オカリーナの音が出ない・・・原因と対策


<買ったばかりのとき>

試奏して買えなかった時、或いは通信販売などで試奏出来なかったとき
原因1,吹き方の相違
原因2,ウィンドウェイ(息の通り道)にゴミ
原因3,歌口の破損
原因4,音のでない不良品

<しばらく吹いていたら・・・>

原因1,ウィンドウェイ(息の通り道)にゴミ
原因2,歌口の破損
原因3,気温の変化による結露
原因4,唾の付着による目詰まり

<対処方法及び対策>

対処1,吹き方の相違

オカリーナは、他の管楽器と異なり、どなたにも簡単に音の出せる楽器です。
そんなオカリーナですが、もし音が出なかったら、あなたの何気ない吹き方が、そのオカリーナにあっていない可能性があります
理由としては息が弱すぎる、息が強すぎる、姿勢が悪い、息を吹き込む角度が悪い・・・等々が考えられます。

吹き方を変えてみましょう。
やさしくそっと吹いてみる(強い乱暴な息、吹き方では鳴らないオカリーナがあります)
少し強めの息で吹いてみる(弱いやさしい息では、鳴らないオカリーナがあります)
特に、オカリーナの高音が綺麗に鳴らなかったら、上、下、斜め、いろいろにオカリーナの角度を変えて綺麗に鳴るスポットを探しましょう。
それと同時に、息を吹き込む角度、吹く込むスピードを変えて吹いてみましょう。
力まないで、肩の力、口、頬の力を抜いて吹いてみましょう。

おおむね、ソプラノF管、ソプラノG管は、上を向き加減に、アルトC管は、下を向き加減にすると高音は出やすくなります。

対処2.ウィンドウェイにゴミ

ウィンドウェイ(息の通り道)に、食べかす・ゴミなど何か詰まっていないかどうか 吹き込み口から覗いてみます。
オカリーナは微細なゴミが入っただけで、音が出なくなります。何かゴミらしいものが見えましたら、それを取り除きます。

<取り除き方>
1,音が出ないように、歌口を親指の腹でやさしく押さえ、息を強く吹き入れて吹き飛ばす。
2,吹き込み口から水道水を流し入れて、水と共に流す。
3,それでも取れなかったら、紙でこよりを作り、そっとつつき出す。絶対に固いものでつついてはいけません。

食べかす等をオカリーナに吹き込まないように、吹く直前の飲み食いは避けましょう、食べたら うがい・歯磨きをしましょう。

対処3.ウィンドウェイが結露

気温が下がってきますと、オカリーナを暖めてから吹かないとウィンドウェイが結露しがちになります。結露すると、先ず高音が出なくなります。

吹き込み口から覗いてみて、何も詰まっていず、オカリーナが冷えていましたら、結露ですから、
1,思い切り、吸い込んでみる。(演奏中に突然出なくなったら、これが一番!)
2,歌口をやさしく親指で押さえてから、息を強く吹き込み、結露を吹き飛ばす。
3,吹くのをやめて、じっと自然吸収されるのを待つ。

<予防策>
◆吹く前に、息を吹き入れてオカリーナを暖める(この時、ピーピーと音が出ないように、歌口を、親指の腹でそっと押さえる)
◆冬場は、ホッカイロ等で暖めておくのも効果的です。

焼成温度が高い等々が原因で、結露しやすいオカリーナがあります、結露対策は、こちらもごらんください。

対処4.唾の付着による目詰まり

オカリーナをはじめ 管楽器は、息を吹き入れて演奏します。
息は口中の水蒸気(唾液とは違います)を含み、体内から吹き出しますので温度が高いです。息の温度と、吹き込まれるオカリーナ本体の温度に温度差が生じると、 冬場、暖房中の室内の窓ガラスが曇るように、オカリーナ内部に結露が生じます。(焼成温度が高い場合と本焼きをしている場合、結露が一層起こりやすい)
これにつきましては、上記3に書きました。結露は、簡単に解消します。最初から温度差が生じないような対策を講じれば、防ぐことが出来ます。

しかし、オカリーナを吹くときに、息と一緒に唾が吹き込まれることがあります。
唾を飛ばすようなタンギングをする人がいます、唾液の分泌の多い人もいます、結果 唾が大量に吹き込まれますと、結露を同じように音が出なくなります。
唾液は体内の分泌物で水分の他に他種類の成分を含み、粘着質に富んでいます。
結露と同じように、音が突然でなくなる症状であっても、季節に関係なく起こる、唾がたまった事による目詰まりでは、対応が異なります。
水分のみでしたら、素焼きのオカリーナは吸収・発散致しますが、唾が含まれますと、吸収・発散作用が充分に行われず、付着するようです。 (埃、油も同様に付着するようです。)
これらの付着が進み、いわゆる目詰まり状態に陥ると、音が出なくなります。

目詰まりで音が出なくなり、演奏不能になったら、その症状は悪化する一方で解消することは、先ずありません。
予防策としましては、オカリーナには息だけを吹き入れ、唾を息と一緒に吹き込まない工夫が必要です。
◆唾を飛ばさないタンギング、
◆唾が出るような行為(飲食)は、極力演奏前にはしない、
◆下を向いて吹かない(唾が流れ込みやすい)
◆オカリーナを、深くくわえて吹かない。(口中が刺激されて唾液が分泌される=オカリーナは唇をあてる程度で良い)

唾を吹き込まない奏法を、身につけましょう。
食後は、うがい等で食べかすの除去、油分の洗い流しをして、口中を清潔にしておきましょう。

唾液は、ものをおいしく食べることには欠かせません。口中の衛生も、唾液によって保たれるそうです。
しかし、オカリーナ演奏にとっては、唾液の分泌は演奏しにくいだけでなく、楽器が使えなくなると言う危険をはらんでいます。

気に入って、いつも吹いていたオカリーナが、冷えていないのに、突然、音が出なくなりましたら、これを疑ってください。
あなたの唾液の分泌量、練習量、オカリーナの焼成温度等により、音の出なくなるまでの期間は異なります。
早いと数日から数ヶ月・・・遅いと数年

新しいオカリーナに、これがあまり早く起きた場合は、楽器ではなく奏者・奏法に原因があります。楽器を買い替えても、また同じ事が起こるでしょう。
数年経過後に起きた場合は、一種の経年変化と言えると思います。
いずれにしましても、その楽器は諦めるしかないですが、制作者に相談できる方は、相談してみてください。
追記:唾液による目詰まりの解消方法(焼き直し)をナイトオカリナがやってくださるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。(平成25年6月29日)

唾液のミニ知識

唾液は、耳下腺、舌下線、顎下線から分泌されます。
耳下腺からの唾液は、無色透明でさらさら(水に近い)
舌下線からの唾液は、やや混濁した色調で粘り気あり(糸を引くような感じ)
顎下線からの唾液は、半透明でやや粘り気あり(耳下腺唾液と舌下線唾液の中間)

唾液腺は自律神経に支配され、リラックスしていると副交感神経が働いて、サラサラ唾液が分泌され、 イライラ、ドキドキ・・・緊張すると交感神経が働き、ネバネバ唾液が分泌されるそうです。
お食事は、ゆったりした気分で いただきましょう。

対処5.歌口の破損・・・対処方法はありません、諦めてください。
対処6,音の出ない不良品・・・対処方法はありません、返品交換の交渉をしましょう。

オカリーナほうむぺえじ管理人】


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