焼き尽くされた炭のごとく

早朝の散歩道を
焼き尽くされた炭のごとく
歩くあなたの目に

榛名山は
赤城山はどんな風に
見えていたのだろうか

あの朝私は
ダークマターは
言語によって
言語を疑う自己撞着だと
ぼんやり考えていた

そんなことはどうでもよかった




梅雨の空