実は昨日が「県民の日」だったということを、
いったい何人の人が覚えていたことだろうか？
国民文化祭ムード一色の県庁では、きっと誰も覚えていないに違いない。

かなり前から思ってはいたことだったが、
なぜ国民文化祭を「県民の日にやろうとしない」のだろうか？

国民文化祭は文化庁の（非常に数少ない）所管事業であり、
文化の日を記念して毎年行われていることは、私も重々承知である。
しかし「当県としての独自色を」出したい知事ならば、
あえて開催期間を「県民の日から文化の日まで」としても、
文化庁から文句を言われることなどなかったのではないだろうか？

県民の日と、国民文化祭で、２度オイシイとでも思ったのだろうか？
それとも、某ディズニーランドの県民の日割引に客を取られることが、
よほど怖かったのだろうか？(笑)

もしかしたら、県民の日のすぐ翌週に開会式を持ってきたその理由は、
「文化の日が晴れの特異日である」ことを利用したいのだろうか？

「特異日」とは、同じ日付の天気が毎年変わらないので、
気象学的な理由はわからないが、天気の予測がしやすい日付のことを言う。
「文化の日」の他には、１０月１０日の「旧・体育の日」が有名である。
余談だが、東京オリンピックの開会式は、
この「晴れの特異日」であることから１０月１０日に決められたらしい。
１０月第２月曜の「新・体育の日」は、特異日をないがしろにする物である。

県庁前ひろばで、すなわち屋外で開会式を開催するのならば、
当然、晴れていた方がイイに決まっている。
なるほど、科学的根拠こそないが、非常に合理的な理由である。

しかし、それならどうして「ぐん○アリーナ」を抑えておくのか？

実は、開会式が雨天となって県庁前ひろばが使えなくなった場合に備えて、
県総合スポーツセンターの「ぐん○アリーナ」にも、
「県庁前ひろばと同じ席数のステージが準備」されているそうである。
特異日だもん、無駄になっちゃうわな。

つーか、そんなに不安だったら最初からぐん○アリーナでやれよ。
無理してまで皇太子に立派な県庁舎を見せようとするんじゃない！