山の神さま

山でりんごを食べた

晴れの世界と
曇りの世界とが
そこではっきり
分かれていた

崖淵に立つと
ぼくは光を浴びて
霧の中へと
まるで
神になった

風が下から吹き上げていた
大きなおならが出た