皆さん こんにちは。 "de Tull" 担当の川島映子です。 実は... 私、とても幸運な事に、文化庁の在外研修員となり、2000年秋〜2001年春にかけてイギリスの「ROYAL
OPER HOUSE」(R・O・H)にて衣裳の勉強をしてきました。 「Morning!!」 「Eiko, Can you do this?」といって渡された、ある日の私の仕事は、とてもステキな仕事でした。バレエ「ロミオ&ジュリエット」のジュリエットの衣裳に付いているデコレーションを新しくつけ直す仕事でした。渡された衣裳は5着「主役が5人もいるなんてさすがにR・O・H...」と想いながらネームシールを見ていたら「SYLVIE
GUILLEM」というアルファベットが目に飛び込んできました。ギエムは私が大好きなバレリーナ。そして、次に同じ日本人としてここで活躍している
吉田都
さんの衣裳もありました。世界の第一線で活躍しているバレリーナの衣裳に針を入れる事が出来るなんてとても光栄なことです。緊張していたのか、うれしさで興奮していたのかわかりませんが、針穴に糸がなかなか通りませんでした。すり切れたり、ほつれたりしている飾りを丁寧にほどいて、新しいブレードやリボンレースなどを縫いつけると、ちょっとくたびれていた衣裳もイキイキと美しくよみがえります。仕上がった衣裳をハンガーラックにさげて、一つ一つを手にとって眺め、別れを惜しみました。
ランチタイムは、ほとんどカンティーンと呼ばれる社員食堂で過ごします。
私の楽しみは、ここで美しいダンサーの姿を見ること。ランチを食べる姿、友達と語り合う姿、長い足を組んで椅子に座り、舞台の上とは違う表情をしたダンサー達を眺めながら、極上のランチタイムを楽しみました。 生活習慣の違い、言葉の問題など、時々大変なこともありましたが、親切で楽しい友達に囲まれて充実した研修生活を送ってきました。 「See You Tomorrow!」この言葉で私のR・O・Hでの一日は終わりました。 つづく... |
★次回は、「初めてのR・O・H」をお送りする予定です。 |
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