オカリーナの買い方(アンサンブル出来る楽器を買おう==試奏の仕方)

<試奏のためだけでなく、ご自分のオカリーナの癖を知り、より良い演奏を目指すためにも・・・>

チューナーを使ったチェック
ある程度吹けるようになったら、誰かと一緒に吹きたいですね、最初はユニゾンで同じメロディを吹き、慣れてきたら、二部合奏を致しましょう。
そのためには、ピッチが正確に合わせられることが必須要件になります。

オカリーナは、楽器店、制作者工房、展示即売会場、ネット通販などの通信販売・・・で買うことが出来ます。
店頭などで購入するときは、しっかり、試奏してチェックいたしましょう。

通信販売は、
1.購入前の試奏が出来ないこと。
2.ホームページなどに掲出されている宣伝文句を信用しすぎること。
3.届くまでに期待しすぎてしまうこと。
4.不良品(割れていた等)以外の返品・交換に応じない事が多い。

・・・・などが、主な原因でしょうが、自分にあわなくても、音色等が気に入らなくても、返品交換できず、泣き寝入りしている例をたくさん聞いております。
もしもの時のため、個人制作者であろうと、楽器店であろうと、気に入らなかったら返品・交換が出来るかどうか、確認の上、注文下さいませ。

用意するもの=クロマチックチューナー
気の利いた、制作者工房、楽器店、展示即売会場には、ウェットティッシュとともに備えてあります。

チューナーを使ったチェックの仕方(試奏の仕方)
 ピッチと音の出具合のチェック
1. チューナーをセットします。
2. オカリーナを手に取り、一番安定している真ん中の音、C管ならG=ソの音、F管ならC=ドの音、 G管ならD=レの音(指使いは全部同じです)を、チューナーを見ないで、いつものとおりの吹き方でロングトーンします。
3. チューナーを見て、今吹いた音のピッチを確認する。
どうでしたか? ぴったり合いましたか? それとも大きくずれていましたか?
あなたの自然な息づかいによる吹き方と、そのオカリーナの必要な息使いが一致すればするほど、 (あなたの吹き方と、制作者の吹き方が一致すればするほど)チューナーの針は真ん中によります。
それが、ずれればずれるほど、針は左右いずれかに大きく振れます。
4.今度は、チューナーを見ながら、チューナーの針が真ん中に来るように、息を強さをコントロールして先ほどの「ソ」の音を吹きます。
楽に合わせられましたか? 何度か「ソ」の音をロングトーンしてみます。綺麗な「ソ」の音が出ましたか?
5. 次に、ソから音階をゆっくりドまで下がり、ドのピッチを、チューナーで確認します。 合っていましたか? 合っていなかったら、息の強さを変えて、正確なドになるように合わせます。
6. 次に、ソから音階をゆっくり上のドまで上がり、上のドのピッチをチューナーで確認します。 合っていましたか? 合っていなかったら、息の強さを変えて、正確なドになるように合わせます。
これで、1オクターブが正確なピッチで吹けたはずです。
何度か、音階を上下してみましょう、下から吹き上げても、上から吹き下がっても、ピッチは正確に合わせられますか?
下のドから上がる場合と、上のドから下がる場合で、ピッチが変わるオカリーナがあります。 これは、演奏者の息使いに問題がある場合と、オカリーナの調律に問題(音程バランスが悪い、調律が音痴)がある場合があります。 後者のオカリーナを掴まないように、注意です。
7. 最低音を確認します、下のドから慎重に音階を下がり、最低音のピッチを確認します。ラがちゃんと出せましたか?
8. 最後に上のドから、音階を最高音まで上がり、レミファのピッチを確認します。ファまで楽に出せましたか?
9. 最低音から最高音まで、音階を上昇と下降で吹いてみます。
上昇も下降も同じように、美しい音階が奏でられましたか? ピッチは合っていますか?
各音は、演奏の中で、音楽(メロディ)を構成する要素として存在します。単独で取り出して、ピッチが合わせられても、意味がないのです。
楽に自然な音階を奏でられなければ、意味がないのです。そうでないと、曲を吹いているとき、正確なピッチがとれません。
 雑音のチェック
10. 高音のレミファは、雑音が入りがちですので、そのチェックを致します。
レの音を、おもいきり弱く そ〜〜っと吹いてみます。やっと音が出ると言う程度の息の強さです。
音を良く聞きながら、そのまま、息をだんだん強くしていき、音が割れて出なくなるまで強めます。
11. 途中で、雑音が混じりませんでしたか? 程度にもよりますが、あまりひどい雑音が入っては 音楽になりません。
ピッチを正確に合わせると入らない雑音が、ちょっと弱く吹くと入ってしまうオカリーナがあります。
オカリーナは、いろいろな年代の様々の人が吹きます。弱い息でしか吹けない人もいます。(一人で吹くには、ピッチバランスさえよければ、弱い息で全体のピッチを下げて吹いても何ら問題ありません。)
ちょっと息が弱くなっただけで雑音が入ってしまっては、音楽になりません。「pで吹いたら、雑音がおまけでついた。」では、しゃれになりません。
12.いつも吹いているお好きな曲、得意な曲を吹いてみましょう。
時々止まって、チューナーでピッチを確認しましょう。
13. 気持ちよく吹けましたか? ピッチは無理なく合わせられますか? 音色は気に入りましたか?
合格しましたら、買いましょう!
なぜ、クロマチックチューナーが必要なのか
ピアノは、誰が弾いても同じピッチの音が出るように、調律師によって、正しく調律されます。(但し、平均律による)
ギター、バイオリン等弦楽器は、演奏者が演奏の都度、音叉、チューナーなどを用いてピッチを合わせます。演奏中は、ほぼ正確なピッチを保てます。
オカリーナは、気温、演奏者の吹き込む息の強さ、演奏者の体調などにより、同じオカリーナでも微妙に変化します。

【実験】チューナーをセットして、上の雑音のチェック10でやった方法でピッチの変化を見てみます。
(1)やっと音が出るという位の弱い弱い息で吹いて、ピッチを確かめます。
(2)そのまま、チューナーの針を見ながら、徐々に息を強めていき、音が割れて出なくなるまでの針の変化を見ます。
どのくらいの幅がありましたか?
凛アルトC管は「G」の指で、FからAまで出ます、ソプラノF管は「C」の指で、AからDまで出ます。
同じ運指でも、息の強さで、これだけピッチが変化してしまうのがオカリーナだと言うことが、おわかりいただけると思います。
これに、気温と演奏者の体調が、ピッチを変化させる要素として加わります。


従いまして、調律されて売られておりますが、メーカー・制作者の息の強さで調律されておりますので、 それが演奏者のそれと ほぼ一致すれば、ほぼ正確なピッチの音が出せますが、そうでなかった場合、ピッチを合わせるのに苦労したり、 合わせられなかったりする事があります。

それで、
1.簡単に合わせられるか? 
2.少し頑張れば(練習すれば)、合わせられる範囲か? 
3.まるで、合わせるのが無理か?

などを判定するために、チューナーが必要になります。

音を聞いただけで、合っているかどうか おわかりになる方(絶対音感がある方)は良いですが、そうでない方がチューナーを用いず、 試奏して買ってきた場合、気に入って買ってきたのに、正確なピッチに合わせられないと言うことが起きます。
管理人も、随分失敗しています、最高音がミ♯までしか上がりきらないアルトC管とか、まるでピッチバランスの悪い音痴オカリーナとか、最低音はラのはずが、シだったり・・・

自分の吹きやすい息の強さよりも、強い息を必要とするオカリーナは、フレーズの途中で息切れしてフレーズが吹ききれません。 思いっきり吹きますので、音色も乱暴な音色、鼻づまり音になりがちです。

制作者の中には、その楽器が一番美しく鳴る息の強さを無視して、ピッチ調整している人がおります。 オカリーナは、楽器なのです、楽器は音色が命なのです、ピッチを合わせようとそちらにばかり気を取られて、音色を犠牲にしては本末転倒です。
いくらピッチが正確でも そんな音色の楽器は、吹く気になりません。

自分の吹きやすい息の強さよりも、弱い息で鳴らすように調律されているオカリーナは、ピッチを合わせるのが難しいです。
強く吹いて合わせるのより、弱く吹いて合わせる方が、難しいのです。
必要とする息が、自分の吹きやすい息の強さよりも、あまりにも弱いと、ピッチがふらふらと定まらず、音色もひょろひょろと弱々しく、とても歌う事など出来ません。

一人で吹くのでしたら、C管を半音上げてCis管として吹こうが、半音下げてH管として吹こうが、ピッチバランスさえ良ければ、さほど問題はありません。
なお、チューナーを用いて、オカリーナのピッチを正確に計るには、訓練が必要です。普段からチューナーを使い、チューナーの扱いに慣れましょう。

オカリーナほうむぺえじ管理人】


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