◆ 藍を育てる ◆







これが藍の種です。
大きさはゴマよりもうすこし小さいくらいです。





地域にも因りますが2月から3月の暖かい時に
種をまきます
移植のためのプランターです。





左側の樽に入っているものが、12月に採取した藍の種です。









枯れた穂先に無数の小さな種が生っています。
お米の様に見えますが、これが藍の種です。





一面、多量に蒔きます。





霜や鳥に注意して室内や屋外の温暖なところに
置き、種が流れないように時々水遣りをします。





3〜4週間後
プランターの土が
丸く小さな双葉で埋まってきました。





さらに1週間後の様子。
5センチくらいの高さまで育ったら
プランターから畑へと移植してあげます。





約20センチ間隔で、スコップを使って丁寧に移植します。
雨量が少ない場合はトラックで水を運び、如雨露で水遣りをします。





移植後2週間





そして1ヶ月後
夏本番を迎える頃には葉が大きく、緑も濃くなり
成長のスピードも速くなっていきます。





7月の下旬。
30センチほどの高さまで育ちました。
苗の頃と比べ、かなりたくましい姿になりました。
ここまで来たら、いよいよ収穫時です。





タデ科の藍なので60センチ位まで育ちますが
茎ばかり成長してしまうので、
あまり伸びないうちに刈り取った方が良いかもしれません。





根本から10センチほど残し、鎌を使って葉を茎ごと刈り取ります。
刈った葉茎は切り株の横に置き、順々と刈り進めていきます。





刈り取った後の様子。
地面に横たえているのが葉の部分です。
この時点で、刈り取った葉は回収しません。
そのまま重ならないよう地面に広げ、乾燥させるためにしばらく放置します。





刈り取った翌日、再び畑へ行ってみると
地面に広げた藍の葉の表面は乾燥し縮れていますが、
太陽光が十分に当たっていない裏面は水分が飛ばず、刈り取ったままの状態です。
ここで一度、表裏をひっくり返し、まんべんなく日光を当ててやります。
そして10日程度、完全に乾燥するまで放置します。




10日後、カラカラに乾いた藍の葉を回収します。
短時間で乾燥すると、このように蒼色に変わります。

ここまで来て、やっと藍の色を抽出できる状態になりました。
抽出〜藍染めまでの工程は、
別項*にてご紹介させていただきます。
(※只今ページ作成中です)





葉の収穫を終えた藍は、
秋になるとピンク色の小さな
花をもちます。






11月末、葉の色が変わってきました。





12月の初めごろには、
役目を終えた藍が完全に枯れてしまいました。
花が咲いていた穂先に種が付いてます。
ここから種を採取し、春になると再び土へ蒔いて
藍を育てていきます。


藍を栽培してみたい方は\300の切手を貼った封筒を送って頂ければ種を送ります。
その条件として、この藍で染めた作品の写真を送ってください。ジャンル 納期は問いません。

 


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