オカリーナは見てくれ? それとも中身?


楽器は音色が命! 音色が良ければ、楽器として音程がしっかりしていれば、見てくれが悪くても、かまわない。
要は「中身である!」

世間には、とても綺麗なオカリーナ、可愛らしいオカリーナが売られています。つい、吹きたくなって手にとってしまうのは、私だけでは ないでしょう。
どんな綺麗な音色を奏でてくれるだろうと、期待に胸膨らませ、わくわくしながら吹いてみます。
期待通りなら、迷わず買ってくるのですが・・・、これがなかなか・・・です。
でも、試奏出来たものは、「がっかり〜!」だけですむのですが、遠方のため試奏出来なかったり、 「とにかく音色の良いオカリーナだから、お勧めします」などと言われ、注文してみたら、どういう訳か、管理人の所に 届くのは、推薦者の物とは違うらしく、「はずれ!」ばかり! 管理人・・・ついてない!
それで、いつの間にか、「見てくれはどうでも良い、楽器として正確なものが欲しい、音色の美しいのが欲しい、かすれないのが欲しい!」と相成りました。

管理人・・・自分で焼成するようになりましたら、オカリーナの外見にもこだわれるようになりました。
土を吟味し、焼成方法を検討し、焼き上がった物の仕上げを工夫し・・・
こだわればこだわるほど、美しい物が出来るようになりました。
窯を開けた瞬間、先ず目に飛び込んでくるのは、外見です。 「あっ、な〜んて美しく焼けたのだろう!」と、先ず目で楽しみます。 次に、全開音を出してみて、出ればとりあえずOK! 仕上げ作業にとりかかります。出ないものはそのままゴミ箱行き! 

仕上げ後は、試奏して、音の出具合、音程バランス、音色をチェックします。
ここでまた、音程バランスが狂って調整できないもの、高音の出が悪いもの、雑音が入るもの、音色が気に入らないもの・・・が、 ゴミ箱に行きます。
特に美しく焼き上がったものが、ここまで生き残るとは限らないです。綺麗なのにもったいないなぁ、と思いながら、ゴミ箱へ!
中身が同じなら、外見は綺麗な方が良いです。

お茶碗の糸底のように、素焼きのまんま・・・なんてオカリーナも売っていますが、管理人は手に取る気にもなりません。
外見の美しいものが、必ずしも、楽器として優れているとは言えませんが、楽器として優れているものは、外見も美しいと思いますし、 そうありたいと思います。

外見の美しいオカリーナを、期待に胸膨らませて、手に取ってみる・・・管理人、この癖がやめられそうもありません。

平成13年5月5日


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