運動方針

2009年度運動方針
スローガン
「守ろう 教育と生活!」
<より良い教育・より良い職場・より良い生活を実現しよう>

1 子どもたちが生き生きと学べる学校づくり、子どもたちの視点に立った教育をめざします
(1) 組合員・分会からの要求をもとに、教育環境を充実させるための教育予算の充実を求めます。
(2) 教育免許更新制度上の矛盾点や学校現場で起こり得る問題点を明らかにするとともに、学校現場の混乱と受講者の負担、人材確保の困難さなどの課題が改善されるよう取り組みます。また、廃止に向けた取り組みにも参加します。
(3) 政府与党や教育再生会議が進める学校現場を無視した「改革」に反対し、国家による教育の管理統制を許さない取り組みを行います。
(4) 教育の機会均等と教育水準を守るため、義務教育費国庫負担制度の国の負担率2分の1への復元に向けた取り組みを進めます。
(5) 子どもの安全確保対策のための予算の増額をはじめ、学校のニーズや実態に則した教育施策を求めます。
(6) 学力テスト結果の扱いについては、競争や序列化につながらないような適切な処理を求めます。
(7) 県教組本部と協力し、30人以下学級の拡大をめざします。
(8) 「おおた子ども教育文化研究所」の取り組みの充実を図り、平和資料展を実施します。
(9) 「新しい職」について、学校の管理強化ではなく、教員の子どもと向き合う時間の拡充のための配置との考えから、協力・協働の学校運営組織や職務内容に関わって交渉を行い、引き続き拙速導入しないよう求めます。

2 心身共に健康で働ける職場、豊かさを実感できる生活の実現をめざします。
(1)県教組本部・日教組などと連携して、教職員給与水準や諸手当の維持・改善を求める取り組みを進めます。また、県職連交渉に参加し、勤務条件・諸権利の改善を進めます。
(2)「新しい人事評価制度」の運用にあたっては、その趣旨を生かしたものとなるよう求めていきます。
(3)公務員制度改革にむけて、予想される労働協約締結の内容について研修し、来る時期に備えるための活動に努めます。
(4)勤務時間の適正化や休憩時間の確保等、「多忙化解消の指針」の趣旨徹底を教委や校長会等に求めていきます。
(5)組合員の異動希望実現のため、教委・教育事務所等への働きかけを進めます。
(6)学校現場における労働安全衛生体制を確立し、安全な職場で健康に働けるよう県・市教委への取り組みを強化します。

3 組織の強化・拡大を進め、運動の前進をめざします
(1) 若い組合員を増やす取り組みをより一層強化し、組織拡大に努めます。
(2) 定期的に支部ニュースを発行して、組合の取り組みの紹介や直面する諸課題に関する情報提供を行います。
(3) より多くの組合員の声を反映した取り組みを進めるために、支部委員会の活性化を図ります。
(4) OENクラブの活動などを通じて、分会や組合員の活動を応援します。
(5) 教育研究や学習会、インターネットの利用など、組合員相互の交流や情報交換の場の設定に努めます。
(6) 教育の充実・教職員の権利や生活の向上を図るため、首長や議員、連合地協や地区労等の関連団体に働きかけを行います。
(7) 教育現場の現状や課題が国政や地方自治に反映されるよう、各種選挙において推薦議員の当選に向けて取り組みます。また、次期参議院選挙における日政連議員「なたにや正義」の当選のための周知活動を展開します。

4 安心して暮らせる社会の実現をめざします
(1)「子どもの権利条約」が生かされる学校・社会をめざす取り組みを進めます。
(2)人権・平和・環境への関心を高め、学習の機会を提供するとともに、それらを守る諸行動に参加します。
(3)憲法改悪を阻止するための諸行動に、県教組や日教組、関連団体等とともに取り組みます。
(4)年金・医療等、社会保障制度の充実を求めるため、県教組本部や日教組、関連団体とともに諸行動に取り組みます。

過去の運動方針
 ・2008(平成20)年度
 ・2007(平成19)年度
 ・2005(平成17)年度