最低音の指穴位置における指の運動方向についての考察
- 一般的なオカリーナは、指の数よりも多い 12個の指穴を持ちます。
1本の指で、2つの指穴を塞ぐことにより、音域を広げています。
低音担当の小穴は、担当する指を先に向けて伸ばす事により、大小2つの穴を塞ぎます。
アルトC管の場合「シ」は、右手中指が担当し、最低音の「ラ」は、右手人差し指、左手中指、左手薬指と、メーカー・制作者により異なります。
指を伸ばして2つの穴を塞ぐという動作は、同じです。
しかるに、
「シ」の小穴位置 「シ」を押さえる指の方向に対する、「ラ」を押さえる指の方向は まちまちです。
矢印は、その方向に指を伸ばすと、一番確実に塞ぐことができるという方向=大小2つの指穴の中心を結んだ線です。
下の写真は、比較しやすいように、すべてアルトC管ですが、それぞれ、管の太さ・丸み・長さ・カーブなど、形状が異なります。
ご自分の手・指をよく見て、どの方向が一番無理なく塞げるか、研究しましょう。
吹き口の方向と2本の矢印の方向をよく見て、自分で口にくわえ、指で押さえて吹くことをシュミレーションしてみましょう。
次には、ご自分の楽器を出して、同様にやってみましょう。
きちんと塞げないと、せっかく12穴なのに、音域の狭い11穴オカリーナの機能しか発揮できません。
皆さんが、「最低音がうまく塞げない、うまく出せない」「最低音のピッチが不安定」と訴えるのは、この指穴位置と方向性にも原因があると考えます。
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【オカリーナほうむぺえじ管理人】
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