後ろの正面だあれ

風呂場で目を閉じる
皮膚全体が
ありもしない存在に
見つめられる
触れられる

僕の中の別の目が
外から僕に
息を吹きかける

耐えられず目を開けると
光が僕をなぐさめる
落ち着かせる
自分の場所を
教えてくれる

風呂場で目を閉じると
すぐさま僕は
戒厳令の中