【 トラウマ体験被害者の声 】   赤城高原ホスピタル

(改訂: 02/10/02、)


[恐怖の寝言]

 24歳の妻は、今でも悪夢にうなされ、寝言を言います。「縛りつけないで」「頭から砂をかけないで」「私が何悪いことしたん」「男みたいやからって、いじめんでもいいやろ」などと言うのです。小学校の頃いじめにあったと聞いていたし、妻はその話題を避けているようなので、これまではそれ以上聞かずにいました。

 でもある日、ぞっとするような寝言を聞きました。「いやー!勘弁して、許して、虫を食べさせないで」と叫んだのです。それで妻を揺り起こしたのです。妻の話しは以下のようなものでした。小学校時代、妻は父の仕事の関係で引越しが多く、学校も4ヵ所替わりました。そのうちのひとつの公立校でひどいいじめにあいました。毎日縛り付けて殴られ、とうとうむりやり虫を食べさせられました。カナブンやゲジゲジなどです。学校の先生に言ったら殺すと言われていました。父は仕事で忙しく、母はうつ病で治療中だったので、誰にもいえませんでした。(摂食障害+自傷行為、24歳の夫の証言)










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AKH 文責:竹村道夫(初版:02/10) 


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