。

次に工賃
ピッコロC管は、とてもかわいく小さいです。内容積を決めるとき、指でひとなでで調が狂います。
内型も作ってしまう方法、鋳込みにしてしまう方法等、他にも方法はありますが、原材料が粘土であること、 粘土は乾燥につれて縮むと言うこと、焼成という過程を経る事、これらが楽器作りをさらに難しくしています。


アルトF管は、大きいです。大きくても、オカリーナの中は空洞!
ある程度乾燥するまでは、持ち方ひとつで つぶれます。つぶれたりひしゃげたりすれば、内容積が狂い調が狂います。それに伴いエッジ位置がずれれば、音が出なくなります。
型抜きをするとき、へらを抜くとき、めちゃくちゃ緊張します。

それでは、真ん中の管=アルトC管はどうか?
小さくもなく大きくもなく制作が楽か・・・と言えば、 大きかろうと小さかろうと行程は同じ、楽器を作るのですから、神経の使い方も同じなのです。

管理人は、ピッコロC管からアルトF管までしか、まだ作っておりませんが、技術的な大差はないと思います。
アルトF管よりも大きい管は、つぶれやすいということの他に、音が出にくくなり結果として音域が狭まるという傾向があります。

結局結論としては、ソプラノF管からアルトF管までは、価格差を付ける明確な理由を、管理人は考えつきません。

最小のピッコロC管は、上の(倍音の)Gの音まで出ることまでを求められる(12穴14音)と言うこと、
バスC管以上の大きい管は作りにくいという点で、価格差を付けても良いかな・・・と思いますが、
12穴13音しか出ないピッコロC管に、価格差をつける必要はないと思います。
11穴12音なら、なおさらです。

【15.7.12 オカリーナほうむぺえじ管理人】


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