ミラクルフルーツ
人目のお客様です(2001,2,8からカウント)
「ミラクルフルーツ」は西アフリカ原産の潅木の20mmくらいの小さな赤い果実で、これを食べたあと2時間くらい酸味を甘く感じさせる不思議な性質があります。
アフリカの人々が酸っぱい椰子酒やパンを食べる前にこの果実を食べる習慣を日本の横浜国立大学・栗原良枝教授が見つけ、長年にわたり研究を続け、世界で始めてこの不思議な作用をもたらす物質「ミラクリン」の科学構造を決定いたしました。その結果にわかに世界中の医学・薬学・植物学会などから注目を浴びています。
この酸味を、甘味に変える性質は、糖分を制限されている方に福音となりました。
<ミラクリン>
酸味を甘く感じさせる物質は、果肉の中に含まれているミラクリンという糖タンパク質です。果肉より抽出したミラクリンは安全な添加物として厚生省の認可を受けています。(厚生省告示120号)
一個の生の「ミラクルフルーツ」での甘味誘導持続時間は2時間くらい。冷凍果実では1時間程です。
<ミラクルフルーツの利用方法>
1, 「すっぱいモノ」を沢山用意します。レモン、グレープフルーツ、梅干し、酢等を用意します。
2, ミラクルフルーツを試す前に、上記の「すっぱいモノ」を食してみます。すっぱいでしょう (^^;
3, ぶどうの実のようなミラクルフルーツを口に含み、皮を破り、3〜4分間、舌にこすり付けます。ミラクルフルーツの果肉の成分が舌の味覚器官に作用してすっぱい物を甘く感じさせるわけですので、(表現が難しいですが)十分舌に塗りつける必要があるのです(種を噛まない事、果汁を飲み込まない事を守ってください)。
4, 3〜4分間過ぎたら、種を出します。果皮と果肉は飲み込んでも大丈夫です。
5, ここでいよいよ、いろいろ集めておいた「すっぱいモノ」を召し上がってください。
6, ご感想をどうぞ。
>>>>>>>注意<<<<<<<
ミラクルフルーツの効果によってすっぱい食品も甘くおいしくなりますので、食べ過ぎや飲みすぎで、胃を壊さないように注意してください。 (甘く感じるだけで酸はそのままです。特に、酢も直接飲めますが、ムセますし、かなり酸が強いので注意が必要です)。
ミラクルフルーツの効果や持続時間には個人差があります。味覚の変化に飛び上がらんばかりの人もいれば、全く感じない人もいます (全く感じない人は使用方法が正しくない可能性があります。上の「3番」を確実に実行してください)。また、効果の持続も冷凍した物は1時間くらい、生物(ナマモノ)は2時間程度になるようです。(冷凍したモノは凍った状態で食してください、解凍が始まると急激に成分の分解が始まり、効果がなくなります)
賞味期限は収穫後3週間ほど(カビたり、腐ったりしなければドライフルーツ状態でも食せます)ですが食感が良いのは1週間ほどです。1週間以内に食す事が出来なければ冷凍されることを薦めます。が、冷凍した種は発芽しません。自分で栽培したい時は生の状態の種を植えてください
<ミラクルフルーツの入手方法>
私がミラクルフルーツの栽培を始めたのが1997年7月です。
葉山の「ペスカトーレHAYAMA」さんで木を購入したのが始まりですが、温度の管理が大変でした。今は良い環境が作れたので、この頃はかなり実を付けます。
時々、Yahooのオークション に「nanayuzawa」の名前で「200円/個」で出品していますので、「ミラクルフルーツ」で検索してみてください。ミラクルフルーツ栽培記録ページへ