風と光と大地の詩
jiji-hohdan



2020・4・20

 どこかの国のリーダーが言ったようにコロナとの戦いは「戦争」であって、しかも総力戦である。前回の総力戦で我が国は惨憺たる敗北を喫したが今回の総力戦は負けるわけにはいかない。ギリギリ持ちこたえているなどというミスリーディングなメッセージを政治家に向かってしない方がいい。それならばと彼らは何もしてくれない。医療を支えるために、いま自分たちで何ができるか考えてとにかくできることをしていこう。


2020・4・17

 A爺「緊急事態宣言が全国に広がったね。一律10万円の支給も決まったらしい。何となく迷走とか混沌とかいう様相を呈してきたね」
 B爺「逆行じゃないからまだいいじゃないか。図体が大きい船は簡単に方向を変えたり止まったりできないよ」
 A爺「その割に船頭多くしてっていう感じじゃないか。巨艦大砲主義にこだわって飛行機の機動性に対応できなかった轍を踏んではしないか」
 B爺「たしかに飛行機は機動的だが、無いものは振れないからね。金は無い、権限は無い」
 A爺「地域によって、業種によって、人によって困っている内容も程度も違うと思うんだけど、何で対策や手当てが一律なのかね。医療関係者は金よりモノとヒトが不足して困ってると思うんだけど。まさか金には困ってないだろうって召し上げはないんだろうね」
 B爺「まさかね。だけど憎まれ役には誰もなりたくないからね。右へならえってなったときにならえませんって言える人がいるかどうか」
 A爺「いつになったら正論を言っても叩かれない、飛ばされない、無視されない世の中になるのかね」
 B爺「いつの時代も孤立無援なのが正論さ」


2020・4・14

 強力な感染症との戦いは社会の人々が結束し連帯して立ち向かわなくては勝てない。自分のことしか考えない人や人の足を引っ張る人、人の困っているのを見て見ぬ振りをする人の多い社会は恐らく感染症に負けるだろう。今こそ“one for all,all for one”の精神が必要なのではなかろうか。


2020・4・11

 コロナ対応で国柄、民度の違いが現れる。市民を、都市を守るため躊躇なく強権を発動し、それに反発も反感もあまり見られない国があるかと思えば、国民、住民の生命を守るために私権に配慮、忖度しておっかなびっくり自粛のお願いから要請に踏み込むと「休業するから金をくれ」とばかり当事者意識ゼロの方々。店で感染者が出れば無条件で閉鎖になるから感染源の情報は出さない。人が来て、食べてナンボの商売ではたしかに休業は死活問題だ。固定給の入る人はいいよとばかり「痛みを分かち合え」という声も。けれど職業選択の自由はあるし、バブルの時にはよかったろうに、悪い時だけ上頼みか。そんなこと言えば分断と反目と猜疑と妬みと恨みのスパイラルだ。カミュの描かなかった等身大のヒーローはどこかにいるはずだ。


2020・4・8

 「緊急事態宣言」が出たが、ある人に言わせれば「遅きに失した」感がある。それにしても、何より怖いのは、当事者意識の希薄な「他人事感」と「被害者意識」ではなかろうか。ある国の指導者ははっきり「これは戦争だ」と言った。いつも政策決定は「お上」がして、自分たちは良きにつけ悪しきにつけ、それに巻き込まれる受け身でしかなく、「公共性」について意識も思考も重ねてこなかったツケではなかろうか。


2020・4・4

 グローバリゼーションとは、一国の大臣が国民の命を守るためマスクを増産し流通させると断言しておきながら、実際は外国からの輸入がままならず、通販サイトで高額なまがい品が出品されるということか。食料安全保障についてもわが国はまったく心もとない現状だ。


2020・4・3

 医療関係者や自治体が待っている緊急事態宣言は出ません。経済界をはじめ反対意見があるからです。もういい加減に永田町と霞が関に自分たちの命を任せるのをやめませんか。最も現場から遠く、最も実態を知らない人たちに何で政策決定を任せておくのですか。


2020・4・1

 マスクがない。医療現場でも足りないらしい。すでに現場は非常事態であろう。空手形を乱発し、かえって現場の混乱を引き起こすのは昨年の台風での電力復旧の時に懲りなかったのか。どこでマスクを作っているのか知らないが、専売公社や配給制の経験がある国でやっていることとは思えない。もっとも闇市の経験もあるのだった。すでに克服したという国はどんどん世界人類のため経験した情報、知見を流して欲しい。ウィルスだけ流されたのではたまらない。どこか天の方から降りてくるかもしれない託宣を待っていて、目の前に迫ってくる津波から命を守れなかった悲劇を無駄にしてはならない。株価と命とどっちが大事なんだ。






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