取り外したハブとブレーキローターです。撮影の為ホイールに乗せています。
グリースシール(FTC2783=FTC4785)とインナーベアリング(RTC3429)は外してあります。
※グリースシールは再使用できません。

5本のボルトを外してローターとハブを分離するのですが、固着しているため分離には苦労します。
万力に固定して鉄板を介してハンマーで叩きながら分離しました。


インナーとアウターのベアリング(RTC3429)は灯油とパーツクリーナーで洗浄後点検します。
痛みがひどい場合には交換するのですが、ハブ内にアウターレースが残っているためこれを抜き取る作業が必要になります。

上の画像は抜き取った後に新しいアウターレースを圧入しています。外した古いアウターレースを下駄にして更に深く圧入します。


圧入が終わったアウターレースが奥までしっかり入っているかノギスで確認中です。

これが曲がっていればブレーキローターもタイヤも正確に回りません。


ベアリングを組み込む前にベアリンググリースをたっぷりと塗ります。


新しいブレーキローターを結合する前にグリスを塗っておくと少しは楽に組めるかもしれません。