チューナーを使ったチェック
| ピッチと音の出具合のチェック | |
| 1. | チューナーをセットします。 |
| 2. | オカリーナを手に取り、一番安定している真ん中の音、C管ならG=ソの音、F管ならC=ドの音、 G管ならD=レの音(指使いは全部同じです)を、チューナーを見ないで、いつものとおりの吹き方でロングトーンします。 |
| 3. | チューナーを見て、今吹いた音のピッチを確認する。 どうでしたか? ぴったり合いましたか? それとも大きくずれていましたか? あなたの自然な息づかいによる吹き方と、そのオカリーナの必要な息使いが一致すればするほど、 (あなたの吹き方と、制作者の吹き方が一致すればするほど)チューナーの針は真ん中によります。 それが、ずれればずれるほど、針は左右いずれかに大きく振れます。 |
| 4. | 今度は、チューナーを見ながら、チューナーの針が真ん中に来るように、息を強さをコントロールして先ほどの「ソ」の音を吹きます。 楽に合わせられましたか? 何度か「ソ」の音をロングトーンしてみます。綺麗な「ソ」の音が出ましたか? |
| 5. | 次に、ソから音階をゆっくりドまで下がり、ドのピッチを、チューナーで確認します。 合っていましたか? 合っていなかったら、息の強さを変えて、正確なドになるように合わせます。 |
| 6. | 次に、ソから音階をゆっくり上のドまで上がり、上のドのピッチをチューナーで確認します。
合っていましたか? 合っていなかったら、息の強さを変えて、正確なドになるように合わせます。 これで、1オクターブが正確なピッチで吹けたはずです。 何度か、音階を上下してみましょう、下から吹き上げても、上から吹き下がっても、ピッチは正確に合わせられますか? 下のドから上がる場合と、上のドから下がる場合で、ピッチが変わるオカリーナがあります。 これは、演奏者の息使いに問題がある場合と、オカリーナの調律に問題(音程バランスが悪い、調律が音痴)がある場合があります。 後者のオカリーナを掴まないように、注意です。 |
| 7. | 最低音を確認します、下のドから慎重に音階を下がり、最低音のピッチを確認します。ラがちゃんと出せましたか? |
| 8. | 最後に上のドから、音階を最高音まで上がり、レミファのピッチを確認します。ファまで楽に出せましたか? |
| 9. | 最低音から最高音まで、音階を上昇と下降で吹いてみます。 上昇も下降も同じように、美しい音階が奏でられましたか? ピッチは合っていますか? 各音は、演奏の中で、音楽(メロディ)を構成する要素として存在します。単独で取り出して、ピッチが合わせられても、意味がないのです。 楽に自然な音階を奏でられなければ、意味がないのです。そうでないと、曲を吹いているとき、正確なピッチがとれません。 |
| 雑音のチェック | 10. | 高音のレミファは、雑音が入りがちですので、そのチェックを致します。 レの音を、おもいきり弱く そ〜〜っと吹いてみます。やっと音が出ると言う程度の息の強さです。 音を良く聞きながら、そのまま、息をだんだん強くしていき、音が割れて出なくなるまで強めます。 |
| 11. | 途中で、雑音が混じりませんでしたか? 程度にもよりますが、あまりひどい雑音が入っては 音楽になりません。 ピッチを正確に合わせると入らない雑音が、ちょっと弱く吹くと入ってしまうオカリーナがあります。 オカリーナは、いろいろな年代の様々の人が吹きます。弱い息でしか吹けない人もいます。(一人で吹くには、ピッチバランスさえよければ、弱い息で全体のピッチを下げて吹いても何ら問題ありません。) ちょっと息が弱くなっただけで雑音が入ってしまっては、音楽になりません。「pで吹いたら、雑音がおまけでついた。」では、しゃれになりません。 |
| 12. | いつも吹いているお好きな曲、得意な曲を吹いてみましょう。 時々止まって、チューナーでピッチを確認しましょう。 |
| 13. | 気持ちよく吹けましたか? ピッチは無理なく合わせられますか? 音色は気に入りましたか? 合格しましたら、買いましょう! |
なぜ、クロマチックチューナーが必要なのか
ピアノは、誰が弾いても同じピッチの音が出るように、調律師によって、正しく調律されます。(但し、平均律による)
ギター、バイオリン等弦楽器は、演奏者が演奏の都度、音叉、チューナーなどを用いてピッチを合わせます。演奏中は、ほぼ正確なピッチを保てます。
オカリーナは、気温、演奏者の吹き込む息の強さ、演奏者の体調などにより、同じオカリーナでも微妙に変化します。
【実験】チューナーをセットして、上の雑音のチェック10でやった方法でピッチの変化を見てみます。従いまして、調律されて売られておりますが、メーカー・制作者の息の強さで調律されておりますので、 それが演奏者のそれと ほぼ一致すれば、ほぼ正確なピッチの音が出せますが、そうでなかった場合、ピッチを合わせるのに苦労したり、 合わせられなかったりする事があります。
(1)やっと音が出るという位の弱い弱い息で吹いて、ピッチを確かめます。
(2)そのまま、チューナーの針を見ながら、徐々に息を強めていき、音が割れて出なくなるまでの針の変化を見ます。
どのくらいの幅がありましたか?
凛アルトC管は「G」の指で、FからAまで出ます、ソプラノF管は「C」の指で、AからDまで出ます。
同じ運指でも、息の強さで、これだけピッチが変化してしまうのがオカリーナだと言うことが、おわかりいただけると思います。
これに、気温と演奏者の体調が、ピッチを変化させる要素として加わります。
それで、
1.簡単に合わせられるか?
2.少し頑張れば(練習すれば)、合わせられる範囲か?
3.まるで、合わせるのが無理か?
などを判定するために、チューナーが必要になります。
音を聞いただけで、合っているかどうか おわかりになる方(絶対音感がある方)は良いですが、そうでない方がチューナーを用いず、 試奏して買ってきた場合、気に入って買ってきたのに、正確なピッチに合わせられないと言うことが起きます。
管理人も、随分失敗しています、最高音がミ♯までしか上がりきらないアルトC管とか、まるでピッチバランスの悪い音痴オカリーナとか、最低音はラのはずが、シだったり・・・
自分の吹きやすい息の強さよりも、強い息を必要とするオカリーナは、フレーズの途中で息切れしてフレーズが吹ききれません。 思いっきり吹きますので、音色も乱暴な音色、鼻づまり音になりがちです。
制作者の中には、その楽器が一番美しく鳴る息の強さを無視して、ピッチ調整している人がおります。 オカリーナは、楽器なのです、楽器は音色が命なのです、ピッチを合わせようとそちらにばかり気を取られて、音色を犠牲にしては本末転倒です。
いくらピッチが正確でも そんな音色の楽器は、吹く気になりません。
自分の吹きやすい息の強さよりも、弱い息で鳴らすように調律されているオカリーナは、ピッチを合わせるのが難しいです。
強く吹いて合わせるのより、弱く吹いて合わせる方が、難しいのです。
必要とする息が、自分の吹きやすい息の強さよりも、あまりにも弱いと、ピッチがふらふらと定まらず、音色もひょろひょろと弱々しく、とても歌う事など出来ません。
一人で吹くのでしたら、C管を半音上げてCis管として吹こうが、半音下げてH管として吹こうが、ピッチバランスさえ良ければ、さほど問題はありません。
なお、チューナーを用いて、オカリーナのピッチを正確に計るには、訓練が必要です。普段からチューナーを使い、チューナーの扱いに慣れましょう。
【オカリーナほうむぺえじ管理人】