7月某日夏休みを取るにあたって外国でも使える携帯電話をレンタルする。何も起こらないことが一番良いのだがもしもの時に備えて借りることにする。NTTドコモは、VODAPHONEのように世界共通どこででも使えるようにするべきだ。FOMAでは世界で使用できるそうだ。しかし、FOMAは現携帯電話ほど普及は芳しくない。戦略に失敗か。とにかく電話が掛かってこないことに一安心。
7月某日入居者が退院する。この人は他への暴力、異食がひどく入院していただいたが、入院する病院が無くやっとの思いで入院したが、他への暴力は何とか治ったが異食については治らないまま退院する。医師によると異食を治す治療法は無いとのこと。後は異食しても大丈夫の物しか置かないか、全て目の触れない場所に片づけるしかないのか。誰か教えてください。
7月某日職員採用試験で面接を行う。来年度採用ではなく、来月で辞める職員の補充である。今年採用した職員であったが、やはり親元を離れた職員では無理なのか。親元に戻って老健施設で働くという。
7月某日今日は特養入居者が昼食を選ぶお好み食の日である。天丼7,玉子丼9,カツ丼3,ラーメン7,親子丼1,冷やし中華3,南蛮そば1である。残りの人は普通の昼食である。たまには店屋物を食べるのもおいしい。
7月某日デイのパート職員を募集する事になった、デイの職員が妊娠し、産休育休を取ることになったための人員補充である。これで今2人産休育休をしているので3人目になる。産休育休中の職員のやりくりは大変である。過去には派遣職員で凌いだが今度はどうするか。厚生労働省は盛んに働く人が辞めずに済むような政策を進めているが、実際現場では職員の補充やりくりが大変で、国全体ではなかなかうまくいかないのも頷ける。ただ、今後の労働力人口減少に備えていかに労働者を確保するのかという問題との兼ね合いで、労務管理をしていかねばならないことだけは確かである。
7月某日ケアハウス入居者がやっと決まった。夫婦ではなく単身者である。新聞に載せたり介護支援センターに頼んだり、民生委員に頼んだりしたが、夫婦での入居者は決まらなかった。当ケアハウスは管理費が0円で食費込みで年間150万円の年収の人で月5万円程度であるのに決まらなかった。
7月某日今日はデイサービス蓮花での介護者教室である。デイサービス蓮花は昨年7月、ロータスから南4q医師会病院の近くに開設した単独の通所介護施設である。民生委員、ボランテイア等約70人が集まり、蓮花の施設紹介と、転倒予防について講義やゲームについて1時間30分勉強し合った。このような介護者教室は大変大事であって、特に介護を必要としない老人を増やす体制作りは今後の老人問題では重要課題である。
8月某日教員の社会参加体験として2名の教員が実習に来る。教員の実習はここ数年多くなり当施設でも受け入れている。私も大学を卒業してすぐに教員になり社会体験も無いままに生徒たちに社会の仕組みやらを教えた経験があり、今ひとつ実感がなかったことを覚えている。そういう点では天狗になり易い教員に介護体験をしてもらうのは必要であろう。
8月某日群馬県老人福祉施設協議会理事会に出席する。議題は「会計処理について」と「全国老施協会費改定について」であった。会計処理については、会計基準と指導指針の2つ有り、全国老施協としては指導指針を薦めているが、その選択は各施設に任せられている。当施設は、保育所もあり、また2つの間には総際立つ違いはないので顧問税理士と相談し、会計基準を選択することにする(詳しくは施設長の独り言3話−金−)。
全国老施協会費改定については、反対を表明した。余りにも事業が多すぎ、真に必要な事業なのか精査すべきであり、はじめに事業有りきではいくらお金があっても足らない。
8月某日今日は半日出勤の日である。今日、明日と伊勢崎祭りであるが、今日は台風が上陸したとかで伊勢崎祭りの今日の日程は中止となる。上植木本町の山車が、出席できないのでロータスにきて景気づけてくれた。ありがたたことです。デイサービス、ケアハウス、特養の老人たちが喜んでくれた。それにしても今年の陽気は10年前よりひどい。10年前の8月から当施設の建築工事が始まったので良く覚えている。暑いときは暑いのが自然の理にかなって良いことだが、涼しいこともあり8月分の電気代は対前年25万円減である。
8月某日月1回のケアマネ会議が開かれる。このケアマネ会議は在宅部門併せて6名のケアマネが日頃の問題点、困難事例について話し合う場である。当施設のケアマネは在宅介護支援センター、デイサービス、ヘルパー派遣部門に所属して、実際のサービス提供も行っている。当施設は、ケアマネだからといって相談ばかりでは利用者・家族の要望は把握できないと考えている。200名近くのマネージメントをするのは大変である。特にショートステイの希望が多くケアマネを行う利用者数はショートステイ床の確保で決まってくる。
8月某日今日は特養の納涼祭である。余りにもの寒さで庭でなく食堂で行う。地元有志のフラダンス、職員手作りの御神輿、スイカ割りそしてイベント食と盛りだくさんの中で、家族も20名も参加してくれ盛会の内に終了した。食事は家族が来た利用者は一緒に食べひとときの団欒を楽しんだ。
8月某日給食会議で、肉のまずさを指摘する。安かろうまずかろうで給食を作ってもらっては困る。14年度の1日当たりの給食単価は、ロータスで896円、ケアハウスは838円である。特に米は新潟産魚沼産コシヒカリを米販売会社のご厚意で1s400円で仕入れさせていただいている。感謝。この米を使って職員食も出しており職員は感謝せねばならない。
8月某日今日はケアハウスの納涼祭である。ケアハウス食堂を会場にして入居者が自分たちで焼きそば、おでん、きんぴら、いなり寿司を作ってお客をもてなす利用者主体の納涼祭である。お茶席を設け茶道の先生がお茶を点ててくれ、また家族、地元の人たち、職員そして当法人の理事長・監事も出席し和やかに楽しく午前から午後にかけて過ごした。
8月某日朝礼で苦言を呈する。「行った責任は問わないが、報告しない責任は問う。些細なことが積み重なって大きな事故につながるのだからどんな小さな事もきちんと報告すること」
群馬県老施協ホームページ(http://www.jsgunma.jp)
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